世界最高のロボット
スーパーロボットが次々と破壊された事件について調査すべく、ユーロポールのロボット刑事、ゲジヒトは日本に来ていた。ロボット法の発案者である法学者、田崎純一郎氏が殺害されたのである。しかも、これまでの事件と同様、死体の頭部には、角らしきものが・・・・・ ゲジヒトは、日本が誇るスーパーロボット、アトムと向き合っていた。ゲジヒトは、アトムの身に迫っている危機を伝えようとしていた。 しかし・・・ゲジヒトは、時としてアトムがロボットであることを忘れてしまいそうだった。正確にはそのあまりに人間的な、人間の子供と寸分違わぬ様子に、彼に内蔵された識別システムが誤動作をおこしそうになっていた。 「やっぱり噂にたがわず、君はすごいな・・・」美しい物をただ物としてしか認識できない自身に引き比べ、アトムはおぼろげながら、それに対して「物」という以外のなにかを認識しているようだった。 「私なんかよりも、はるかに君の人工知能が優秀だということがわかったよ」(お世辞じゃない、私にはお世辞など言う能力はない。お世辞など言えるだけの人工知能ではない) 「外観は子供だが・・・」そう言いかけたとき、アトムの表情が少し変わった。人間なら・・・影が落ちた、とでも表現するのだろうか。 「だから売られたんです」 「売られた・・・・・?」ゲジヒトは、彼の人工知能にインプットされているアトムについてのデータをプレイバックした。 「外観が子供だから、売られたんです」そう、アトムは・・・ 「売られた・・・・・」そうだった。彼を作った優秀な科学者、天馬博士は、アトムを彼の亡き息子の代わりとして作り上げた。完全なロボット、人間にもっとも近いロボットとして・・・ 「あ、ああ・・・・・すまなかったね、変な話になって・・・・・」ゲジヒトは話を戻す。 「まだ確証はないが、犯人の目的は世界最高水準のロボット7人を破壊すること・・・」 「僕も危ないということですか?」 「ああ・・・・・」 「なぜ、そんなことを・・・・・」 「君ならわかるだろ? 私にはわからない何か、君の人工知能なら」 「さっきのゲジヒトさんの記憶チップ、僕には特に」 「いや、君なら、なにか私の気付いていない情報を得ているはずだ。それを提供してほしい。君の記憶チップを読みとらせてくれ」 「べつにかまいませんが・・・あまり期待はしないで下さい」アトムは着ていたTシャツをまくり上げ、胸のスロットに入っている記憶チップを取り出し、ゲジヒトに渡した。 「すまない・・・子供の君に」ゲジヒトはアトムの記憶チップを受け取ると、左耳の裏側にあるスロットに差し込んだ。 「子供・・・僕は子供だから・・・」 「え?」アトムの記憶チップの走査に気を取られていたゲジヒトが顔をあげた。 「いえ・・・何でもありません」 ゲジヒトから記憶チップを受け取り、アトムはそれを胸のスロットに戻した。 「それじゃ、僕、家に帰らなきゃ」アトムは席を立って、ぺこりとゲジヒトに軽く頭を下げた。 ゲジヒトは、雨の中、雨合羽を着て走り去っていくアトムの後ろ姿を見送った。 「アトム・・・君は・・・なんて・・・・・」ゲジヒトは目を閉じた。アトムの記憶チップから得た、アトムの記憶が彼の中で再生されていた。 |
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「お、お前のような汚らわしいロボットなど・・・」天馬博士が拳を振り上げた。 「ごめんなさい、お父さん」頭部に衝撃が加わる。体が斜めになる。 「僕、僕、一生懸命いい子になりますから」アトムが天馬博士に懇願する。 「いい子だと? ロボットのくせして」倒れ込んだアトムを足蹴にする天馬博士。 「お、お父さん」 「私をお父さんと呼ぶな、この汚らわしいロボットが!」叫ぶ天馬博士。目が血走っていた。 |
