あとがきと電子書籍について
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まぁ、なにはともあれ、2019年元日(だから「なぞのむぅ大陸」と日本には時差があります)ってことで、
あけましておめでとうございます。
2019年も「なぞのむぅ大陸」と「なぞむぅ文庫」をよろしくお願いします。



完結しました、「Rainy Planet 〜雨降星〜」。
このお話を書き始めるきっかけは、「あめふりぼし」という作品をDiGiket.comに登録したことでした。
「あめふりぼし」自体は、サイトで公開していたお話に、ショートストーリーを2本追加した、オムニバスっぽい雨の日にまつわるお話の作品集なんですが、そのタイトルを当初は
 @あめふりぼし
 Aあめふるほし
のどっちにしようかってちょっと迷った時期がありました。
結果的にDiGiket.comで販売している作品集は「あめふりぼし」というタイトルにしたんですが、その時に、この「Rainy Planet」の基本構想が出来ました。で、こっちのサブタイトルに「あめふるほし」は使おう、ってことにして。
でも、両方ともひらがなだとややこしいので、こっちのサブタイトルは「雨降星」と漢字にしてます。

そんなわけで、構想自体はDiGiket.comに「あめふりぼし」を登録した頃、つまり2016年6月頃に出来てたんですが、完成まで2年以上かかりました。
まぁ、その間ずっとひねくり回してたわけじゃなくて、まず書き始めるまで時間がかかったのと、途中まで書いて一旦放棄しちゃったんですけどね(汗)

でも、読んでいただいたように、完成しました。「なぞのむぅ大陸」100作品目として。

当初、「Rainy Planet」は、DiGiket.comで販売するつもりで書き始めてました。なぞむぅ文庫でのダウンロード販売用作品として、「ホーム・スレイブ」に次ぐ2作目の完全オリジナルになる予定でした。でも、まぁ・・・100作記念ってことで。

内容としては、要するに「アナルセックスが少年の義務とされている世界」なわけですw
このお話は3部構成で、各5章ずつの合計15章ありますが、その中でアナルセックスの描写がないのは3つだけ。つまり、全体の80%の章でアナルセックスしてるという、まさにアナルセックス小説です(笑)


さて。
ここからこの作品を書いたときの資料を一部公開します。

まずは、ごく初期の構想メモ。 

まぁ、あくまで構想メモなので、誤字脱字等は気にしないで下さい。
主人公は世界総帥の精子を用いて人工授精された少年。最後の女性から生まれている。父親は軍人であり、その事実を知った上で、主人公を育てる役割を与えられた。
12才になると、少年は「人類強制進化計画」に参加させられる(国民の義務)。そこでは毎日18時間男に犯され、やがて発生するかもしれない突然変異を促す作業が行われている。

女性の人口が激減した際、中央はクローンによる人工維持を推進する。しかしながら、女死病は子供やクローンにまで及んだ。仕方なくクローンによる男児生産を行うが、その後、クローン男性には生殖能力が無いことが判明。女性の卵子を冷凍保存していた「人類の宝」は何者かにより爆破され、その希望も失われた。もう、「人の子」の強制進化(男による出産)しか道は残っていなかった。

人類強制進化計画にかり出された少年達は、精液を採取され、その分析が行われていた。そして、主人公の少年の精液から、未知の情報が発見される。少年は「神の子」として別扱いされ、総帥の身辺世話係として抜擢される。そして、弟の秘密を知ることになる。

女死病は人間だけに限ったことではなかった。動物全てが女死病に冒された。従って、食物となる動物も激減した。しかし、人類は自らの存続だけで精一杯だった。やがて、クローンが食物としての意味を持つようになった。
弟も食物にされる、それに気付いた少年は、協力者(軍人)とともに弟を連れて施設を脱出し雨が降り続く地上に逃げる。

男の奴隷と化した少年は、小さな布きれ1枚だけを身にまとい、精処理道具として連れ回された。
「お前は掘られることで特別な精液を出すんだろ?」
「ほら、もっと掘ってやるよ」
「弟にも掘られたいんだろ」
そんな3人は、雨が降り続くこの星のどこかに消えていった。

数十年後、人類は絶滅の危機を乗り越えていた。
雌雄同体となった人類は、少しずつではあったが、かつての繁栄を取り戻しつつあった。
同時に、地上の雨も減っていった。今や、かつてと同じように日が射し、木々が生い茂り、そして時々雨も降る、そんな普通が戻ってきていた。
彼等はあの少年の末裔なのかもしれない。
しかし、彼等の誰も、そんな少年がいたことなど知りもしなかった。

まぁこんな感じです。実際書き始めた頃にはすでにこの構想からは変わってましたけど、それでも今、こうして構想メモを見返してみると、意外とメモに近いような、近くないような・・・(^^;

