P2ゲット大作戦
mission06:お風呂の荒鷲作戦(Part3)


「ひょっとしたら、お兄ちゃんも同じなのかなぁって思ってさ」
洋平は、真っ白いブリーフ、洗濯機の中にあった洋平のブリーフのゴムのところに指をかけて、それをぐるぐる振り回しながら言った。
「そしたら、やっぱりお兄ちゃんブリーフ盗ってるし」
ブリーフを振り回すのをやめる。ブリーフは、洋平の手にだらしなくぶら下がる。まるで降参したことを表す白い旗のようだった。
「このこと、人に言われたくないなら、お兄ちゃんも脱いでよ」
後から考えたら、なんとかごまかすことも出来たかもしれない。でも、そのとき、僕は洋平の言葉に従った。パジャマの上着を脱いで、ズボンを下ろした。
「それ脱いでこっちに渡して」
洋平の目の前で僕はブリーフを下ろした。いつの間にか、公平も頭にかぶっていたブリーフを外して、僕が脱ぐところを見ていた。
「はい・・・」
左手で股間を隠しながら、僕は洋平にパンツを手渡した。
「その手、どける」
洋平の命令だった。僕はその命令に従った。そこは、勃起しかけていた。
「兄ちゃんと一緒じゃん」
洋平は、脱ぎ立ての僕のパンツを公平に手渡した。
「それでいつもみたいにしてよ。お兄ちゃんにも見せてあげて」
公平は、僕のパンツを広げて、ちょうど股間の部分が前になるようにして、それを頭からかぶった。股間の部分が鼻と口の間くらいのところになるように調整する。そして、その部分が内側から何かに押されるように盛り上がった。
「ね、兄ちゃんって変態でしょ。パンツの中、舐めるんだよ」
盛り上がっていたのは、公平がパンツの内側に舌をはわせていたからだった。
「僕のパンツでこんな変態してたんだから・・・笑っちゃうよね」
ということは、そんな風に洋平のパンツを使ってオナニーしているところを洋平に見つかって、それ以来、こんな風に・・・
「だから、兄ちゃんはオナニーする時は僕の言うこと聞くんだよ。変態なことさせると喜ぶんだよ」
(そういうことか・・・)
「お兄ちゃんもしたいんでしょ?」
「えっ?」
「ほら、しなよ」
僕が洗濯機の中からとりだした、洋平の白いパンツを僕の足下に投げる。
「ほら、拾え」
(だめっ!)
理性がそう言っていた。でも、僕の体がそれを拾い上げた。
「かぶれ」
洋平に言われる前からそうするつもりだった。僕は目の高さにそのブリーフを掲げ、ゴムのところに指を入れて広げた。股間の部分が顔の前に来るようにそれを頭からかぶる。洋平と公平も僕を見ている。さっき公平がしていたように、ブリーフの股間部分に内側から舌を這わせてみた。
(ここに洋平のちんこがあるんだ・・・そして、おしっことかでシミになったり・・・)
僕のちんこも勃起していた。
「ひざまづけ」
僕はその命令に従う。
「ほら、舐めろよ」
ブリーフの前に何かが押しつけられた。それは熱く、堅いものだった。
(洋平のちんこだ・・・)
僕の股間にも、なにかが触れる。頭にかぶったブリーフの隙間から、僕の前にしゃがみこんで、僕の股間を舐めている公平のブリーフをかぶった頭が見えた。
「ほら、公平のペン、動かしてあげなよ」
僕は公平の穴に入ったままの油性マーカーに手を伸ばし、それを引き抜こうとした。
「いっ」
公平の声がした。どうやら、ちょっと痛かったみたいだ。僕の手を押しのけるように洋平の手が延びる。洋平はマーカーを公平から引き抜いた。
「お兄ちゃん、入りやすいように、ペンを舐めてあげてよ」
それを僕の口に押し当ててきた。ぷん、とにおいがする。どこかで嗅いだにおいだった。
「前にも舐めたでしょ?」
(そうだ、あのとき・・・)
油性マーカーを見つけたあの日、僕はそれと知らず、このマーカーを舐めさせられていたんだ。あの時、洋平と公平はどんな気持ちでこのマーカーを舐める僕を見ていたんだろう・・・僕は口を開いてそのマーカーを受け入れた。
(これが公平の味・・・)
それを丹念に舐める。そして、手探りで公平の穴に挿入した。
「ん・・・」
公平の声がする。それを奥まで入れる。そして、また引き抜く。
「どう、公平。気持ちいい?」
「気持ち・・・いい」
公平が小さな声で答えた。
「ほら、公平、お兄ちゃんに入れて欲しいんでしょ?」
「はい」
いつの間にか、洋平が公平のことを「兄ちゃん」ではなく「公平」と呼んでいた。僕の股間をブリーフ越しに舐めていた公平が、体の向きを変える。公平は僕の勃起したちんこを自分の穴に導いた。洋平が僕の前から離れた。
「あぁ」
公平が僕の股間にお尻を押しつけてきた。僕のちんこが公平の中に入っていった。
(あったかいんだ・・・)
なんとなくそんなことを感じた。そして、僕のお尻に穴に何かが塗りつけられる。
そして、僕の中に洋平が入ってきた。
僕は公平の中に入ったまま、洋平に入れられた。



「先生、ありがとうございました」
おばさんが仰々しく言った。
おじさんとおばさんが帰ってきたとき、僕はいつものようにこの2人に勉強を教えている最中だった。
ただ、僕は洋平のブリーフを、洋平は公平のブリーフを、そして僕のブリーフを公平が履いていることだけがいつもと違っていたけど…

そう、結局、僕はP2ゲット大作戦に失敗したんだ。

でも、まぁ、いいや。こうして今、僕ら3人はお互いのパンツを交換しあってるんだから。パンツだけじゃない。僕らはお互いの穴も使いあうんだ。それってP2ゲット大作戦よりも、もっとすごいことなんだから。
<P2ゲット大作戦 完>


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