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そして、場面が変わる。 「この契約書は、これを破壊しない限り、なにをさせてもいいという契約だ」天馬博士が男に説明している。アトム・・・いや、まだトビオと呼ばれていたそのロボットは、彼らの横に立ったままその話を聞いていた。 「ただし、トビオという名は使うな。いいな」 「もちろん・・・高い金を出して買い取るんですから、壊すなんてもったいないことをするわけはありませんぜ、博士」男はにやりと笑った。 「こいつには人間の子供には出来ない、いろんなことをしてもらうことになってるんで」男はロボットを見た。まるで、服の上からその体をなめ回すような視線だった。 「名前の件も忘れるな」男の視線に少し不快感を感じながら、天馬博士が言う。 「もちろん・・・そうですな・・・アトムとでも名付けまさぁ」 そして、アトムはその男に引きずられるように連れて行かれた。その手を振り払おうと思えばたやすいことだった。だが・・・まだロボット法が制定される前のこの時代、ロボットは人間に逆らうことは許されなかった。科学省長官の天馬博士の一人息子として、特別に設計され、特別に作られ、特別に育てられたトビオ、後のアトムとて、それは同じことだった。 「お父さん・・・」小さくそうつぶやいた。が、そのつぶやきは誰の耳にも届かなかった。 「ほら、もっと奥までくわえ込めよ」あの男が、アトムの新しい所有者がアトムの頭を押さえつけ、自らの股間に押しつけていた。男はソファに座り、ズボンから性器を取り出し、アトムにくわえさせていた。逆らうことのできないロボット、アトムは、所有者である男に命じられるまま、それを口に含んだ。 (・・・オーラルセックス・・・フェラチオともいう・・・僕は、この人のセックスの道具なんだ・・・)アトムの高性能電子頭脳には、そんな情報もインプットされていた。 「歯を当てるなよ」そう言いながら、ソファに座る男の前に跪いているアトムの股間を、男は足でまさぐった。 「ロボットのくせに・・・男のモノをくわえて勃起させるとはな」男はにやりと笑う。そして、アトムの顔を股間から引き剥がした。アトムの口から唾液・・・に似た液体・・・が糸を引いた。アトムは腕で口の回りを拭った。 「脱げ」男が命じる。 「は、はい・・・」アトムは反射的に命令に答える。が、体はすぐには動かない。ロボットでありながら、超高性能ロボットであるが故にアトムには羞恥心もプログラムされていた。命令に答えようと、服の裾をつかんだところで躊躇した。 「ロボットのくせに恥ずかしがるんじゃない!」何かが飛んできた。一瞬、光の帯が見えた。男が右手に持った鞭を、対ロボット用電磁鞭を振り下ろしたのだった。電磁鞭の発する高電圧が、アトムの服を焦がし、体に焼けたような跡と苦痛を与えた。 「い、痛い」 「ロボットのくせに恥ずかしがったり痛がったり・・・」男が吐き捨てるように言った。 「まぁ、この方が客も喜ぶってことだがな」そして、再びアトムに命じた。 「脱げ、早く」 「はい」今度はアトムにも分かっていた。逆らうことはもちろん、恥ずかしがることも許されなかった。 シャツを脱ぎ、上半身裸になる。少し恥ずかしさで顔が赤くなる。そう見えるように電子頭脳が人工皮膚をコントロールしていた。そして、ズボンに手をかける。男がずっと見ている。アトムは覚悟を決めて、ズボンとトランクスに指をかけ、一気に膝までずりおろした。アトムの股間には、普通の少年と同じような器官があった。体内に発生した老廃物を排泄するための器官・・・それは、人間のものを完璧に模倣した作り物だった。あどけない顔に似つかわしい、股間の器官、通常の状態では、先端の一部分だけが露出したその器官が、人間の少年と同様にまばらな陰毛のなかにあった。 アトムは、男にじっと見つめられながら、足をあげ、ズボンとトランクスを脱ぎ捨てた。