「おい、楢崎」僕はそう声をかけられて立ち止まった。すぐに誰かが僕の肩に手をかける。
「あ、先輩」中学の野球部の先輩だった。
「どこ行くんだ?」先輩が僕の肩に手を回したまま聞く。
「え・・・別に」今日は学校は休み。塾もない。特に用事も行きたいところもない。僕は特に目的もなくうろうろしているだけだった。
「じゃさ、ハンバーガー食おうぜ」僕の肩に回した手にぎゅっと力が入る。つまりこれは、”言うことを聞け”ってことだ。
「いいだろ、な」痛いくらいに力を入れながら、いいだろもなにもないけど・・・
「な、一緒に食おうぜ」そして、僕は先輩にハンバーガーショップに連れて行かれる。
「おれ、ダブルバーガーのセットな。奥で待ってるし」カウンターの前でそう言って、さっさと店の奥に入っていく。僕はカウンターでダブルバーガーセットと自分の分のハンバーガー・・・大して食べたくもなかったけど・・・を注文し、トレイを抱えて店の奥のテーブルに座っているはずの先輩を探した。
「おい、ここ、ここ」先輩は一番奥の、隅のテーブルに座っていた。僕が近づくと、そのテーブルの奥の隅の席を指さした。僕がそこに座ると、先輩がすぐ横に座る。4人掛けのテーブルなのに、2人が並んで座る。そう、いつものように・・・
「サンキューな」ぜんぜん心がこもっていない言葉だけど、なにも言ってもらえないよりはましだと思って僕は我慢した。先輩はすぐにダブルバーガーのパッケージを広げてむしゃぶりつく。そして、あっと言う間に半分くらいが先輩の口に吸い込まれていく。いつものことながら、僕はそれを唖然として見ていた。
と、先輩が僕の方を見て言った。
「なにしてるの、早くしろよ」そうだ。やっぱりそうだ。
「今日は・・・勘弁してもらえませんか?」絶対だめだと分かってるけど、一応聞いてみた。
「デートしてやってるのに、うれしくないのか?」(これがデート?)いつも思うけど、先輩にとって、男とのデートなんてこんなものなのかも知れない。僕はこれ以上断ると、先輩がどうするか知っている。学校や部活でいじめられるくらいなら、いつものように・・・・・
僕はジーンズのジッパーを下ろした。先輩はハンバーガーを食べながら僕を見つめている。少し回りを見回す。店の中には数人の客。みんな、通りに面した入り口に近い方の席にいる。誰も僕たちなんか気にしていない。
「ほら、早く」ダブルバーガーはすでに先輩の胃袋に消えていた。ポテトを摘みながら、先輩は僕をせかす。僕は・・・
開いたチャックに手を入れて、ちんちんを引っぱり出した。先輩はポテトを食べながら、僕を見ている。
そして、僕はハンバーガーショップの一番奥の席に座って、他の客に見つからないようにオナニーを始めた。先輩はもう一つのハンバーガー、僕が自分で食べようと思って買ったハンバーガーに手を伸ばした。僕がオナニーしている横で、先輩は僕のハンバーガーを食べ始めた。
「い・・・・イく」僕は小さな声で言った。ぼんやりとどこかを見ていた先輩が、僕の股間に注目する。
「あ・・・・・」僕はハンバーガーショップの片隅でイった。他にも客がいる店内で、僕は射精したんだ。「あ〜あ、いっちゃった」先輩がわざと大きな声で言った。数人の客は僕等の方をちらりと見る。でも、すぐに自分たちの世界に戻っていく。
先輩が、僕のちんちんと僕が出した精液を携帯で撮影する。これで何回目だろう・・・
「じゃ、あと、ちゃんときれいにしてこいよ」
そして、先輩はさっさと席を立つ。僕は、紙ナプキンで自分のちんちんと、飛び散った精液をふき取った。こうやって、僕はいつも、先輩にハンバーガーをおごらされ、それを食べている先輩の横でオナニーさせられるんだ。先輩はこれを”デート”と称している。でも、僕にとってはたかりであり、おどしであり、イジメだった。先輩がこんな人だと知っていたら、あんなこと、言わなかったのに・・・後悔先に立たずって言葉がある。ほんとにその通りだ。もう、僕は先輩のイジメから逃げられなかった。
