fetishiSM
第五の嗜好
慰
今日は家には誰もいない。 それでも、僕は自分の部屋のドアに鍵を掛ける。そして、ベッドにもたれてズボンを脱ぐ。 ボクブリの前はもう盛り上がっている。そこをゆっくりと撫で始める。 僕は真面目だ。だから、みんなに学級委員に推薦された。まあ、メガネを掛けているから真面目そうに見えるってのもある。でも、実際真面目だ。勉強だってちゃんとするし、宿題だってちゃんと出す。でも、運動は苦手だ。 小学校の時はずっと学級委員をしていて、それはそんなに嫌じゃなかった。みんなに翔真がいいって言われるのは悪い気がしないから。それに、みんなから「委員長」なんて呼ばれるのも気に入ってるし。 でも、それは僕に面倒な仕事を押し付けてるっていうのも分かっている。学級委員として面倒なこともやるのか、それとも学級委員にはならなくて、面倒なこともやらないのか、どっちがいいかって言われたら、僕は学級委員になって面倒なことをする方がいい。そうじゃなかったら・・・僕には何の取り柄もないからだ。 真面目ってのは取り柄じゃない。むしろ、面白くない奴だって思われる。僕はそうじゃないつもりなんだけど、メガネの真面目な学級委員ってだけで面白くない奴だって思われる。 勉強は取り柄かというと、これもそうじゃない。真面目でちゃんと勉強するといっても、成績は上の中か下くらいだ。これがトップだったりしたら取り柄だって言えるんだろうけど、残念ながらそうではない。 それにスポーツも苦手。だから、僕の取り柄といえば、みんなに学級委員に推されることくらいだ。それを捨てるのは・・・僕のいいところが何もなくなってしまうということだった。 でも、実は僕にも取り柄はある。 人には言えないけれど・・・僕は、オナニーが得意だ。だって、小学3年の頃からしてるんだから、もう4年のキャリアがある。同じ学年の男子達は、長くても1、2年くらい、ひょっとしたらまだしたこともない奴も結構いると思う。人には言えないけど、僕はオナニーマスターなんだ。 とはいえ、もちろん小3の時はまだ精通前だから射精はしなかった。射精できるようになったのは、小6だったと思う。それ以来、たぶん出さなかった日は今まで無いんじゃないかと思う。しかも、よっぽどのことがない限り、1日に最低3回は出してるんだ。 だから、まあ、オナニーマスターというよりは、実は自分ではマッドオナニストって思ってる。だって、もう、4年もしてると普通のオナニーじゃ面白くなくなるから、いろいろと変わったオナニーを研究しているんだ。 ありがちなのとしては、床オナだ。床に擦りつけてやるやつ。もちろん経験済み。でも、僕は床オナより枕オナを推薦する。それも固めの枕。クッションとかでもいい。それを床に置いて、ちょうどいい感じで当たる場所を探して、そしてそこに押し付けて身体を動かす感じ。こっちの方が自分の身体に合ったいいポジションでできるから僕は好きだ。あと、好きなのはある程度オナニーして皮の中が先走りでぐじゅぐじゅになったところに指を入れて、皮の中で指をかき回すのとか。 ちなみにオカズは特にない。何も想像しないって訳じゃないけれど、よく聞くようなエロい動画見たり、なんてことはしない。そんなの見てたらオナニーの気持ち良さに集中できないから。でも、妄想はよくする。特定の誰か、じゃなくて、その時の気分で誰かを想像する。ちなみにその誰かは必ず男だ。僕は男が好きだから。そして、クラスの男子は自慢じゃないけど全員オカズにしたことがある。 僕は恋愛経験はない。というか、特定の誰かを好きになったことはない。そんなことしたら、オナニーの楽しみが減るからだ。やっぱりいろんな妄想をしながらオナニーを楽しみたい。だから、あんまり好きじゃない奴・・・はっきり言って嫌いな奴。学級委員の僕にだって、クラスに数人、そういう奴がいる・・・に無理矢理脱がされて、あるいはみんなの前で裸になるように命令されたりして、そこでオナニーさせられる、なんて妄想したら、興奮する。まあ、実際にそんなことされるようなことはないし、もし、本当にされたら、僕はどうなるのか・・・それもまあ、妄想のネタにはなるんだけどね。本当にみんなの前でオナニーさせられて、学級委員失格だとかみんなに非難されて、馬鹿にされて、全裸でしゃがみ込む僕にクラスメートがおしっこを掛けてくる、なんてね。 そうそう、おしっこも飲んだことがある。もちろん、自分の、だけど。これもオナニーを探求する上で必要なことだと思う。