むつみ的「Apple Watch」レビュー的ななにか
Apple Watchを10日ほど使ってみた


Apple Watchを使い始めてから10日くらい。
ここで、改めてApple Watchのレビュー、主に使い勝手とか使える(使う)/使えない(使わない)アプリについて、まとめてみたいと思います。



まず、Apple Watchそのものについて。

時々、(値段的にも)Apple Watchを機械式時計と比較するようなコメントをネット上で見かけますが、おいらにとってのApple Watchは、そもそも「時計じゃないな」と。前々から思ってましたが、時間を見ることはできるけど、時計じゃない。特に機械式時計と比べる物じゃないってことを確信してます。
おいらは機械式時計が好きなので、ここからは単なるおいらのこだわりみたいなものになります(なので、一般的に当てはまるとは言えないと思います)が・・・
おいらにとって機械式時計とは、男心をくすぐるメカの固まりであり、また、「相棒」のようなものです。自分の腕に着けて、一緒に行動しないと止まってしまう存在(自動巻の場合)。それは自分の分身のようなもので、出来れば(もしも、おいらに子供がいたとしたら)子供が大人になったと感じたときに子供に譲って、孫子の代までずっと使っていって欲しいと思うようなものです。

当然、Apple Watchはそのような物じゃない。あくまでガジェットです。どんなに高価であっても。

でも、高級感はそれなりにあります、ケースは。
バンドはスポーツバンドなんで、高級感なんて関係ないですけど。これがリンクブレスレットとかだったら違ったでしょうけどね(あくまで見た目の話ですけど)。
Apple Watch Sportについては、店頭で見た感じだとケースもあんまり高級感はないと思います。

ちなみにおいらが(Apple Watch Sportではなく)Apple Watchを選んだ理由は、バンドさえ替えれば、それなりの場所に着けて行ってもそんなに違和感ないかな、と思ったから。Apple Watch Sportのあのケースでは、バンドを替えてもちょっと改まった場には無理なんじゃないかって思います。
ブラックスポーツバンドにしたのは、安いから(笑)。そして、水に濡れても気にしなくて済むから。
ってことで、バンドはいずれサードパーティから安くて良いのが出てくるだろうと・・・最初から交換することを見込んでます。



ってことで、Apple Watchの使い勝手。

まずは時計機能。時計じゃないって上に書きましたけど、時計機能はついてるし、一番よく使う機能も実際は時計機能なので。
まあ、文字盤がいろいろ選べるのはいいですね。とはいえ「蛾」は嫌ですが。でも、一通り試したら、結局はけっこう普通の文字盤に戻りましたw


文字盤はこんな感じにしてます


蛾ですヽ(ヽ゚ロ゚)
画像小さくしときました(汗)

時計表示の四隅とかの機能をカスタマイズできるのはいいですね。おいらはバッテリー残量表示やタイマーを組み入れてます。時計画面から1タップでタイマー設定に入れるのは便利だなぁ、と思ってます。



バッテリーと耐水性能について。

バッテリーは、寝ている間に充電して、朝起きたときに100%になっていれば、今のところ1日(朝起きてから夜寝るまで)は全く問題なく使えてます。「あ、今日はバッテリーヤバいかも・・・」と思ったこともありません。
耐水性能については、ちょっと手を洗ったりする程度なら、全く問題なし。水仕事でも大丈夫です。スポーツバンドと相まって、水仕事時も気にせずに使えてます。



で、使い勝手でちょっとぶっちゃけてみる。

Apple Watchで例えばメールが来ていたので本文を見ようと思うと、
@手を顔の前にかざして(スリープから復帰)、 腕をひねって画面を見る。
A通知を表示させる。
B画面をタップしてメール本文を表示させる。
という3ステップ必要です。で、(Touch ID付の)iPhoneの場合は、
@iPhoneを取り出す。
Aホームボタンを押して、そのままTouch IDに指を置いてロックを解除する。
B「メール」アプリを立ち上げる。
Cアカウントを選択する(アカウントを複数設定している場合)。
Dメール一覧からメールを選択する。
という5ステップ(場合によって異なる場合もあります)。
Apple Watchの小さい画面でメール本文を見るには画面を何度もスワイプする(もしくはデジタルクラウンを回す)必要があることを含めて考えると・・・実は、Apple WatchでもiPhoneでもメール本文を見る手間はあまり変わらないように思います。
だから、Apple Watchでは何をどこまでするのか、iPhoneでは何をどこまでするのかをうまく切り分けて使わないと、実はアプリによってはApple Watchで見るよりiPhoneで見る方が早かった、なんてこともあると思いますw

さらに、右利きの人ならApple Watchを操作するときは「左手を目の前にかざして、右手で操作する」、つまり両手が必ず必要になります。
iPhoneだと(操作によるけど)片手でできる場合もけっこうあるかと。

