電子双六 byロケッツ花火さま
エピローグ
あの悪夢から一週間が過ぎた。 いや、悪「夢」ではなく、全ては現実であった。 今、ただ一人生き残った健太は病室で、虚ろに目を泳がしていた。 病室といっても、普通の病室とはかなり違う。テレビも無いし、窓には鉄格子、部屋の外には警備員。自由に出入りも出来ない。 全く現実味のない場所。そんな中、健太は思いをめぐらせた。 何で、こんな所に俺はいるんだ?何でこんな所に閉じ込められてるんだ? この、指と手首に巻かれた包帯は・・・。思い出した! 双六をやっていたんだ。そしたら訳の分からない命令が来て、勝と、純と庸史が死んじゃって。その後なんか知らないけど警察に手錠掛けられて連れてかれて、俺は事実の通り、何を訊かれても双六がやったって言い続けてたら刑務所からここに入れられて・・・ 「何で、何でこうなるんだよ・・・」 健太は大粒の涙を流しながら、当分出れそうに外をいつまでも鉄格子の上から眺めていた。 ・・・・そして、更に1ヶ月後・・・ そろそろ本格的に暑くなってきた4月の末、学校帰りと思われる2人の少年が、仲良く話をしている。 「GWさあ、お前の家泊まりいっていい?」 「いいよ。なんか最近のPS2のゲームでもある?」 「うん、あるよ。それと、最近土手の所で面白そうなゲームの機械拾ったんだよ。それ、落ちてる割には傷も付いてなくて綺麗なんだ。」 「へえ、そりゃ興味深いね」 「あ!でもそれ4人用だったよ」 「じゃあ後二人誘えばいいじゃん」 「そうだね。克哉や康介でも呼ぶか」 「いいねえ。ところでそれって何てゲームなの?」 「電子双六機って書いてあるんだけどさあ・・・」 <完> |
ロケッツ花火さまに頂きました。
ほんと、おいしい設定で、けっこうファンも多いという、
おいらのサイトの人気コンテンツです(^^)/
いやぁ、いいですね、電子双六機。
ウチにも一つほしいでつ(笑)
いや、もちろんおいらがやるんじゃなくて
可愛い男の子を集めてきて、で・・・
おいらは双六の命令を実行してあげる・・・と(*^^*)
とくにちんちんに針貫通なんて、
「しかたないじゃん、これやらないと死んじゃうんだよ」
とかいいながら・・・ほんと、楽しそう(^^)
でも・・・ロケッツ花火さん、
この作品の前に頂いたのが処女作なんですよね。
ってことは・・・
まだ小説書き始めて日が浅いんですよね???
いやぁ、すごいです。ほんと。
ってことで、次回作も期待しちゃいます!!
おいらもこんな設定で作品書きたくなっちゃいました(^^;
本当にすごい作品、ありがとうございました!!!