全裸になったアトムは、男のなめ回されるような視線の餌食になった。ますます顔が赤くなる。そして・・・アトムの股間の器官の様態が、徐々に変化していった。アトムの電子頭脳による指令でありながら、その変化を止めることは、アトムの意志ではできなかった。 男はなにも言わずに、アトムの器官の様態の変化が終わるまで見つめていた。 「一回りしろ」男が指をくるくると回して見せた。男の視線が体にからみつくのを感じながら、アトムは男の前で体の向きを変える。 「止まれ」アトムがちょうど男に背を向けた時、男が命じた。アトムは気を付けの姿勢のまま、男に背を向けて体を静止させた。男がソファから立ち上がるかすかな音・・・そして、男の手とおぼしき部分が、アトムの尻をなでた。 「ん・・・」体の表面に急にくわえられた刺激に、アトムは少し体を堅くした。 「前はほぼ人間と同じだったが・・・ここはどうかな」男はアトムの肛門のあたりに指をはわせた。 「ふぅん・・・ここも同じような感じか」基本的に極力人間に似せて作られたアトムの体は、外部は人間そのものといっても過言ではなかった。ペニスも通常時、勃起時ともに、少年のそれ、そのものだった。アナルも・・・しかし、アナルは人間とは大きく機能が異なっていた。人間のアナルは、体に不要なものを排泄するためにあるが、アトムは逆だった。アトムのアナルは、エネルギーを注入するためのもの・・・人間で言えば、口に相当した。アトムに注入されたエネルギーは、体内で消耗され、最終的に水分と気体となって排泄される。ペニスはこの水分を排泄するための器官であり、気体は随時皮膚表面の小さな放出穴、つまり、人間でいう毛穴から放出されていた。 「お前らロボットは、ここからエネルギーを注入される・・・つまり」そして、男は指をアトムのアナルに押し込んだ。 「いた・・・・い、痛いです」 「お前らロボットにとっては、ここに入れられるのが、いわばフェラチオするようなもんなんだな」男はアトムのアナルのなかで、指をぐにぐにと動かした。 「い、痛い、お願いです、やめて下さい」 「ふん、いつもはもっと太いエネルギー注入バルブをぶち込まれてるくせに・・・たかが指の2本や3本でわめくんじゃない!」そして、男は立ち上がり、先ほどアトムにくわえさせたものを、アナルに無理矢理挿入した。 「ぐあぁ」アトムが絶叫した。 「ロボットのくせにわめくな!」男がアトムの髪をつかんだ。 「でも・・・でも・・・・・」ロボットであっても、人間と同じように痛みを感じることは出来た。痛みを意味する電気信号を神経を通して電子頭脳に伝達すればいいだけ・・・感情や臭いといったことに比べれば、遙かに初歩的な技術だった。ましてや、このアトムはロボットの芸術品、可能な限り人間に似せて作られており、その肉体的構造にしても同様だった。 「ふん。まぁ、これなら客に人間だといってやらせても、誰も気づきゃしないな」男がアトムのアナルを掘りながら言う。 「いい金儲けの道具が手に入ったもんだ。1日に何人も相手をさせりゃ、お前にかかった金もすぐに回収できるだろうしな」男は延々とアトムのアナルを責め続けた。アトムのうめき声は、男を喜ばせるだけだった。 そして、アトムは、世界最高性能を誇る10万馬力のロボットは、人間の少年の代わりとして、人間の少年と偽って男達の性処理の道具となった。 |
