7. 「うわ、なんかどきどきする」
さっきのタグと同じように、今度はタイキがタグの穴と僕のちんこにローションを塗ってくれた。そして、僕のちんこに手を添えて、タグの穴に導く。
「タグはあの巨根のコーチに入れられてるんだよね」
タグは頷いた。
「じゃ、大丈夫だね」
僕は思いっきり腰を上げた。
「痛ぇ」
タグが僕の上で腰を浮かした。
「コーチのこんなに太くないんだよ。俺のケツを壊す気か」
もう一度腰を下ろす。僕も今度はゆっくりと腰を上げる。
「うわ、すっげぇ・・・広げられてるって感じ」
ゆっくり腰を下ろして、僕のを根元までくわえ込んだ。
「ああ、コーチの気持ちが分かるかも」
「デカい声であえぐなよ」
僕は動く前にそう念を押した。ここはタグの家。タグの親がいるんだから。
ぐっと腰を突き上げた。
「ふあっ」
タグがあえぐ。大丈夫みたいだ。僕は腰を早く動かした。
「おあ、あ、ひ、ひぁ・・・」
タグも僕の上で体を上下させる。声のボリュームは抑え気味だけど、あえぎ声は抑えられないらしい。
「あ、すげっ気持ちいい」
タグが僕に掘られながら自分のをしごいている。それを見てタイキが僕等を止めた。
「ちょっと待って」
そして、タグのちんこにローションを塗る。自分の穴にも塗って、僕の上、タグの前にタグに背中を向けて跨がった。僕に覆い被さるようにして体を倒す。タグのちんこを握って自分の穴に入れる。
「いいよ、動いて」
僕がタグに、タグがタイキに入れている。僕が動くとタグもタイキの中で動く。僕等3人の変態仲間は今、一つに繋がっているんだ。
一番最初に射精したのは僕だった。僕がタグの中に出して、次はタイキが僕の胸の辺りに精液をまき散らした。最後にタグがタイキの中でいった。タイキが僕の体から降りた後、胸に飛び散ってたタイキの精液を、タグが指ですくって僕の口の前に差し出した。僕はそれを舐め取る。次にタグが指ですくった分はタグが自分で舐め取った。そうやってタイキの精液を僕とタグで交互に舐める。最後はタグが僕の体を舐め回してきれいにしてくれた。
「まだ勃ってる」
タグが僕の上から降りると、僕のちんこを見て言った。すると、タイキが僕のちんこを舐めだした。途中で顔を上げる。
「タグの穴の臭いがする」
そしてまた舐める。僕は体をずらしてタグの股間に頭を寄せて、タグのちんこを舐めた。
「タイキの穴の臭いがする」
そう言うと、タイキは少し照れくさそうに笑った。
「タグ、入れて欲しい」
少しの休憩の後、僕はタグにお尻を向けて、そこを両手で開いた。
「俺の入れて大丈夫?」
タグが僕のお尻に近づいて、穴を指で触りながら言う。
「だってコバ、あのコーチのでっかいの入ってたよ」
タイキがこの前の乱交の時のことを思い出して言った。
「あ、そうか。さっきタイキも大丈夫だったし」
「あれはコバの太いの入れた後だから」
タグが僕の穴と自分のちんこにローションを塗る。四つん這いの僕のお尻をつかんで、穴にちんこを押し当てた。
「ゆっくり入れた方がいい?」
僕は少し考えた。
「犯されるみたいにされたい」
「やっぱ変態だな」
言い終わると同時に、タグが巨根を突っ込んできた。
「いっ」
入る瞬間、ほんの少しだけ痛む。
「あ、ゴメン、大丈夫?」
「そのままやって」
「わかった」
タグが奧に入ってくる。そして、ずぼずぼと僕の中をかき回す。
「あ、すごっ」
タイキが僕のお尻を覗き込んだ。
「すげぇ、奥まで入ってる」
タイキに見られながら、タグの巨根で犯されている。凄く気持ちいい。
タイキが僕の前にしゃがんだ。僕はタイキのちんこを口に含む。後ろからタグ、前からタイキに犯されている。先走りが床まで垂れているのが見なくても分かる。
「コバ、エロい」
タグが僕の体をなで回す。肌がぴりぴりする。あえぎ声はタイキのちんこで口が塞がれてるから外に漏れない。ちんこがぎゅっとなる。
「あ、俺、いくっ」
タグが奥まで突いてきた。そして、少し止める。お腹の中でタグのちんこがビクビク動くのが分かる。
(僕の中に出してるんだ)
そして、口の中にタイキが出す。それを飲む。
僕のちんこも限界だった。
「あっ」
僕も射精した。タグの部屋の床を汚しちゃって悪いな、と思いながら。
「すげぇ気持ち良かった」
僕から巨根を抜きながらタグが言った。タグのはまだ勃っている。僕は体の向きを変えて、さっきまで僕の中に入っていたタグのちんこに顔を近づけた。タグやタイキの穴と同じような臭いがする。
「これが僕の臭い?」
「そう」
タグが僕の頭をちんこに押し付ける。僕は口を開いてそれを舐め始める。そんな僕の穴をタイキが舐める。
「これはタグの精液の味?」
「そうかな」
今度は僕が答える。
そして、自然と3人で抱き合い、またキスを交わした。
その後、僕等は近くのスーパー銭湯に行って体を洗った。セックスした後なので、他の人には迷惑なんだろうとは思ったけど、タグの家でお風呂に入れてもらうのも理由を考えるのが面倒だったから、まあいいやってことで。
