むつみのコメント
2016年5月5日、ショタスクラッチSPECIAL4にて頒布させて頂いた作品です。 申し訳ありませんが、サイトでの公開は行いません。 現在はダウンロード販売していますので、もしよろしければご購入ください ご購入はこちらから→ まず最初に「本」にしてみようと思った経緯ですが・・・ 「本」のあとがきにも書いてますが、最近、ちょっとモチベーションが上がらなかったので、今までと違うことをしてみようかな、と思ったのが発端です。 で、お友達のるーとさんにイベントでの委託を頼んでみたら、快く引き受けてくれて、じゃ、やってみようってことで。 実はるーとさんに頼んだ時は、ほとんど何にも出来てなかったんですけどw で、「本」にするにあたっては、 ・内容についてはなるべく「なぞのむぅ大陸」っぽい内容で。 ・なるべく文庫本っぽい装幀にしよう。 ・中身も出来れば文庫本っぽく。 ・全部自家製本で。 なんて考えてました。 んで、内容はともかくとして・・・・・・・・・・・・・・・・・・w ウチにある文庫本を参考にしながら、文庫本っぽくするなら表紙の紙はこの色でこの紙厚。本文部分はインクジェットプリンタできれいに両面印刷できて、でもなるべく薄い紙で、とか紙選びからちょっとこだわりました。 ノンブルも、とある文庫本をまねして、本を開いた時に外側になるように偶数ページと奇数ページで表示位置を変えたりとか。 それから、文庫本っぽくないけど、表紙の次に色の紙を使った見返しっぽいページを設けたり。この色の紙も、表紙とも本文部分の紙とも異なる紙厚にしています。 テキストが思っていたより多くなっちゃった(文字数87000文字以上。普通のA6サイズの文庫本(1ページあたり40文字×17行)で製本するとしたら220ページ以上)ので、本文は上下2段組にして、文字も少し小さいかな、と思うようなサイズにしました。それでも全120ページ。手持ちのデカいステープラーでも、綴じるにはほぼ限界でした。 ステープラーで綴じるのも、まず中身の部分だけをセンターで1回留めて、針が手に当たらないように金槌で潰して、色の紙と表紙、裏表紙を付けて、さらに上下2カ所で留めて、また金槌で潰して、最後に製本テープで針を隠して仕上げました。 そんなこんなで出来上がった本がこんな感じ。厚さは6ミリ以上あります。 |
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A5サイズ 本文113ページ 厚さ6mm以上 |
開くとこんな感じです。 |
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で、本文だけで113ページ。これだけあると、「しおり」が欲しいよなぁってことで、急遽しおりも作成。 しおりもまた別の厚さの紙を使用してます。さらに、しおりに付けてる紐も、元々紙を撚り合わせて作られてた紐なんですけど、そのままじゃ太すぎたので、一回撚りを開いて、半分の幅に切って、もう一度撚って細くしたというw ここまで来ると、完全に「趣味」の世界ですw いやぁ、楽しい楽しい(笑) |
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しおりの表と裏 |
実は紐の色は緑・茶・赤の3色ありましたw |
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このしおりを挟んで、ビニール袋に入れて完成。ってことで、けっこう手間掛けました。まぁ、それが楽しかったんですけどw ビニール袋も空気が入って膨らんじゃうので、小さな穴を開けてあります。その穴開けも自作ですw さて、そんな本ですが、イベント当日は思いの外、購入頂けました(ブログ参照ください)。 お買い上げ、ありがとうございました。 次に、ダウンロード販売に向けたデータ化ですが、これについては3種類(細かく言うと4種類)作成しています。 まずは、電子書籍用のEPUBファイル(EPUB3形式)。 EPUB形式のデータ作り自体は前にやったことがあるので、それほど手間ではありませんでした。 ただ、前にやってみたのは横書きで、今度は縦書き。ネットの情報を参考にしながら作りました。 苦労したのはこの電子書籍用EPUBファイルの各デバイス(アプリ、ソフトウェア含む)での振る舞いの違い。特に日本語のEPUB3ファイルにちゃんと対応しているアプリやソフトウェアが少なく、あまり電子書籍になじみのない方にはどれを選べばいいのか分からない状況っぽいのが現状です。 