「触ってみるか?」
八重樫さんが僕を見て言った。
「えっ」
少しドキドキした。お尻の穴の中、つまりうんこの通り道だ。でも、そこって太陽の体の内側だ。赤くてヌメヌメしていて、なんだかきれいに見える。体の中を僕が触る。太陽の中を触る。太陽を、僕は・・・
指を伸ばした。その指が少し震えている。太陽は僕を、僕の手を、僕の指を見ている。呼吸が速くなっている。それは僕も同じだ。
「はぁ、はぁ」
自分の呼吸の音がやけに大きく聞こえる。
指がその赤い部分に触れた。
「あっ」
太陽が声を上げる。そこを指先でなぞる。思ったよりも暖かい。
「これが・・・太陽の、中」
少し指を中まで入れてみる。そこを撫でる。太陽の内側を撫でる。
「ああっ」
太陽の体が少し震えた。
「おいっ」
「しっ」
声が聞こえる。何かを言い掛けた声。何を言おうとしたのか僕には分かっていた。僕はズボンのチャックを下ろして、その中に手を入れて、ボクブリの上からちんこを撫でていた。
「脱げばいいのに」
その声の方を見る。今宮さんだ。ゆっくりと顔を戻す。太陽を見る。お尻の穴がぽっかりと開いている。そして、開いた部分から奧が見えている。柔らかそうなその部分。柔らかくて、弱そうで、無防備だ。
僕の中に衝動が湧き上がった。
僕はぽっかり開いた太陽の穴を見ながら想像していた。
「ダイナマイトで粉々に吹っ飛ばしてきた」
城戸さんが言っていたことを思い出す。ドラム缶の中に誰かを押し込んで、コンクリートで固めて、ダイナマイトで木っ端みじんにする光景。その誰かが、もし・・・・・
「ダイナマイトとか突っ込んだら、どうなるのかな?」
僕は言った。
「おいおい」
たぶん、佐伯さんの声。
「下半身吹き飛んで、辺りは肉片が飛び散って凄いことになるだろうな」
誰の声か分からない。顔を上げて見ると、城戸さんと目が合った。
「おいおい、やっかいごとは止めてくれ」
椎名さんの声だ。
「ここで爆発なんてあったら、あんたんとこが出張ることになるからな」
「だから止めろって」
八重樫さんと椎名さんが言い合っている。たぶん、冗談なんだろう。そんな会話の最中も、僕は太陽の内側に見とれ、その感触を楽しんでいる。そして、想像している。
「ダイナマイトはないな」
城戸さんがぽつりと言った。
「手榴弾なら」
「止めろって」
僕は穴の奧に指を入れる。
「手榴弾・・・」
想像する。太陽のお尻の穴に手榴弾を入れる。奥まで入れる。ピンを抜く。少しだけ間があって、次の瞬間、大きな音と共に太陽の下半身がはじけ飛ぶ。部屋中に太陽の肉片が飛び散って、僕や他の人にもこびりつく。太陽は死にそうになってひいひい言っている・・・・・
「あるんですか?」
城戸さんを見上げた。
「欲しいのか?」
分からなかった。自分が何を考えているのか、どうしたいのか分からなかった。ただ、その時、その瞬間、太陽を滅茶苦茶にしたいという衝動が僕の中に広がっていた。
「ここ、どれくらい広がるの?」
手榴弾を太陽のお尻の穴に入れることを想像する。
「まぁ、腕も入るからな」
「腕・・・」
自分の腕を見る。
「入れてみるか?」
僕の横に八重樫さんがしゃがんで、ローションを僕の目の前にかざす。
「ほら、腕出して」
言われるがままに僕は腕を突き出した。
「やる気だ」
今宮さんの声がした。僕の腕にローションが垂らされ、腕中に塗り広げられる。
「ほら」
息苦しさを感じる。それくらい僕は興奮しているんだ。手を太陽の穴に添える。
「一気にいけ」
その言葉に従った。
「うぐぁ」
太陽の悲鳴が聞こえた。それでも僕は腕を太陽の穴に押し付ける。
「よし、そのまま押し込め」
手を押し込むというよりも、手に体重を掛ける感じだ。
「うごぉ」