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「君が亜人夢くんかい?」ある日、アトムはいつものように、”仕事”を命じられた。連れて行かれた先は、大きな屋敷だった。広い部屋に大きな木のデスク、壁際には今時珍しい暖炉があった。ぱちぱちと火がはぜる音がする。 「はい」相手の男は、恰幅のよい、一見やさしそうな人だった。 「君は今日、なにをされるためにここに呼ばれたのか、分かっているかい?」男は優しい声でそう尋ねた。「はい、分かっているつもりです」 「そうだな。私の希望はすでに伝えてある。そのために金を払ったんだからな」そして、男が命じた。 「脱げ」冷たい声に変わっていた。 アトムは男の目の前で服を脱いだ。もう、躊躇はしなかった。これまでに何度、こうやってきただろう。アトムの電子頭脳は538回と答えを出した。1日あたり平均2.39回。今日で225日目。約7.5ヶ月・・・毎日、こうやってアトムは男の前で服を脱ぎ、男に好きなように扱われてきた。今日も同じ。そして、明日も同じことの繰り返し・・・ 「まて」男が声をかけた。アトムに近寄り、その体をさわる。 「君は・・・ロボットか?」538回、こうやって男に見られ、触られ、犯されてきたが・・・ 「はい・・・」嘘を付くことは出来なかった。今まで、アトムをロボットだと疑った人は誰もいなかった。538人目にして、初めてだった。 「こりゃ驚いた・・・こんなロボット・・・・」男はまじまじとアトムの体を見つめる。髪の毛にさわり、瞼を開いて瞳をのぞき込む。口を開かせ、その中も。 「こんなロボットは・・・そう、君はトビオ君かい?」 「前はそういう名前でした」 そして、アトムは疑問を口にした。 「なぜ、あなたは僕がロボットだとわかったんですか?」 そして、男は話しだした。 君を作り上げた天馬博士は天才だった。不幸な事故がきっかけだったとはいえ、今から2年も前に君のような世界最高のロボットを作り上げたのだからな。2年たった今でも、君を越えるロボットは作られていない。私も実はロボット研究者の端くれなのさ。君の構造なら、暗記するくらいに何度も設計図を見たものさ。そう、天馬博士は天才だった。が、それ故に、危険な考えに犯されたんだ。人間と同等のロボットとは、人間と同じように悪にも染まるものだと、そういうロボットを開発しようとした。そして、将来、人間より優れたロボットが、この世を支配するようになるのだ、と。 彼は科学省を追われた。今はどこでなにをしているのか・・・誰も知らんよ。 私は、空席となった科学省長官に任命された。そして、君の設計図を見たんだよ、トビオ君。そうか、今はアトム君だったな。私はその設計図を元に、最高のロボットを作ろうとした。最高のロボット・・・つまり、人と同等の存在であり、常に人を助けるロボットをな。ロボットは人より劣る物でもなく、越えるものでもない、それが私の考えなんだよ。残念ながら、君を越えるロボットは私にはできなかったが・・・ 「科学省長官・・・あなたはお茶の水博士ですか?」アトムは驚いた表情で言った。 「そうだよ。私がお茶お水だ」男は、お茶の水博士は優しそうにほほえんだ。そして、言った。 「君のような優秀なロボットがこんな目に遭わされることは、私が許さない」 「お茶の水博士・・・」科学省長官になる以前から、お茶の水博士はロボットの救世主として広く知られていた。虐待され、過酷な労働の中で、故障し、使い捨てされていくロボットに心を痛め、そのようなロボットに救いの手をさしのべ、ロボットの権利を主張する者として、ロボットにとって神のような存在だった。 「トビ・・・いや、アトム君、君はこんなことをしていてはいけない。君のような優秀なロボットは、もっと多くのロボットのために、いや、ロボットと人間のために働かなければならない」 アトムは自分がやらなければならないことを初めて知った気がした。多くのロボットと人間のために働く・・・天馬博士に言われたことは違っていた。天馬博士は、ロボットは人間のためにつくすものだと教えてくれた。だから、アトムは耐えてきた。しかし、お茶の水博士は違う。お茶の水博士は・・・ お茶の水博士は手を後ろに組み、全裸のままのアトムを見下ろしていた。そして口を開いた。 「だが、今日、私は君を人間として買ったんだ。