このあたり、Apple Watchって思ってたより使いづらいなぁ、と思うこともあるんじゃないかなぁ・・・



次はアプリ。

標準で入っているものを中心に、標準以外の一部のアプリを含めて、「使うもの」、「(今はまだ使ってないけど)これから使いそうなもの」、「使わないもの」に分けてみます。

1.使うもの

<メール>

iPhoneにメール着信があると、Apple Watchに通知が表示されます。その画面から内容の一部を見ることもできるし、メールアプリを立ち上げれば全文を確認することもできます。
でも、実際使ってるのは、「メール着信があったこと」と「今、見る必要があるかどうか」の確認くらいです。今見る必要がなければ通知画面から「消去」(これは通知を消去するという意味で、メールそのものは未開封扱いとなります)するし、今見る必要があったらiPhoneを取り出して、iPhoneで確認します。

<タイマー>

これは、上の時計機能のところでも書きましたが、時計表示画面からタイマーを呼び出して、いろいろと使ってます。

<アクティビティ>

まあ、使ってるというよりは勝手に通知されるので見てるってだけですw

標準で入っていないものとしては、
<LINE>

最初は、LINEがApple Watchのキラーアプリになるんじゃないか、みたいな期待を持ってたんですが・・・結局、これもメッセージが届いたら「誰から来たのか」を確認するためだけにしか使ってません。
ってか、それくらいしか使えない。メッセージ以外は非対応だし。
メッセージにしても、通知画面ではメッセージの全文は表示されない(冒頭20文字くらいしか表示されない)し、全文見ようとするとLINEアプリを立ち上げないと見れないし、返信はあらかじめ入ってるスタンプか絵文字しか返信できないし・・・Apple WatchではLINEは「確認」にしか使えないってのが数日使った結論です。
ちなみにスタンプや絵文字で返信する場合は、スタンプまたは絵文字を選択したら、即送信されてしまいます(確認画面はありません)のでご注意を(汗)
さらに、1回でもアプリ(もしくはiPhone)で表示したメッセージはもうApple Watchからは見られないという仕様だから、さっきのメッセージをもう1回確認したいとかにも使えないし。
せめてスタンプが他にも選べたり、定型のテキストで返信できるようになればもうちょっと使えると思うんだけど・・・
でも、いろいろとアップデートで変わっていったら、キラーアプリになり得る可能性はまだある、と今も思ってます。

<駅すぱあと>
  
これはいいっすね(^^)/
前々から、おいらはiPhoneの駅すぱあとで電車の時間を検索して、検索結果のスクリーンショットを撮って、写真でその検索結果を確認したりしてました。
Apple Watchに駅すぱあとを入れると、iPhoneで最後に検索した路線がApple Watchで見られるようになるので、今までスクリーンショット撮って・・・ってしてた部分がApple Watchで置き換えられます。
今のところ、iPhoneとの連携という点で一番使えるかも。


実は、日常的に使ってるのはこの5つのアプリだけです(^^;



2.(今はまだ使ってないけど)これから使いそうなもの

<カメラ>

iPhoneのカメラのリモートシャッターとして使えますが、そもそもおいらはiPhoneのカメラ機能はスクリーンショット以外にはあんまり使ってないので(汗)
使い方によってはいろいろ出来そうな気はしてます・・・隠し撮りとかw

<カレンダー>
    
月表示(ただし、予定有無はこの状態ではわかりません)、今日のスケジュール表示、今日・明日の予定表示ができるので、使おうと思えば使えそうな気がしてますw

<天気>

まあ、たまには見るような気がします。

標準以外のアプリでは、

<電卓>

あると便利。でも、(アプリ開発の制約により)いちいちiPhoneと通信することになるので、レスポンスがあんまり良くないのと、当然ながらキーが小さいのでよく押し間違えちゃうから・・・使いづらいってのが現状です。



3.使わないもの

<電話>

これは・・・恥ずかしいから(笑)
別にApple Watchじゃなくても、携帯とかでイヤホンマイクを使ってハンズフリーで通話してる人もたまにいるけど・・・やっぱ、最初は「なに一人でぶつぶつ言ってるの、この人」って思ってしまいます。あれと同じ、いや、むしろ時計に向かってぶつぶつ言ってるのはもっと恥ずかしい気がして、どうしても電話機能を使おうって気にはなりません。
あと何年かして、時計に話しかけるのが普通になれば・・・・・

<Passbook>

iPhoneでも使ったことないからw

<マップ>

起動から地図が表示されるまでが遅すぎ(-_-) 地図が表示されても、結局画面が小さいので、使いやすいとは言えない。
そもそも、Apple Watchで地図が表示されるのを待つ間に、iPhone取り出してマップを起動できます(^^;
「駅すぱあと」みたいにiPhoneで検索した地図がApple Watchでも表示される、なんて連携が出来れば使えるのかも知れないけど・・・