途中で書くのを放棄しちゃったのは、トモロを性奴隷にするあたり。一緒に逃げた軍人(HNAKC8S21さん)が思いの他いい人で、なかなか悪者になってくれないキャラだったので(汗)
どちらかというとMJYK7H64さんがそういうキャラだけど、そんな「嫌いな人」と一緒に逃げるか???ってことで、ここで行き詰まり。さらにそこまで読み返してみると・・・面白くない(汗) そんな訳で放棄しちゃいました。
でも、半年程経ってから読み返してみると、なんとか形に出来そうだったので、いろいろとあれこれしてそうこうしている間に今の形で完成させることが出来ました。

次は、このお話を書くにあたって作った年表。 
実際にこの年表を作ったのは、一旦書くのを放棄して、そのあと再開した頃。それまでも設定メモみたいなものはあったんですが、もうすっかり忘れちゃってたので、再確認も含めて年表の形にまとめなおしました。もちろん、その後、追加修正等もしています。
出来事
2129年 3月 最終戦争 勃発
2130年 6月 最終戦争 終戦
2135年 各地で小コミュニティ成立
2142年10月 世界統制中央機関成立
2148年 女死病発生
2148年 9月 HNAKC8S21誕生
2150年 1月 女性人口が2142年比で50%を下回る
2151年10月 クローン作成開始(第一次クローン計画))
2157年 3月 HNAKC8S21精通
2165年 1月 クローンによる人口維持計画断念、女性が世界統制中央機関の管理下に
2165年 3月 卵子の冷凍保管開始
2168年 7月 トモロ誕生(HNAKC8S21 20才)
2168年11月 女性絶滅
2169年 2月 卵子保管倉庫が襲撃・破壊される
2169年 4月 クローン作成再開(第二次クローン計画)
2170年 1月 人類強制進化促進計画開始
2170年 6月 クルム誕生
2178年12月 クルムが大佐に引き取られる(クルム7才6ヶ月)
2180年 7月 トモロ、人類強制進化促進プログラムに参加(HNAKC8S21 32才)
2181年 7月 トモロの精液から特別なDNAが発見される(人類再生の日)
2181年 9月 世界総帥がトモロを激励、自身の息子であることを公表
2182年 1月 クルムに食用許可が下りる(クルム11才7ヶ月)
2182年 2月 トモロら3人、地上へ
2330年 4月 世界統制中央機関による地上の調査開始
2334年 8月 東方地域で人類が発見される
トモロやクルムの父親のことは何も書いてないのに、HNAKC8S21さんについてはいろいろと決めてます。トモロ達と一緒に逃げるのに、彼の軍人としての知識や経験が必要になるだろう、ってことで、トモロと出会った時期を30代前半から半ばって設定。そこから逆算して、生まれた年、精通した年を決めてます。で、HNAKC8S21さんが精通したころは、まだ女性がそれなりに生き残っていたけど、何年か経つと中央の管理下に置かれるので、その辺りの時期を設定してって、意外とHNAKC8S21さんの年齢は重要なんです。

ちなみにここには書いてないけど、トモロの父のおおよその年齢は50代。世界総帥もほぼその世代。そこから、このお話に出て来る世界総帥は世界統制中央機関の総帥としては2代目、ということになります。で、特に理由はないんですけど、この世界総帥は、当時の世界総帥をクーデターにより倒してその座に納まったことになってます>おいらの頭の中では。
世界総帥とトモロ達の父親の関係・・・一応、おいらの頭の中には「こんな関係」ってのがあります。が、それはお話とは直接関係ないので。
でも、まぁそれなりの間柄ではあります。


まあ、こんなところかな。



で、ここから重要なお話(^^;

「Rainy Planet 〜雨降星〜」の電子書籍ファイルダウンロードについて

「公開に先立って」で予告していた通り、「Rainy Planet 〜雨降星〜」の電子書籍ファイル(EPUB3形式)をダウンロードしていただけます。

DiGiket.comか、BOOTHからダウンロード可能です。
どちらからでも
無償でダウンロードできますので、ぜひ、電子書籍版で読んでみて頂ければ、と思います。なお、今回のダウンロード版は、電子書籍ファイル(EPUB3形式)のみとなります。PDF版はありません(作ってません)ので、ご注意下さい。

※Digiket.comはLHA形式の圧縮ファイルのダウンロードとなります(解凍作業が必要です)。BOOTHの方はEPUB形式のファイルを直接ダウンロード出来るので、
スマホの方や、解凍が面倒くさいという方は、BOOTHからのダウンロードをおすすめします。

ダウンロード先には、こちらからどうぞ→


また、こちらも予告通りですが、
電子書籍版には「おまけ」があります。
ぜひ、電子書籍版をダウンロードして、おまけも楽しんで下さい!!



なぞのむぅ大陸100作目ということで、一つの区切りとは思っていますが、別にサイトを閉鎖するとかいうつもりは全然ありません。
今後も、例によって忘れたころに更新していくつもりですので、これからもよろしくお願いします!!!


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