ロボットとしてではなく、人間の子供として、な」先ほどとは全く異なる冷たい声だった。 「あの男に払った分だけは楽しませてもらう」そして博士は笑った。ゆがんだ笑顔だった。 「さぁ、跪くんだ」アトムはその命令に従って、お茶の水博士の前で床に膝をついた。 パシッ! パシッ! パシッ! その音は3回部屋に鳴り響いた。跪いていたアトムの体が、突然の衝撃に左右に揺らぐ。思わず床に手を突いて体を支えた。 「誰が手を突いていいと言った!」そして、博士はさらに強くアトムの頬を叩く。 パシッ! パシッ! アトムの体が床に倒れ込んだ。 「起きろ。このガキが」アトムの髪の毛をつかんでその体を無理矢理引きおこす。苦痛にゆがむアトムの目から、真っ赤になった頬を伝って一筋の涙がこぼれ落ちていた。お茶の水博士は無言でズボンをおろした。勃起した太いペニスがアトムの目の前に突きつけられた。アトムは口を開いた。なにをしなければならないのかは分かっていた。 「ごぁ・・・」しかし、博士はいきなりアトムの後頭部を力一杯自分の股間に引き寄せた。博士の亀頭はアトムの口腔の奥まで突き当たっていた。それでも、アトムは博士の根本までくわえられてはいない。博士は容赦なくアトムの頭を押さえつけ、引き寄せ続けた。 「ご・・・げ、げふ・・・」アトムの喉から苦しそうな音が漏れる。博士がアトムを押さえ付ける力を少しゆるめた。 「ごほ、ごほ、ごほ・・・・」アトムは涙を流し、苦しそうにむせ返る。しかし、それはほんの一瞬だけだった。再び、博士がアトムの喉に突き入れる。 「うぐ・・・ごあ・・・」博士はアトムの喉奥で細かく腰を揺らす。亀頭は気道を塞ぎ、アトムの顔は見る間に真っ赤になっていく。しかし、博士はお構いなしにアトムの喉を犯し続けた。やがて、アトムの体から力が抜けていく。ようやく、博士はアトムの口からペニスを引き抜いた。 「う・・・ぐはっ・・・ごほっごほっ」アトムは四つん這いになり、空気をむさぼるかのように荒く息を付く。涙と涎でアトムの顔はぐちゃぐちゃだった。そんなアトムの髪の毛を、再び博士がつかむ。 「お、お願いです、もう・・・」涙と涎にまみれた顔で、アトムは懇願した。そんなアトムの懇願に、博士は薄笑いを浮かべると、ペニスを顔に近づける。アトムは顔を左右に振って拒否しようとした。博士がアトムの顎をつかみ、無理矢理口を開かせる。そして、また力任せにアトムの頭を引き寄せた。 「うご・・・・・ごは・・・」博士はより激しく腰を動かす。さらに、頭を引き寄せる。先ほどはまだアトムの口の中に入りきってはいなかった博士のペニスだったが、いつの間にか、アトムの顔面は博士のペニスの付け根に押しつけられていた。博士のペニスは四つん這いになったアトムの口腔の先、咽頭部まで犯していた。一瞬腰を引き、そして、次の瞬間強く突き出す。博士は喉を犯されもがき苦しむアトムの反応を楽しんでいた。いままで、こうやって何人もの少年を、死と紙一重のところで奉仕させてきた。が、今度は違う。世界最高の・・・ロボットではあるが、世界唯一無二の最高傑作をこうして命がけで奉仕させているという征服感に博士は酔っていた。その気になれば10万馬力という、博士を突き飛ばすことも簡単にできる力を持ちながら、こうして抵抗することも許されずにただ犯される世界最高のロボット・・・少年・・・アトム・・・あの天馬博士の息子・・・博士はアトムの喉の奥にペニスを突き入れたまま、動きを止めた。アトムの手が宙をもがく。やがて、アトムの手がだらんと垂れ下がった。博士はアトムの口からペニスを引き抜く。アトムの体は力無く床に崩れた。 「この程度で死ぬようなもんじゃないだろ、お前は」床に横たわったアトムの腹に思い切り蹴りを入れる。 「ごはっぐはっごほっ・・・・・ぐえぇ」アトムが息を吹き返す。床に両手を突き、体全体で呼吸した。口からは涎が垂れていた。 