<ミュージック>

使うとしたら、iPhoneで再生している音楽のコントロールだろうけど・・・基本、おいらはBluetoothヘッドホンを使ってるんですが、コントロールはそのヘッドホンでするのでおいらには必要ないです。

<メッセージ>

iPhoneでもあまり使わないので・・・

<株価>

iPhoneで使ったことないし。

標準以外のアプリでは、
<amazon>

丸い検索ボタンをタップすると、商品を音声検索できます。
1-Click注文設定が有効になっている場合は、Apple Watchの検索結果から画面のボタンタップで即購入できるみたいです。
まちがってボタンタップしちゃったら・・・・・Apple Watchの小さい画面でお買い物は危険です(-_-)
ってことで、買うならPCかiPhoneからにします。

<ニュースアプリ>
        
いくつかアプリあるので、とりま、3つ入れてみたんですけど・・・
一番左は、見出しと画像だけしか表示されない(-_-)
真ん中は見出しと画像の画面をタップすれば本文が読めますけど・・・途中までで続きは「iPhoneで読む」ってことに。
右もそれなりに本文も見れるけど、これも途中まで。「iPhoneで続きを読む」って・・・
ニュースは始めっからiPhoneで見る方が早いっす(汗)

<twitter>

Apple Watchを入手する前は、けっこう使える可能性あるんじゃない?とか思ったけど、やっぱ一覧性悪いから使う気がしないって感じです。


アプリについてはこんな感じです。まぁ、これから使い込んだら、あるいはアプリがアップデートされたら変わっていくとは思います。
ちなみにゲームの類いはおいらは全然しないのでわからないけど・・・あの小さい画面でバッテリー気にしながらゲームしても面白くないと思いますw



あと、ちょっとした裏技みたいなもの・・・

おいらが使ってるスポーツバンド、ネットでたまに腕に着けにくいって声があります。これは、そういう人の場合、(言葉で説明するのは難しいですが)普通の腕時計を着ける時は(時計を腕に乗せた状態で)手前側→奥側の順序でバンドを手に沿わせるのに対し、スポーツバンドは先に奥側→手前側の順番で手に沿わせなければならないからだと思います。ですから、スポーツバンド着けにくいって人は、スポーツバンドのバックル側(○○mmって書いてある方)とそうじゃない側(S/MとかM/Lとか書いてある方)を入れ替えると幸せになれると思います。
おいらは入れ替えて使ってます。まあ、だまされたと思ってやってみてくださいw

スポーツバンドの(たぶん)標準的な使い方
(Appleのサイトより)

おいらの使い方
バンドの上下を入れ替えてます
 


ってことで、Apple Watchの「ここがいいここがダメをおいら視点でまとめてみると・・・

ここがいい
・自慢できる(爆)。
・メールやLINE等の着信があったことが手元で確認できる(内容が重要か否かの判断も手元でできる・・・と思う)。
・手元でタイマー機能が使える。
・駅すぱあとがおいら的には○。
・グランスは(一部表示(地図とか)を除けば)サクサク表示されるのでうまく使えば便利。

ここがダメ
・恥ずかしい(爆)。
・時間や通知を見る(スリープを解除する)ためには、いちいち腕を上げるという動作をするか、デジタルクラウンを押す必要がある。
・腕を上げてもたまに反応しない(スリープが解除されない)時もある。
・アプリによっては起動が遅い(マップ、カメラ等、iPhoneと通信して起動するアプリ)。
・アプリを立ち上げているときに時間を見ようとすると、手間がかかる(デジタルクラウンをゆっくり3回押す、もしくは一旦スリープするまで待って、しばらくしてからもう一度スリープ解除する・・・これ以外にいい方法があったら教えて下さい)。
・操作する時は基本的に両手がふさがる。
・アプリが「こんなんできました」レベルの物が多い(つまり、実際には使えない・・・twitterとか)。
・(前の独り言にも書いたけど)自分が見ているのが通知画面なのかアプリ画面なのかが分かり難い。
・(これも前の独り言にも書いたけど)画面のプレスでなにができるか、操作してみないと分からないことが多い。



ってことで、まだいろいろと「こなれてない」なぁってのが今のおいらの感想です。
でもまぁ可能性は感じますので、Apple Watch 34くらいに期待しましょう(笑)



最後に、買うかどうか迷ってるそこのあなた(笑)

ここまで読んで頂けたということは、かなり「興味はある」ってことだと思いますが・・・
では、Apple Watchを買うべきなのかどうなのか。
そんなあなたのためのチャートはこちら(笑)




本チャートを使用したことにより発生するいかなる事象、家庭不和等について、おいらは一切責任を負いかねます
ご利用は計画的に!(笑)


 ※本チャートは2015年5月5日時点の情報に基づき作成しています

以上、おいらの「Apple Watchを10日ほど使ってみた」適当レビューでした(笑)

なお、本レビューに記載している内容については、間違い、あるいはひょっとしたら嘘が含まれているかも知れませんので、あんまり本気にしないで下さいね(汗)


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