ずぼっと音がした。いや、気のせいかも知れないけど、僕にははっきりと聞こえた。僕の腕が太陽のお尻の穴の中に入っていた。
「すげぇな」
「中学生で入る方も入る方だけど、入れる方も入れる方だ」
もう誰の声か分からない。心臓がドキドキしていた。それが大きな音になって聞こえる。頭の中に鳴り響いている。
「動かせ」
僕の横で八重樫さんが手を動かして見せた。それをまねして手を動かす。
「くふっ」
暖かい太陽の中が僕を迎える。手を動かしてそこをかき回す。
「ぐひっ」
太陽が面白い声を上げる。太陽のちんこが萎えている。
「痛い?」
すると太陽が頭を激しく左右に振る。
「気持ちいいんだろ?」
頭を上下させる。そして潤んだ目で僕に言う。
「諒君、壊して・・・俺を壊してください」
僕は太陽の喘ぎ声を聞きながら、夢中で腕を動かした。
「そのまま、中で拳を握って」
八重樫さんが僕の耳元で言った。その通りにする。
「握ったまま、一気に引き抜くんだ」
「ぎゃあっ」
その通りにした僕の前で、太陽が大きな声を、悲鳴を上げた。
それと同時に、太陽のちんこから大量の精液が飛び出して、太陽の頭の向こうに飛んでいった。
僕のボクブリの中でも、生暖かい物が溢れ出ていた。
ぐちゅぐちゅと音がしている。
喘ぎ声も聞こえる。
僕はソファでぐったりとそれを聞いていた。太陽に腕を入れて、握った拳を引き抜いて僕は射精していた。その後少し目の前が暗くなって、ソファに倒れ込んだ。
どれくらい経ってるんだろうか。
その間、ずっとぼんやりと目は開けていた。音も聞こえていた。でも、何も見えてなかったし何も聞こえてなかった。それがようやく少し分かるようになってきた。
目の前では、太陽が次々と犯されていた。半分眠ったような感じでそれを見ている。
僕が腕を入れてあげたあの穴に、今は今宮さんの巨根が入っている。太陽は喘いでいる。気持ち良さそうにしている。さっきからそうだ。城戸さんに掘られてたときも、椎名さんに掘られていたときもそうだった。
「俺も久しぶりにやるか」
八重樫さんが服を脱ぐ。今宮さん程じゃないけど大きめのちんこ。その裏側や付け根、それに玉の袋にいっぱいピアスが付いていた。
(あのまま入れるのかな)
八重樫さんはそのまま挿入した。
「ああっ」
太陽が喘ぐ。
(気持ち良さそう)
その喘ぎ声が気持ちがいいのか痛いのか、僕にもなんとなく分かるようになってきた。
「ほら、ゴリゴリ当たってるだろ?」
八重樫さんが腰を動かす。僕の腕が入ったあの穴を掘る。
(僕の穴なのに)
ふとそんなことを思った。そっと右手をさする。太陽の穴に入った右手。太陽はこれで気持ち良くなって、射精したんだ。それなのに・・・
いつのまにかそんなことを考えている。
(あの穴は僕の物だ)
今は八重樫さんがその僕の穴を使っている。太陽は気持ち良さそうに喘いでいる。
(僕以外で気持ち良くなったらだめなのに)
だからといってあの人達を止めようとは思わない。だって太陽は僕に見られたいんだから。僕も、そんな太陽を見ていたいんだから。
僕がぼんやり見ていることに、太陽が気が付いた。
「もっと、もっと」
僕に見られながら、僕に聞こえるように太陽は言った。
体には、縄の痕がくっきりと浮かんでいた。
「ほら、穴、自分で広げろ」
椎名さんに言われて、太陽は僕の目の前に突き出したお尻の穴に指を突っ込んで、穴を左右に開いた。
「もっとだ」
一旦指を抜いて、左右の指を3本ずつ入れ直して、再度お尻の穴を開く。
「さあ、お前の中、どうなったか見てもらえ」
佐伯さんが僕にペンライトを差し出した。僕はスイッチを入れて、ペンライトを太陽の穴に向けた。
「うわぁ」
赤いその内側の奧に、白い物がある。
「精液、いっぱい出されてる」