「はぁ・・・はぁ・・・ごほっ・・・ごほっごほっ」そんな苦しげなアトムを見下ろして、博士は思いを巡らせる。 (あの、天才と呼ばれた天馬博士がすべての力をそそぎ込んで作り上げた最高傑作、彼の息子が、今こうして惨めな姿をさらしている。そうさせたのは、この私・・・天馬がただ一人ライバルと認めながら、それでも絶対に天馬を越えることができなかったこの私・・・天馬よ・・・これから、私はこのアトムを虐げることで、お前を越えてやる。アトムを私に跪かせ、私に命乞いさせてやる。今、お前はどこでどうしているのかは知らんが・・・) 「こっちを向け」お茶の水博士は苦しそうに咳き込み続けているアトムに命じた。 「ごほ・・・お、お願い・・・がほっごほっ・・・お願いです」今のアトムの顔を見た者は、まさかこれが世界最高のロボットであることなど想像すら出来ないであろう。怯えきった表情。これこそが、お茶の水博士が愛する少年の顔であった。そんなアトムの髪の毛を、三たびつかむ。 「お、お願いです、助けて下さい。もう勘弁してください」ただのか弱い惨めな少年だった。それでも博士はその顔を股間に引き寄せた。 「げほ・・・・がは・・・」博士は容赦しなかった。むしろ、か弱いアトムの懇願は博士の欲望を燃えたぎらせた。 アトムの顔面に、博士の股間が音を立てて打ち付けられた。長い時間、そうやって責め続けられ、アトムは白目をむいて気を失った。が、それでも博士は腰を使い続けた。 やがて、博士はアトムの顔面を股間から引き離し、気を失ってだらしなく開いたままの口にむさぼりつくようにキスをし、その体を床に投げ捨てた。鈍い音がした。 アトムはうつぶせに床に倒れ、気を失っていた。そんなアトムを見下ろしていたお茶の水博士は、さげすむようにふんと小さく鼻で笑った。そして、アトムの左足の足首をつかんで持ち上げた。アトムの肛門と陰嚢がさらけ出される。その状態で、博士はアトムの陰嚢を右足で軽く踏みつけた。 「ん・・・うぅ」睾丸の痛みがアトムを目覚めさせた。それを見て取った博士は、右足に体重をかけた。 「いぃぃ・・・」アトムの口からうめき声がもれる。アトムは睾丸を踏みつけられる痛みに歯を食いしばって耐えていた。博士は左足を浮かせて、すべての体重を右足にかけた。 「ぐあぁぁぁ」アトムの体が痛みで反り返る。博士はアトムの睾丸の上で軽く体を上下に揺さぶって、さらに睾丸に痛みを加える。 「ぐぅあぁぁ・・・」しかし、残念ながら、アトムの睾丸はそれ以上変形しそうな気配はなかった。 「人間なら、これだけ体重をかければもっとおもしろいことになるというのに・・・」博士は残念そうに言って、アトムの陰嚢から足をどけた。アトムは体を起こし、陰嚢を手で押さえた。新たな涙の筋が頬に光っていた。 「向こうを向いて四つん這いになれ」アトムは素直に命令に従って四つん這いになり、博士にお尻を向けた。 「自分で手で広げろ」上半身を頭でささえ、手でお尻を広げた。肛門が博士の目に晒される。 「普通なら、ここからエネルギーを注入されるわけだが・・・」そう言いながら、博士はアトムの穴の前に跪いた。 「ひっ」博士の舌がねっとりとアトムの穴を刺激した。博士は人間の肛門と全く変わらないアトムの穴に、舌を押し込んだ。 「あ・・・」アトムの体が反応する。萎縮していたアトムのペニスが急速に堅さを増していく。 「こいつ・・・感じるのか、ここが」穴から顔を離し、指を入れる。アトムのペニスは勃起し、包皮の先端からピンク色の亀頭が少し頭を出していた。 「ん・・・」穴の中の博士の指の動きに反応して、アトムの体が動いた。 「お前は、毎日エネルギーを入れてもらう度に勃起させてるのか・・・この変態が」博士は指を3本に増やす。 「あぁ・・・」お尻を広げていた手が床に落ちる。アトムの顔からおびえた表情が消えていた。今のアトムは・・・ 「この・・・淫乱が。