あと・・・これはあんまり思い出したくないけど、自分のうんちも舐めたことならある。でも、こっちはその時が最初で最後。オナニーしながら舐めてみたけど、気持ち良くなる筈が気持ち悪くなっちゃったからね。 なんて自分のこれまでのオナニーのことを考えると、僕はつくづくMなんだなって思う。仲いい奴と一緒に楽しくオナニーするよりも、嫌いな奴に命令とかイジメみたいな感じでさせられる方が興奮したりする。だから、僕はマッドオナニストなんだなって思う訳だ。 ちなみに・・・僕の経験はオナニーだけじゃ無い。男の人とセックスした経験もある。つまり、フェラしたりされたりとか、アナルに入れられたこともあるってことだ。っていうか、何回かしている。別にセックスがしたい訳じゃない。オナニーを極めるためにはお金も必要だからだ。例えばローションとかオナホ、バイブとか。もちろん、お金をもらってそういうのを自分で買う・・・というのはなかなか難しいから、セックスするからそういうの頂戴、みたいな感じで。だいたいそういうお願いをすると、 「じゃあ、次に会った時に渡すね」 とか言われて、もう一回会ってセックスすることになる。そして、決まって 「ほら、買ってきてあげたから、使ってみせてよ」 って言い出すんだ。 まあ、いいんだけどね。僕は例えばバイブをもらったら、くれた人の目の前でそれを使ってオナニーする。その最中にその人が身体触ってきたりするから結局集中できないんだけど。そして、入れられてって感じ。 これまで何人くらいとしたのかなぁ・・・たぶん、20人くらいだと思う。ほとんどの人とは2回以上してるし、もっとしてる、ずっと時々会ってるスポンサーもいる。マッドオナニストとして必要な活動って訳だ。 そうやって手に入れた道具は、ローションとか、バイブ、ローター、オナホとか。そして、ディルド、尿道に入れる金属の奴。買ってもらったのはそんなところ。 そして・・・使用済みのコンドーム。 そう、僕はマッドオナニストであり、精液マニアでもあるんだ。 精液って凄いと思う。 あれが人間の元になってるんだから。もちろん、精子だけで人間が出来る訳じゃないけど、その重要な部品の一つであることは確かだ。だから、出したあと、ティッシュで拭き取ってポイ、なんてことはしない。自分の精液は全部舐める。少しくらいは拭いて捨てちゃうけど、ほとんど自分の身体に戻してる。それが本当の意味で環境に優しいって事だと思ってる。人には言えないのが残念だけど。男の人とセックスするときも同じだ。自分の精液は自分で舐める。まあ、相手の人が舐めちゃう時もあるけど、それはそれでいい。相手の人の精液は、出来れば僕の口の中に出してもらいたい。でも、アナルの中に出す人も多い。問題はコンドームを付ける人だ。本来、セックスにそう言う物を付けちゃいけない、自然の摂理に反していると僕は思ってる。でも、付けたいって人が中にはいるし、そういう人に強制は出来ない。だから、終わった後のコンドームは僕がもらう。持って帰ってきて、中身を飲む。裏返して、口の中に入れたりもする。そうやって、環境に優しいセックスを僕はしているんだ。 精液の味については・・・好きじゃない。でも、あれは美味しいとか不味いとかいうものじゃない。人間の元になっている重要なものなんだから、味がどうこうなんていう必要はない。その存在自体が重要で、それを捨てるなんてことが許されるのがおかしい。だから少子高齢化なんてことになるんだ。法律でコンドームの使用と精子をティッシュとかで拭き取って捨てるってことを禁止すればいい、と僕は思ってる。 って、オナニーを始める前にいろいろと考えすぎた。でも、その間も僕はずっとちんこを扱いていた。何となく半勃ち少し手前って感じだ。さあ、今日は何を妄想しようかな・・・ 僕の学校には裏SNSがあるらしい。ゲイの生徒のSNSだ。もちろん、本当にあるとは思っていない。でも、もし、そんなSNSがあったとしたら・・・ マッドオナニスト、それが裏SNSの僕の名前だ。そして、そこで僕は人気者だ。 そりゃそうだ。気持ちのいいオナニーの方法をいろいろと紹介して、画像とか、動画をアップしてるんだから。毎日、多くの同じ中学の男子が、僕のオナニーを見に来ている。だから、僕はいろいろと動画や画像を撮影する。放課後、みんな帰った後の教室で全裸でオナニーしているところとかも。もちろん、顔は出していないし、壁の掲示物とかどのクラスか特定出来るようなところは消すようにしている。きわどいところまでは出してるけど、誰かは分からないはずだ。