物 換 星 移(ものかわりほしうつる)
【後編】


むつみのコメント


正一さんのお話、後編第4話、最終話です。


ま、こんな感じの結末です。

つまり、男(お父さん)と正一は、同じ最期を遂げました。
正一は、最後には和夫のことをどう思っていたのかに気がつきます。
だから、きっと男も正一のことを・・・・・
だからこそ、男は戻ってきた正一を・・・・・


そんなお話でした。



たぶん、こういう時代は、その時代を生きた人にとっては大変な時代だったんだろうな、と思います。
もちろん、そういう時代が良い、なんて言うつもりは無いですが・・・ちょっとノスタルジックに思うくらいは許されるかな、と。
さらに、そういう時代であれこれ妄想してみるくらいはいいんじゃない?
って感じです。



タイトルの「物換星移」、ルビ振ってますが、訓読すると「物換わり星移る」となります。
物事は変わり歳月は過ぎゆく、という意味です。
中国の詩人、王勃(おうぼつ)の詩「滕王閣序」の中に出て来る言葉です。

正一の少年時代から青年時代への時の移り変わり、そして戦後の復興により物事が変わっていく様、という意味を込めて、この言葉をタイトルにしました。

で、少年時代から青年時代にわたる話であれば、前・後編にして、前編は正一の少年時代、正一自身がいたぶられる話に。そして後編は成長した正一が少年をいたぶる話。そして、いずれの場合も、実はいたぶりながらもその相手を愛していた、というお話にしよう、と。
愛する相手を壊したいとか、愛する相手をとことん貶めたいとか・・・ねぇ(^^; まぁ、これはなぞのむぅ大陸の国是なのでw

そして、因果応報を意識しつつ。
男(お父さん)と正一、和夫と正一の浮気(本気)相手の少年にも、ね。


少し暗い感じのお話になっちゃいました。
まぁ、こういうお話、当然雰囲気的にはちょっと陰鬱になりますよね。

出来れば、次はラブラブエロいお話にしたいなぁとか思いつつ・・・・・考えてるのは全然違う話だったり(^^;



ってことで、物換星移、これにて終了です。

後編第3話💩については・・・・・・・・・ごめんなさい(^^;ってことで(汗)


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