自分で言ってみろ、僕は淫乱ですって」そう、わずかに口を開いて、アナルに加えられる刺激を受け入れている単なる淫乱少年だった。 「ぼ・・・僕は・・・淫乱です」そう言って、アトムは開いた口の回りを舌で舐める。 「こいつは・・・」博士は片手の指をそろえて、アトムの穴に押し当てた。そして、力を入れて片手を穴に押し込んだ。 「いぃぃぃ」またアトムがうめいた。が、さっきまでのうめき声とは少し違った。博士の手のひらの一番太い部分近くまでアトムの穴に入っていた。 「ほら、もうちょっとで拳が入っちまうぞ、この淫乱な穴に」さらに博士は力を込める。 「んんん・・・」アトムがきばるように力を入れる。 「い、入れて下さい、博士・・・僕の淫乱な穴に、博士の拳を」 そして、アトムの穴は、博士の拳をあっさりと飲み込んだ。その瞬間、アトムは射精した。いや、精液に似た液体を放出した。 アトムの穴から手を引き抜くと、博士は部屋の隅のデスクの引き出しを開き、ロープを取り出した。天井の梁にそのロープを掛け、先端をアトムの足に結びつけた。もう1本、短いロープでアトムの腕を背中で縛る。やがて、博士はロープを引っ張り、アトムの体を天井から逆さにつり下げた。すぐにアトムの顔面が真っ赤に染まっていく。 「本当にお前は淫乱だな」博士はアトムの前にしゃがみ込み、頬をなでながら言う。手には鞭を持っていた。そして、アトムの体から少し離れると、博士は力一杯鞭を振り下ろした。 「ぎゃあぁ・・・」アトムが悲鳴をあげる。逆さにつり下げられたアトムの左の腹部から右の胸にかけて、赤い筋ができる。鞭の先端の金属のチップが、アトムの人工皮膚の一部分を切り裂き、引き剥がした。見る間に血が滴り落ちる。 「どうだ、痛いか?」博士は少しの間、アトムの反応を見る。目をぎゅっとつぶって、痛みに耐えているその表情が、博士を猛らせる。そして、さらに2回、3回と鞭を振り下ろす。ロープで天井から吊されたアトムの体が振り子のように揺れる。血しぶきが飛び散った。 「うぅぅぅ・・・」アトムのうめき声が続いていた。 「こうやって出来た皮膚の裂け目に、真っ赤に熱したこてを押しつけてやると、誰でもいい声で鳴いてくれるんだよ」そう言いながら、お茶の水博士は暖炉で真っ赤になっている鉄のこてを取り上げた。 「さて、君の場合はどんな声で鳴いてくれるのかな」博士はこてをアトムの腹の部分に押しつけた。 「ぎひぃ」アトムが悲鳴をあげる。体が揺れる。さらに博士は皮膚の裂け目にこてをあてがい、先端を裂け目から突っ込んだ。 「があぁぁぁぁぁ」アトムがこてから逃げようとする。が、皮肉なことに、その反動でさらにこてはアトムの体に入り込んでいく。肉が焼ける臭いが漂う。博士はこてから手を離した。が、こてはアトムの皮膚に焼き付き、そのままアトムの体からぶら下がった。 「惜しむらくは・・・」博士は一歩下がってアトムの体をながめた。 「君の場合は、この部分の人工皮膚さえ替えてしまえば、すぐに元通りになる・・・傷が残るわけでもない。体の深い部分まで傷つけられ、一生消えない跡が残り、その恐怖と痛みを記憶に刻みつける人間とは、根本的に違う。残念ながら、ね」そして、お茶の水博士は、アトムをつり下げているロープをほどいた。アトムの体は頭から床に落下した。足と腕をロープに拘束されたまま、床に転がった。 「私に一生消えない記憶と傷を付けられ、それを背負って生きていかなければならない少年ほどすばらしいものはない」博士はまた机の方に向かって歩きながら言う。 「なぜなら、それは私に愛された証なんだからね」机の引き出しを開ける。 「そして・・・折りをみて、私はまたその少年を愛してあげるんだよ」大きなナイフを取り出す。 「逃げることも逆らうこともできずに私に愛される少年達の表情は、なににも代え難い芸術品だよ」引き出しを締め、アトムの方に戻る。 「そう言えば君もロボットの芸術品だね。