ひょっとしたら、仲のいい誰かなら僕だって気が付くかも知れない。でも、そうなったならそれでもいい。もし僕だってバレても、僕は今まで通りだ。いや、むしろ・・・ 「ここまでなら大丈夫かな」 全裸でちんこを勃起させながら自撮りする。それをパソコンで加工するんだけど、いつもは口より下で切って、顔は分からないようにしていた。でも、もう少し冒険してみたい。だから今日は口と鼻の間で切り取った。画像を拡大してみると、僕の鼻の下に小さなほくろがある。 「え、こんなとこにほくろあるんだ」 鏡で見てみた。確かにそこにほくろがあった。自分でも気が付かないようなほくろだ。これで誰かがマッドオナニストは僕だ、なんて気が付いたりはしないだろう。 そもそも、僕は真面目な学級委員だ。同じ所にほくろがあったとしても、まさか真面目な僕がマッドオナニストだなんて思わないだろうし。 画像を投稿する。すぐにいいねが付く。誰なのか見てみると、「店長」さんだった。いつもこの店長って人は、僕の投稿にいいねを付けてくれる。そして、時々コメントも。 「かわいい唇だよね」 店長がコメントをくれた。 「そうですか? ありがとう」 僕はコメントを返す。他の奴からもいいねが付いた。少しずついいねが増えていく。そして、あの人もいいねをくれた。「先生」だ。 この先生って奴、本当の先生な訳はないと思う。だって、この裏SNSは生徒しか入れないはずだから。といっても、ハンドルネームと生年月日、パスワードがあれば入会できるんだから、本当の先生が生徒のフリして入ることも可能だ。でも、「先生」はときどきエロめの画像を投稿したりする。その画像はどう見ても大人の画像じゃない。僕等と同じように、肌はなめらかで毛も少ない。そんな画像を何枚も投稿してるんだから、その「先生」自身の画像なんだろうと思ってる。だから、誰も「先生」が本当の先生だなんて思っていない。 でも、もし本当の先生だったとしたら・・・ 僕はシャツを脱いで全裸になった。そのまま、ベッドに横になった。 「まさか翔真がマッドオナニストだったなんてな」 僕は教室で全裸になって立っていた。僕の前には机が一つ。その机の椅子に、先生が、担任の本条先生が後ろ向きに座って、椅子の背もたれの上に組んだ腕を乗せて僕を見ている。 「僕がマッドオナニストです」 実際に、ベッドの上でちんこを軽く扱きながら、僕はそう呟く。僕は先生に見られながらでもしごき続けている。それがマッドオナニストだ。 「先生と話をするときは、手を止めなさい」 先生が少し怒ったような声で言う。そして、僕の手を掴んで扱くのを止めさせる。そのまま先生は僕の両手を背中に回して手錠を掛けた。 「これでオナニー我慢出来るだろ?」 「先生、ありがとうございます」 妄想の中の僕は先生にお礼を言う。現実の僕はオナニーを我慢なんてするつもりは全然ない。むしろ、通学中も、学校でもしたいと思ってるくらいだ。 でも、先生に命令されたなら・・・ 「お前は、なんで朝礼でオナニーするんだ?」 その時の光景が目の前に浮かぶ。 「きり〜つ」 僕が声を掛けると、みんな立ち上がって僕を注目する。もちろん、妄想の中に女子はいない。 「オナニー!」 そう言って、僕はズボンとボクブリを一緒に足首の所まで下げる。全裸になっている。みんな僕を見ている。その中で、僕はちんこを扱く。ちんこはがちがちになっている。みんなの視線が僕を舐め回す。みんなが僕の身体をなで回す。僕は床に座って足を持ち上げる。アナルが丸見えの格好でちんこを扱く。 「着席」 僕が声を掛けると、みんな自分の席に座る。僕は教卓の上に座ってオナニーを続けている。先生が授業を始める。授業の最中も、僕はみんなの前でオナニーを続けている。 誰かが手を上げる。同じクラスの里中君だ。里中君が前に出て来る。僕の横に立つ。全裸で勃起したちんこを扱いている。僕に向かって射精する。僕は口を開いてそれを口で受ける。次は高橋君が全裸で待っている。その後ろには滝田君、戸田君と、名簿の順番で僕に精液を掛けるために並んでいる。 その列のずっと向こうに山中君がいるのが見える。まあまあ仲がいい山中君も僕に精液を掛けようとしているんだ。 そろそろいきそうになってくる。別に山中君のことを好きでも気に入ってる訳でもない。ただ、仲がいいだけだ。でも、そうやって普通に仲がいいやつが列に並んでいる。僕に精液を掛けるために。 「そろそろ時間だ」 でも、本条先生が時計を見て言う。 