嗅癖


肛門の周りに白髪交じりの毛がびっしりと生えている。その中心から、酷い匂いがしている。僕はその中心部分に顔を近づける。匂いが更に酷くなる。僕は唾を飲み込む。そして、口を開いて舌を出す。その舌を中心部分に沿わせた。
「おい」
声がした。
「何やってる」
僕は顔を上げて男を見た。
「舐めてます」
「本気か」
男が少しニヤける。
「病気になっても知らないからな」
僕はまた、その部分に顔を埋めた。

口の周りや鼻に男の肛門に生えた毛が当たる。少しくすぐったい。中心部分からその周りに舌を動かす。毛も舐める。男は足を抱えたまま顔を上げて僕を見ている。見られながら、また肛門に顔を埋める。匂いを嗅ぐ。そのまま金玉の方も舐める。こっちも匂いがする。
「臭いだろ」
男がニヤけたまま言った。
「最後に風呂入ったの、覚えてないもんな」
そんな男の玉を口の中に吸い込む。玉の付け根にも舌を這わせる。そして、男のペニスに顔を近づける。
その太いペニスは凄い匂いがしていた。今までの匂いは全てここからしてるんじゃないかって思う位の匂いだ。僕はそれを掴んで口を開く。
「おい、まさか」
男が笑いながら言った。もちろん、その「まさか」だ。その太くて、柔らかいままのペニスを口に入れた。
「おお」
男が声を出す。口の中に酸っぱいような味を感じる。舌をそれに絡める。男のペニスから口を離す。
「無理だろ」
男はずっと笑っている。そんなことをしている僕を笑って見ている。男のペニスの皮を剥き下ろす。亀頭のところに白い恥垢がびっしりと付いていた。それに鼻を近づける。チーズのような匂いがする。
「ああ」
今度は僕が声を出す。一旦男の前で立ち上がり、学生ズボンのベルトを緩め、ボクブリと一緒に膝まで下ろす。僕のペニスが勃起している。そのペニスを掴み、また男の前にしゃがむ。そのペニスを握り、恥垢の匂いを嗅ぐ。右手で自分のペニスを扱く。
男をチラリと見る。僕を見ている。もう笑ってなかった。
僕は恥垢に塗れた亀頭に舌を伸ばした。ちらりと男に目を向け、そのペニスを咥えた。舌で亀頭を舐めまわす。恥垢をそぎ落とす。一旦口を離し、亀頭を見る。まだ残っている恥垢の場所を確かめて、今度はその部分を舌で擦るようにして舐める。恥垢がぼろぼろと落ちる。それを舐め取る。口の中の恥垢を舌で集め、噛む。
「そんなの、食うのか」
僕はそれを飲み込む。僕のペニスはずっと勃起している。ずっと扱いている。
「おかしなガキだな」
しゃがれた声で男が言う。
また男のペニスを咥える。今度は奥まで咥える。口の中にチーズの香りが広がる。男のペニスが少し硬くなる。
口をアナルに移動させる。そこを舐め、舌を穴に押し当てる。そのまま小刻みに舌を動かす。
「糞の味がするだろ」
顔を押し付け、穴の奥に舌を入れる。
「無視か」
男が言う。僕はまたチラリと男を見る。
白髪交じりのボサボサの頭。汚い服を着た、下半身裸の男。布とダンボールで出来た家。いや、家と言えるようなところじゃない。そんなところで、そんな場所で僕は男の汚いアナルと恥垢まみれのペニスをしゃぶっている。
「おいしいよ」
男を見て僕は言った。
「頭おかしいな、お前」
またアナルに舌を入れる。匂いとその奧の味を感じながら自分のペニスを扱く。
男のペニスを握る。さっきよりも更に硬くなってきている。そこをしゃぶる。唇で擦り上げる。舌を這わせる。
男のペニスが十分硬くなった。僕は足首の所で丸まっていた学生ズボンのポケットから、ローションの小さな瓶を取り出した。少し手に取り、それを自分のアナルに塗り付けた。
男を見る。男も僕を見ている。男のペニスにもローションを塗り付ける。男が仰向けになる。その体に跨がる。男の勃起した太いペニスを握り、その上に腰を落とす。男は何も言わずに僕を見ている。太いペニスが僕に入ってくる。そのまま腰を沈める。奥まで入ってくる。あのペニスが、僕の奧に入った。
体を動かす。あの恥垢まみれだったペニスが僕に入っている。あの恥垢まみれのペニスが気持ちいい。男を見る。男は無表情で僕を見つめている。見つめられながら体を上下させる。
「ああ・・・」
僕が気持ち良くなっているのを見られている。男の腹に手を突く。その肌はガサガサだ。手を突いて腰を上下に動かす。さっきよりも大きく、早く動かす。
「うう」
男が呻いた。アナルの中で、男のペニスが脈打つのを感じる。そのまま体を動かし続ける。僕の中にこの男の精液が出されてる。自分のペニスを扱く。男の上で体を動かしながら、僕も射精する。その精液は手で受け止める。体を動かし、男に見つめられながら,僕は手のひらに出した精液を舐め取った。
体を倒して男の口にキスをした。アナルから男のペニスが抜ける。同時に酷い口臭を感じる。その口の中に舌を入れる。舌を男の歯に沿わせる。匂いと同じような味を感じる。
「ここも舐めるか?」
男が左腕を上げて脇を晒す。そこに顔を近づける。匂いがする。そこにキスをする。舌を這わせる。舐める。何度も舐める。右の脇も同じように舐める。そのまま男の体に舌を這わせる。顔を男のペニスに近づける。男の陰毛。そこも白髪交じりだ。そこに鼻を突っ込み、舐める。そこもすっぱいような匂いがする。男のペニスは萎えている。それを掴んで亀頭の先を舐める。足の間に移動して、足を持ち上げる。男の汚い肛門が見える。そこにまたしゃぶりつく。
「好きだな、そこ」
舌を出してペロペロと舐める。舌の先を穴の周りに這わせる。そこを擦るようにして舐める。穴の中にも入れる。男がうつ伏せになる。四つん這いになって、そのおしりを舐める。おしりの割れ目に沿って舌を動かし、穴の匂いを嗅ぐ。
「あっ」
僕はその匂いを嗅ぎながら、また射精した。その精液は、男が住む場所の床に敷いてあるダンボールの上に滴った。そこを舐める。いろんなシミがついたダンボールの上の自分の精液を舐め取った。