私に愛されるのにふさわしい」ナイフを床に転がるアトムの顔にかざす。 「さぁ、君は恐怖も感じられるんだったよね?」先ほどから何度もアトムの怯えた表情を見ている博士は、その答えを知っていた。答えはYes、彼の電子頭脳には恐怖も悲しみもプログラムされていた。博士はアトムの頬に、ナイフの刃先を軽く突き刺した。 「いつっ・・・」そして、ナイフをそのまま下に引く。アトムの頬にまっすぐに赤い筋が出来ていく。そして、その筋から赤い血が頬を伝ってしたたり落ちていく。 「こうやって、ゆっくりと顔をきざんでやると、泣き叫ぶんだよ。やめてください、助けて下さいってね」博士は、いったん皮膚からナイフを離す。そして、もう一筋、先ほどの筋と交差するように刻みつけていく。 「そのときの恐怖にひきつった表情がすばらしいんだよ、少年のね」アトムの右の頬に赤いX印ができあがった。 「おかしいよね。さっきの鞭打ちの方が傷としては深いのに・・・ナイフがすぐ目の前にあると、恐怖が増幅されるんだろうね」左の頬にも同じように印を付ける。 アトムの体が震えていた。 「さて、そろそろ終わりにしたいが・・・どうする?」博士はナイフをアトムの目の前にかざして言った。 「楽になりたいかね? それとも、もっと愛されたいかね?」アトムは失禁した。いや、小便に似た液体を放出した。 「それじゃ、最後に、もう一回くわえてもらおうか」博士は再びアトムの髪の毛をつかみ、顔を股間に押し当てた。アトムは口を開けた。 「ぐぼ・・・・・」今までにない長い時間、アトムの喉は博士に犯された。気を失いそうになる度に、博士はペニスを引き抜き、アトムの血にまみれた頬を平手で打った。気を失うことも出来ないまま、アトムは犯され続けた。やがて、博士はアトムの喉の奥に、濃い精液をたっぷりと放出した。 もう、アトムにはそれを吐き出す力も残っていなかった。 博士はアトムの腕を拘束していたロープをナイフで切断した。 「胸をあけろ」博士はアトムに命じた。アトムはその命令に従って、自らの胸のカバーを開けた。アトムの心臓とも言える超小型原子炉と人工頭脳がさらけ出された。それは、アトムのもっとも重要な部分だった。 博士はその中に腕を差し入れた。 「お別れだ。じゃぁ、な」 アトムの瞳から光が消えた。 「気がついたかい?」アトムは目が覚めた。どこか・・・大きな屋敷だった。広い部屋に大きな木のデスク、壁際には今時珍しい暖炉があった。ぱちぱちと火がはぜる音がしていた。目の前には、恰幅のよい、やさしそうな人がいた。 「君がひどい扱いを受けていたことは知っている。もう心配しなくていい。ここは、ロボットの駆け込み寺と言われてるところなんだよ」その男がほほえみながら言った。 「あの・・・僕がロボットだって分かるんですか?」アトムはその男を知っているかどうか、人工知能のメモリーを走査した。が、この人と一致するデータはなかった。ただ気になるのは・・・最近、メモリーに手が加えられた痕跡があった。別に気にするようなことじゃないようだけど・・・ 「もちろん。私は科学省の長官だからね。君のことは何だって知っているさ」 「科学省長官・・・それじゃ」 「そう、私がお茶の水だよ」 |
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ゲジヒトは涙を流した。アトムの過去を、封印されていたアトム自身すら知らない彼の過去を知ってしまったことを後悔した。 が・・・ゲジヒトは気が付いていなかった。彼自身、勃起していたことに。 アトムの惨殺死体が発見されたのは、それから数ヶ月たった頃だった。ユーロポールのゲジヒトが捜査を担当することとなった。犯人は、一連のスーパーロボット連続破壊事件と同一犯と見なされた。 が、ゲジヒトは真犯人を知っていた。彼はそのメモリーを封印した。 <世界最高のロボット 完> |