さすがにあの後だからかけ湯だけで入る訳にはいかなかったので、3人並んで体を洗った。お互い背中を洗って、ついでに石けんの付いた手でちんこも洗い合う。勃起しそうになるけど、さすがに洗い場ではなんとか抑える。
一緒に湯船に入る。僕等は体を揺らしながらお湯に浸かっていた。体を揺らしてお湯を波立ててないと、僕等がお湯の中で握り合ってるのが見えてしまうから。タグのが少し堅くなっている。僕も人のことは言えない。タイキだってそうだ。
「サウナ行く?」
このまま握り合ってたら勃起してしまって出られなくなりそうだったので、そうなる前に人が少ないところに行きたかった。
3人でサウナに移動する。一人だけ先に入ってる人がいた。
(無理かな)
そう思ってから、僕は自分が何かを期待していたのが恥ずかしくなる。その人からは離れて座る。しばらく待ってもその人は出て行かない。熱いのが苦手な僕は、もうけっこう辛い。
「ちょっと」
僕が出ようとすると、タイキが僕の手を握った。
「もうちょっと」
もう一度座る。汗が流れ落ちる。
(ああ、もう限界)
と思ったところで、先に入ってた人がサウナから出て行った。タグとタイキが立ち上がる。僕も遅れて立ち上がった。
「ちょっと待ってて」
僕はサウナの外に出て、少し涼んだ。そしてサウナに戻る。奥の方でタグとタイキが抱き合ってキスしていた。
「大胆だな、お前等」
タグが手招きする。僕も加わる。二人ともタオルが床に落ちて、勃起したちんこが丸見えだ。僕もタオルを床に置く。もちろん僕も勃起している。
タグが僕の体を舐める。そのまま下に下がってちんこを咥える。タイキは汗でじっとりと湿った僕の穴に指を入れてくる。背中に回ったタイキのちんこが僕の穴に触れる。そのままタイキはそれを押し付ける。
「うっ」
僕の穴にタイキが入る。そのまま奧に入れようとするけど、ローション無しではちょっと痛い。
「ローションないとちょっと無理」
「汗じゃ代わりにならない?」
「ならない」
タイキはそれ以上奧に入れるのは止めてくれる。けど、そのまま手で自分のちんこをしごき始める。タグも僕の前でちんこをしごいている。
「いくっ」
タイキが小さな声を出した。僕の中に先っぽだけ入ったタイキのちんこが僕の中で射精した。少し遅れて、タグも僕の体に向かって射精する。
「はぁ」
その時、サウナに誰かが入ってきた。僕等は慌ててタオルを拾ってまだ勃起してるちんこを隠した。精液の臭いがしている。
(ヤバいかな、これ)
タグが僕の肘をちょんちょんと突いて、入ってきた人の方を指で指した。入ってきたのは小学生くらいの男の子だった。
「大丈夫」
小さな声で僕に言った。そして、タグはちんこを隠していたタオルをどける。巨根が勃起していた。僕もタオルを肩に掛ける。太ちんは勃っている。タイキもそうだ。3人で、その子の前で勃起ちんこを晒した。
けど、その子は俯いたまま何も反応しなかった。目も閉じて、熱さを我慢しているようだ。僕等はサウナを出た。
「ヤバかったなぁ」
「ヤバかった」
大人の人だったら、精液の臭いとかに気が付いて、何をしていたのかバレてもおかしくなかった。でも、僕等はそれがわかってて、だからあそこでしてたんだ。変態仲間なんだから。
「あの子に見られたかった?」
タイキが僕に尋ねる。
「まあね」
僕は正直に答える。
「お前、ケツから精液垂れてんぞ」
タグが僕のお尻を見ながら言った。
「え、マジ?」
そういえば、太ももの裏側に、何か熱いものが垂れていく感じがある。
「ヤバっ」
僕は慌てて洗い場の方に向かった。タイキとタグはそんな僕を指さして笑っていた。
もう一度体を洗い、そして3人で湯に浸かって、スーパー銭湯を出た。
「よく考えたら、あの温泉行ったときから、なんとなく口でし合って、乱交して、そして今日って、短い間に凄いことになったよなぁ」
スーパー銭湯からの帰り道でタグが言った。
「あの星がきれいだった家族風呂ね」
あの星空を思い出した。
「でも、考えてみたら、あの時にこうなるかも知れないみたいなことはあったよね」
タイキが言う。
「え、そんなのあったっけ?」
「だって、コバもタグも平気でフェラしてたし、うまかったし」
「あ、それ、僕も思った」
(でも、まさか実際にタグもタイキもそういうことしてたとは思いもしなかったけど)
「あんなことしてるの、俺だけだと思ってた」
タグが言った。僕もタイキも頷いた。
「お互い分かってたら、あの時もっとしてただろうね」
タイキの発言にも、二人で頷く。
「あの時からもう、変態仲間になる運命だったんだよ、俺達は」
そう言うタグに誰も反論しなかった。反論する必要もなかった。
(たぶん、この後帰ってもう1回くらいするんだろな)
僕は勃起したちんこの位置をズボンの上から直した。タグもタイキも見ていたけど、構わなかった。
<2×3 完>
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