僕はライトの角度をいろいろ変えながら、太陽の体の中を照らす。その奧にある白い物を見る。
「こんなに出されて嬉しいんだ」
太陽は穴を広げた姿勢のまま、僕を見てうなずいた。
「さすが変態だ」
そう言われると喜ぶのはもう分かっていた。
「ケツからひり出せ」
椎名さんに言われて太陽は床の上にしゃがむ。そのお尻の下に、佐伯さんが太陽の白ブリを置いた。
「ほら、いいぞ」
太陽のお尻からビチビチと音がして、白ブリの上にそれが滴った。僕はそれを覗き込む。太陽の中に出された5人の精液。それが混ざり合って出てきている。
「うわぁ」
穴から垂れてくるそれを見て僕は声を上げた。思ってたのより遙かに量が多い。しばらく見続けて、それが出て来なくなったら白ブリを太陽のお尻の下から引っ張り出した。
「ほら、舐めて」
それを太陽の顔の前に突き出す。太陽は僕の顔を見て、一瞬嬉しそうな顔をした。
「ほら」
顔に近づける。太陽はその白ブリに顔を近づけ、ひり出した精液を舐め始めた。
「やるねぇ」
今宮さんが言った。
「口開けて」
太陽は素直に口を開く。
「舌出して」
太陽の舌に白ブリを押し付け、さらに丸めて口の中に押し込んだ。
「どう、おいしい?」
太陽はうなずく。
「この、変態がっ」
太陽の股間を蹴った。
「おじゃましました」
僕の前を太陽が歩く。その後ろを僕が歩く。少しズボンが長いけど、太陽の方が背が高いんだから仕方がないだろう。
僕のズボンとボクブリは、僕がボクブリの中で射精してしまったので精液のシミだらけになっていた。だから、僕は太陽のズボンを履いていた。
太陽は僕の精液がたっぷり染みこんだボクブリと、学生ズボンを履いている。僕がそうしろと言った時、太陽は嫌がらなかった。ひょっとしたら喜んでいるのかも知れない。
今日、僕等がしたこと、見たことは誰にも話さない、という約束をした。連絡先も交換した。次に会う日も決めた。もちろん、会って太陽を虐めて遊ぶ日だ。僕等がマンションを出たのは、日付が変わる直前だった。
前を歩く太陽の後ろ姿を見つめる。
あの太陽の体。おしり、ちんこ。男のちんこを舐めて、お尻を掘られて、精液を出されていた。
あのお尻の穴の中の色、その奧にあった精液の色。たくさんの精液。
(今、あいつは僕の精液でベタベタのボクブリを履いているんだ)
あの太陽が。女子にモテる太陽が。
「ねえ」
太陽に声を掛けた。太陽は何も言わずに振り向く。
「ちょっとこっち」
僕は太陽を連れて公園に向かった。
公園には所々灯りが点いていたが、その時間、誰もいなかった。僕等は一緒に一周歩き、入口近くのベンチに座った。
「ずっと、あんなことしてたんだ」
隣で太陽がうなずいた。
「あんなことされて、気持ちいいんだ」
またうなずいた。
「僕のこと、好きなの?」
うなずく。
「本当に?」
うなずく。
「うなずくだけじゃなくて、ちゃんと言って」
すると、太陽が僕を見た。
「諒君のこと、好きだよ」
そう言った。
「僕の奴隷になりたい?」
少しだけ間があった。
「うん」
太陽はうなずいて言った。
「僕にあんなことされたいんだ」
「うん」
太陽が答えた。その後、僕はしばらく何も言わなかった。
「立って」
僕は太陽に命じた。
「はい」
太陽は立ち上がる。
「全部脱いで」
「はい」
まるでそう言われるのを覚悟していたみたいに、太陽は何も躊躇せずに全裸になった。
「勃ってる」
太陽のちんこはまた勃起していた。
「はい」
太陽はそれを隠そうとはしなかった。
「そのまま、さっきみたいに一周してきて」
僕が命じると、太陽は僕に背を向けて公園の中を歩き始めた。
しばらくすると、太陽が戻ってきた。勃起したままだった。
「誰かいた?」
太陽は首を左右に振った。
「そっか、残念」