「じゃあ、これ」
僕は財布から数枚の千円札を男に手渡した。
「また来いよ」
男が言った。僕はその、公園の奥に作られているダンボールと布の家から外に出た。



翌日、学校の壁にテストの結果が貼り出された。僕の名前はもちろん一番上にある。この日本でも有数の名門校で、僕はこれまでずっとトップを守っている。家は裕福で、家庭環境も申し分ない。何不自由ない生活で、僕はとても恵まれている。
そう自覚している。
将来は、きっとそれなりの地位につくんだろうな、なんてことも考えている。
それなのに・・・・・だからこそ。

テストの結果に満足した僕は、学校帰りにいくつかある僕の狩り場、公園だとか、橋の下だとか、そういう場所を巡ってみる。
大きな橋の下に、新しいダンボールの家が出来ていた。隙間から中を見てみる。坊主頭の老人が二人寝転んでいる。一人が覗き込んでいる僕に気が付き、手で僕を追い払うような仕草をする。見た目ほどの老人でもなさそうだ。僕はその家に入り、男達を値踏みする。どんな匂いがするだろうか。どれだけ気持ち良くなれるだろうか。そして、頭の中で金額を算定した。
「ねえ、お金欲しくない?」
僕は彼等に声を掛けた。
すでに僕のペニスは勃起していた。

<嗅癖 完>


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