そんな訳で推奨アプリを紹介させてもらうことにして、サイト及び(ダウンロードファイルに同梱している)readme.txtで「紀伊國屋書店Kinoppy」というアプリを推奨させてもらってます(おいらは紀伊國屋書店とは何の関係もありませんw)。 さらに、iOSデバイスだと、電子書籍として持っている機能である目次機能がちゃんと動かないことが判明。これについてはいろいろと試した結果、iTunesを使っての同期という転送方法以外の方法(iTunesを使って直接アプリにファイルを送る方法や、クラウド経由で転送するといったような方法)で転送すると不具合が発生するということが分かったので、転送方法もサイト及びreadme.txtに記載しました。 電子書籍用EPUBファイル作成にあたっては、この「デバイスによる電子書籍用EPUBファイルの振る舞いの違い」の対応が一番手間かかったかな。 あとはPDF形式。 これについては、小説のダウンロード販売について、おいらの大先輩の故とりさんのまねをさせて頂きました。 1つのPDFファイルを画面の大きいデバイス(PCやタブレット等)と画面の小さいデバイス(iPhoneやスマホ)で表示させると、当然ながら1ページに表示される文字数は同じなので、文字が大きすぎたり小さすぎたりすることになります。 ってことで、大きい画面のデバイス用のPDFファイル(文字が小さい)と、小さい画面のデバイス用のPDFファイル(文字が大きい)の2種類を作成しました。 さらに、Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」で読むためのKindle用ファイルも作成しました。 実は、EPUB3形式でのファイルが出来れば、Kindle用ファイルに簡単に変換できちゃうんですけど・・・って言っちゃったら、Kindle用ファイルが売れなくなるけど(汗) 通常の電子書籍用EPUBファイルを若干修正した上でKindle用に変換してます。まぁ、修正せずに変換しても別に読めないことはないので・・・あとはごにょごにょを使ってごにょごにょしたら出来上がり(^^; でも、出来ればKindle用のファイルはAmazonで買って下さいねw ってことで、電子書籍用EPUBファイル、PDFファイル2種類、Kindle用ファイルの合計4種類のファイルを作成。 ですから、誤記等が見つかったときの対応がめんどくさいw 4つ直さないといけないので。 誤字脱字や内容については、「本」の段階でかなり回数を重ねて校正・校閲したつもりでしたが、正直、見直せば見直しただけ修正点(や、ちょっと直したいと思う部分)が見つかっちゃいます(汗)。 そんなわけで、お手元の「本」や「データ」に誤字・脱字があっても笑って見過ごして頂ければと思います(汗) もちろん、「本」から「データ」にするときにはさらに校正・校閲を重ねてはいます。 実は「本」の段階で2ヶ所、矛盾点が残ってることに製本してから気が付きました(汗)が、データの方では修正済みです。 ってことで、本を作るのとデータを作るの、どっちが楽しかったかというと・・・ やっぱり、「もの」が出来上がる分、本作りの方が楽しかったですw で、データ作りの最後に・・・ 「本」にしても「データ」にしても、販売については、「なぞむぅ文庫」というサークル名で行こうと思ってます。というか、すでに行ってますがw 「なぞのむぅ大陸」のいわば出版部門が「なぞむぅ文庫」ということで。 で、「本」を作ったときは、裏表紙に表示した「なぞむぅ文庫」のロゴはサイトのロゴ(緑色の丸いやつ)を使い回しました。 が、ダウンロード販売のものについては、ロゴを差し替えました。新しい「なぞむぅ文庫」のロゴに。 実はこのロゴ、おいらが「Library」のイラストを凄く気に入ったことを知ったしんさんが作ってくれました。それをダウンロード販売のデータと、サイトの「なぞむぅ文庫」のページで使用させてもらってます。実際に使用するにあたっては、(表示する場所の背景色に応じて)色を変更したり、若干手を加えたりとかはさせてもらいましたが、ベースはしんさん作成です。 しんちゃん、いつもいつもありがとうございます!! |
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と、ここまで「本」作りと「データ」作りの話で・・・ ようやく、ホーム・スレイブの中身についてのコメントです。 それなりに(おいららしい)良い作品が出来たと思ってます。 是非お買い上げ頂き、読んで頂きたく、よろしくお願いします。 ってことで(笑) |