太陽の体から、精液の匂いがする。僕は太陽が脱いだ僕のボクブリを拾って、精液のシミを顔の前に差し出した。
「ほら」
それ以上言わなくても太陽は分かっていた。全裸のまま僕の前にひざまずき、そのシミを舐め始める。
「美味しい?」
僕の精液なんだから、きっと美味しいに決まってるだろう。太陽は顔を上げて僕を見た。
「美味しい」
そして、またボクブリに舌を伸ばす。
「変態だね」
そんな太陽を見ながら、僕は心を決める。
「お尻の穴、見せて」
太陽は立ち上がって僕にお尻を突き出し、両手でお尻を広げた。穴が丸見えになる。でも、その奧までは見えない。
「こっちに来て」
全裸の太陽を灯りの下に連れて行く。そこでお尻を開かせる。さっきよりは穴がはっきり見えるけど、やっぱり奥までは見えなかった。僕は太陽をその場に立たせたまま、ベンチに戻った。
ベンチから、灯りの下に全裸で立っている太陽を見る。確かに太陽だ。だけど、僕が知っていた太陽じゃなかった。学校での太陽、変態の太陽。僕は太陽を手招きする。
「どっちが本当の太陽なの? 学校と、今日のあの太陽と」
「俺は・・・変態だから」
太陽がそう言った。思った通りだった。
「そっか」
僕は少し腰を浮かせて履いていた太陽の学生ズボンを降ろした。下着は履いてなかったから、僕のちんこが露わになった。太陽はそこを見ている。そこを太陽に見られてる。僕のちんこが勃起する。
「ほら」
まるで「待て」をされていた犬のように、太陽が僕のちんこにむしゃぶりついた。ちんこを咥え、頭を動かす。
「うっ」
太陽の暖かい口の中で、僕のちんこが気持ち良くなる。目の前で太陽の頭が動いている。
(これが太陽・・・)
その頭に手を置く。
「これがホントの太陽なんだね?」
太陽が僕のちんこから口を離して僕を見た。
「そうだよ、諒君」
また僕のちんこを咥える。頭を動かす。気持ち良くなる。
「ほら、もっと」
太陽の坊主頭を掴んで前後に動かす。太陽の口からぐぼぐぼと音がする。太陽の後頭部辺りで両手を組んで、それを引き寄せる。
「うぐっ」
太陽が声を漏らす。その顔を、口を股間に押し付ける。
「この、変態が」
僕はそう太陽に言う。太陽は僕のを咥えながらうなずく。
そんな太陽の口を使いながら、僕は右腕をさすった。
「これ入れられて、気持ち良かったんだもんな」
太陽が一瞬顔を上げて、チラリと僕を、僕の腕を見た。
「はい」
また咥える。それを聞いて、ようやく本当に僕の腕が太陽のお尻の穴に入っていたんだ、という実感が湧いた。
「また入れられたいんだろ、変態」
「はい」
学校の奴等が知らない本当の太陽。僕しか知らない太陽。僕の太陽。僕の物。僕の奴隷。
僕は太陽の頭を股間に押し付けた。そして、何も言わずに太陽の口の中で射精した。
太陽はそんな僕から全ての精液を絞りだそうとするかのように、僕に吸い付いてきた。
「ああっ」
体が震えた。まだ出ている。そんな僕の精液を太陽は全部飲み込む。飲み込んで、僕を上目で見ている。
「僕の精液、どんな味?」
「美味しい」
太陽は答える。
「もっと飲みたい」
さらに付け加えた。
「さすが、変態だね、太陽は」
二人とも、そのまま動かなかった。
「俺、諒君が好きだ」
やがて太陽が言った。
「諒君の奴隷にして下さい」
太陽が僕の前で土下座した。
(帰らないと)
僕はズボンを引っ張り上げた。全裸のまま土下座している太陽をそのままにして、僕は公園を出て家に向かった。
(お母さんになんて言い訳しようかな)
そう考えながら歩いた。公園の入口でチラリと振り返ると、全裸で土下座し続けている、僕の奴隷が見えた。
<BEAR 第1部 完>
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