暗い部屋で僕は目が覚めた。 「ここ・・・どこ?」体が痛かった。両手はしびれてたし、足も痛かった。でも、体を動かすことができない。 「どうなってんの・・・これ」少しずつ、記憶がよみがえり始めた。 あの公園での出来事・・・たっちゃんが・・・犯されてた。それを喜んでたたっちゃん、それを見て感じちゃってた僕・・・そして。 そうだ、あのとき、公園から走って逃げようとしたとき、誰かに肩つかまれて・・・なんか顔に押し当てられたんだ。そして・・・ (いったい、なにがどうなったの?) (なんでたっちゃんは僕を呼びだしたの? なんで犯されてるの? なんで、僕がここにいるの?) (ここ、どこなの?) ようやく目が慣れてきた。広い、コンクリートの部屋に僕はいた。僕は、その部屋の柱に縛り付けられてるみたいだった。柱の角が腕に食い込んで痛かった。 (誰か・・・お願い、ほどいてよ・・・) 目の前に現れたのは、公彦と男だった。男は体が大きく、服の上からも筋肉質な体つきが何となくわかった。 「き、公彦、なんで、公彦がここにいるの? 僕、いったいどうなっちゃったの?」 「洋輔を犯したいってやつがいてね。で、悪いけど、来てもらったんだ」 「な、なに言ってるの、公彦」 「洋輔って、かわいいんだね。まだ全然毛も生えてなくて」 「な、なんの話?」そして、僕は初めて自分が全裸であることに気が付いた。 「いやだ、見ないでよ」でも、公彦は僕のあそこに顔を近づける。 「ほんと、お子ちゃまのおちんちんって感じだな。オナニーはしたことあるんでしょ?」 恥ずかしい・・・顔が熱かった。なにも答えられなかった。 「まぁ、いいや。そのうちすぐわかるから」公彦達はそういってこの部屋から出ていった。僕はまた暗い部屋に一人で取り残された。 僕は目をつぶった。これは夢なんだ、きっと目を開けたら、僕は自分のベッドで寝てるんだ。そうであってほしいと願った。無駄だと思いながら・・・ いつの間にか、僕はうとうとしてたみたいだった。こんな時に眠るなんて・・・自分でも変だと思った。何か物音がしたような気がした。そして・・・ドアをたたくような音がした。僕はその音で反射的に目を開けた。 ドスン、ドスン・・・その音は5回位続いただろうか。単にたたくというような音ではなく、何かがドアを破ろうとしているみたいだった。 (今度はなんなの・・・もう、やめてよ、お願いだよ)僕の目から涙がこぼれた。 ドアの音がやむと、今度は窓ガラスをたたく音がした。僕は窓の方に目をやった。そこには・・・ (たっちゃん!!) 僕を助けにきてくれたんだ! たっちゃん・・やっぱりたっちゃんだ! たっちゃんが必死な顔で窓ガラスをたたいていた。でも、窓ガラスはびくともしなかった。そして、男が僕の前に現れた。さっきの男だった。今度は一人きりだった。男は、手に持っていた棒のようなものを僕に見せ、そしてそれを床に振り下ろした。ムチってやつだった。鋭い音がこの部屋にに鳴り響いた。僕は怖くて・・・また泣きそうになってた。お願い、たっちゃん、助けて! 男は、腕を振り上げ、僕に向かって振り下ろした。 体に火が付いたような痛みが僕を襲った。 「いぃ・・・」僕はうめきながら、また男が腕を振り上げるのを見つめていた。 (たすけてたっちゃん!!!)再び腕が振り下ろされた 死ぬんだ・・・そう思った。それほど激しい痛みだった。 (たっちゃん・・・たすけて)でも、たっちゃんは、窓の向こうでなにもできず、僕を見ていた。そして、たっちゃんの姿が見えなくなった。 男はムチを振るう手を止めた。 窓の向こうに公彦が現れた。と、たっちゃんの姿も見えた。2人が何か話してる。時々僕の方をみながら。なんか、言い争ってるみたいな・・・僕のこと? でも、じきにたっちゃんが公彦に頭を下げる。 (なんで、頭なんかさげてんだよぉ)そして・・・ (なにしてんの、たっちゃん、なんなんだよぉ、いったい)僕の目の前で、公彦の目の前で、たっちゃんは服を脱ぎ始めた。さらに、たっちゃんは・・・公彦のものを口でしていた。まるで僕に見せつけるかのように。そう、あのときのように、僕の方をちらちら見ながら・・・ (たっちゃん・・・そんな・・・)僕の希望が崩れていった。 そして、また僕はむちで打たれた・・・痛みが少しずつ遠のいていく。目の前が赤く染まる・・・そして暗くなった。 僕は・・・気絶してたんだと思う。目が覚めたとき、僕は床の上にいた。両手が横にのばした状態で縛られてた。その手首に、左右の足首も一緒に縛られてた。口にはなにか押し込まれていた。息が苦しかった。背中が痛かった。でも、まだそのときはましだった。 たっちゃんが、公彦と一緒に僕の前に現れた。たっちゃんは裸だった。そうだ、さっき・・・たっちゃんは、公彦としたんだ。僕に見せつけたんだ。僕は縛られて、ムチでたたかれてるのに、たっちゃんは・・・ 「さあ、はやくやっちゃいなよ」公彦が言った。そのとき、前に公彦が言った言葉を思い出した。『洋輔を犯したいってやつがいてね。』それって・・・ま、まさか・・・ 「洋輔を犯したいんだろ、さあ」たっちゃんが、僕の前にひざまづいた。 (嘘だろ、たっちゃん、やめてよ、嘘だって言ってよ!!) たっちゃんは、僕のお尻を広げると、お尻の穴をなめ始めた。 たっちゃんは、僕のお尻の穴に舌をねじ込んできた。 (たっちゃんが・・・僕を、犯したかったなんて・・・信じてたのに・・・信じていたかったのに・・・)僕の目から涙があふれた。 (僕・・・こんなやつを信じてたんだ・・・僕って・・・馬鹿だ・・・) たっちゃんは一瞬僕の涙を見た。でも、そのあと、また僕のお尻に顔を埋めた。 まず、指を入れられた。何度も何度も出し入れして、唾つけて、また出し入れして・・・お尻の穴がひりひりしていた。僕はもう、誰も信じられなくなっていた。 お尻がさけるような痛みが走る。たっちゃんが無理矢理僕に入ってくる。涙がぽろぽろ出てきた。お尻が痛かった。手も、足も、背中も腰も痛かった。でも心が一番痛かった。たっちゃんを信じられなくなったことが、たっちゃんに裏切られたことが一番痛かった。涙が止まらなかった。 それでも、たっちゃんは僕を犯し続けた。 |