「残りは宿題だ」 そして放課後、僕は教室の机の上で、本条先生に犯されて喘いでいた。顔の横には授業中に僕に精液を掛けるために並んでいた奴等が同じように並んでいる。 (宿題、大変だな) 先生がアナルに突っ込む。みんなは先生に犯される僕を見ながらオナニーしている。順番に射精して僕に精子を掛けていく。やがて、最後の一人になる。山中君だ。 「学級委員のくせに、宿題忘れるなんて」 そうだ。僕は宿題を忘れた罰として、クラス全員の精液を飲んでいるんだ。 「ほら、いくよ」 僕は口を大きく開いた。 口を大きく開いて上半身を起こした。ちんこの少し先に手のひらを広げる。 「んっ」 その手のひらの上に射精した。僕は手のくぼみに溜まった僕自身の精液を舐めとった。 山中君の精液が口に入ってくる。あの山中君の精液だ。僕は机をくっつけた上に全裸で寝そべって、身体中に掛けられたクラス全員の精液をなで回して、その手を舐めていた。 僕は「投稿する」ボタンをクリックした。その動画を、先生にアナルを犯されながら、クラス全員に精液を掛けられる動画を裏SNSに投稿した。もちろん、顔がバッチリ映っているその動画を。 妄想の中で投稿ボタンをクリックした瞬間、僕は2回目の射精をした。精液がお臍の辺りに飛び散る。それを集めて指で絡め取る。もちろん、全部舐めた。ちんこの皮を絞リ上げると、先からまだ精液が溢れてくる。それを直接吸いたい。腰を持ち上げて、足を頭の横に下ろす。目の前・・・少し前に、ちんこがある。もっと身体を折り曲げてそれに舌を伸ばす。届きそうだけど、届かない。 (あの頃は出来たのにな) 小4とか5の頃なら、普通に自分のちんこを咥えられた。まだ射精できない頃だ。その頃は自分で自分のちんこを舐めることができた。要するにセルフフェラだ。そして、その姿勢が少しずつ辛くなっていって、射精できる頃にはセルフフェラは出来なくなっていた。 そう、つまり、僕は射精の前にフェラの経験があるんだ。セルフで、だけど。あの頃に射精出来てたら、自分のちんこをフェラして、自分の口の中に射精して、それを飲んでって出来たのに。マッドオナニストとして生きてきた僕にとって、それは大きな汚点だ。もちろん、それ以降も何度もセルフフェラに挑戦したけど、全く出来ていない。今はもう、セルフは諦めていた。 皮を絞り上げる。ちんこの先から精液が滴る。口を大きく開けるけど、それは顎の少し下の首の辺りに滴った。その辺りを指で拭って舐める。それを数回繰り返す。 「はぁ」 身体を戻してベッドの上で仰向けになった。 (見られたい) それが僕の最新の気持ちのいいオナニーだ。オナニーしているのを人に見られる。誰でもいい訳じゃない。親とかに見られるのは最悪だ。クラスの誰か・・・それも、普段あまり話さないような奴に見られて、そいつに脅されて毎日そいつの前でオナニーさせられるとか、あるいは、全然知らない人に見られて、その人に犯されるとか・・・別に知らない人じゃなくてもいい。それが先生・・・本条先生だったら、本条先生に命令されて、オナニーさせられるんだったら、きっと・・・ 「Mだよな」 僕はMだ。それは自覚している。そして、それを口に出して言うことで再確認する。 僕はMだ。オナニーを見られたいと思っているMだ。そして、マッドオナニストだ。思ってるだけじゃ駄目だ。マッドオナニストなんだから。 ベッドから起き上がる。机に立てかけておいたスマホを手に取る。赤い四角いボタンをタップして録画をストップする。再生してみる。 (少し小さいかな) 動画をストップすると、一覧表示画面になった。そこには、たくさんの僕のオナニーが保存されている。一度スマホをオフにする。思い直して再度オンにする。パスワード入力画面で「15438」と入力する。ロックが解除された。そして、今日のオナニーの様子を再生しながら、僕はまたちんこを扱き始めた。 「おはよう」 教室に入る。僕は学校に来るのは早いほうだけど、それでも数人は必ず先に来ている。そんな奴等に挨拶して、僕は自分の席に座った。 机の表面には、何か鋭いもので刻まれたであろう文字がはっきりと読み取れる。その文字が刻まれた机、それが僕の机だ。 僕は真面目だ。そして学級委員だ。でも、本当の僕はマッドオナニストだ。その僕のスマホにたくさん入ってるオナニー動画を誰かに見られることは、絶対にあってはならないことだ。 でも・・・ホントの、本当の僕は・・・ 僕は机に刻まれた大きな文字を指でなぞった。 その数字、「15438」を。 <第五の嗜好 慰 完> |