「先輩、彼女とかいないんですか?」まだ学校に入ってそんなにたっていないころ、僕は野球部の先輩に一目惚れした。結構かっこいいのに、彼女がいないらしいってことから、勝手に”先輩も男が好きなのかも”なんて思いこんでた。そして、ある時、部室で二人きりになったときに聞いてみたんだ。
「いないよ」先輩は優しい声で答えてくれる。僕たち1年生に優しい先輩、けっこう僕等の間でもいい先輩だってことになっていた。
「先輩って・・・男が好きなんですか?」ある意味、すごい質問をするやつだと思われたかもしれない。でも・・・
「その・・・僕、先輩好きなんで・・・先輩も男が好きなのかなとか」なんというか、僕の欠点かもしれないけど、きっとこうだろうと思い込むと、絶対そうだって信じ込んじゃう。先輩が男が好きなんだって僕は半分決めつけていた。いや、正直に言うと、絶対そうだって信じ込んでいた。
「お前、おかまか?」先輩が僕に聞いた。
「おかまって言われるのは・・・ゲイとかって言う方が」今にして思えば、なんで先輩にまったく警戒心を抱かなかったんだろう。僕は馬鹿正直に答えた。
「ふぅん・・・俺のこと、好きなんだ」そして、僕は本当に馬鹿だった。先輩にそう言われて、なぜか舞い上がって、うれしくなってしまったんだ。
「はい、大好きです」その一言で、僕は先輩に弱みを握られてしまった。”おかまで俺のことが好き”な後輩、いろんな使い道があるってことだ。
そしてそれ以来、何かにつけて、”俺のこと、好きなんだろ?”って耳元で言われて、いろんなことやらされた。”してくれたらデートしてやるよ”とか言われたらさ・・・断れない。そして、デートの時は、お金は全部僕持ち。というか、先輩はお金払うつもりがない。そして、面白がってハンバーガーショップでオナニーしろって言われて・・・1回したら、それ以来、必ずデートの時はハンバーガーショップに行って、僕がお金払って、先輩に言われて公開オナニーさせられるようになった。断ったら・・・
一度断ったことがあった。
「ふ〜ん、そう」もっと何か言われるかと思ったけど、それだけだった。そのときは。
翌日、部活の時、先輩がノックをしてくれた。でも、それはわざと取れないようなところにばかり打って、僕がへとへとになってもやめさせてくれなかった。イジメだと思った。ようやく終わってからも、一人でボールを拾って、グランド整備して、部室片づけて・・・ようやく帰れるようになったのは、すっかり暗くなってからだった。
次のデートのとき、僕は断らなかった。先輩の言うことに従って、僕は店の隅でオナニーした。
先輩の携帯には、そんな僕の画像がたくさん入ってる。僕が言うことを聞かなかった時の保険だとか言ってた。要するに、おどし。先輩がこういう人だとわかってない時に告ってしまった僕が悪い・・・とは思わないけど、実際先輩がこんな人だったってわかってたら、告ったりしなかったと思う。もっと、先輩のこと知ってからにするべきだったなって反省はしてる。反省しても、もうどうしようもないけど。
でも、ホントに先輩がこういう人なんだってわかるのかどうか・・・先輩の同級生の人や、あるいは野球部の誰に聞いても、まず”いい人”って言うし・・・ホントの先輩を知っている人は、他に誰もいないんじゃないかと思ってる。僕だけが知ってる先輩の本性・・・みんなの言うとおり、いい人だったらよかったんだけど。
先輩はホントに男が好きなのか・・・これはいまだによく分からない。僕にオナニーさせるのはイジメみたいなもんで、僕が恥ずかしいことしてるのを見るのが楽しいって感じ。僕のちんちんを触ったりはしないし、先輩のを見せてくれたりしたこともない。でも、僕とのデートの頻度を考えると、彼女がいるとは思えない。先輩は僕とつきあって何かいいことあるんだろうか。そりゃ、お金は全部僕が払うし、デートすることで、僕は先輩の言うことなんでも聞く・・・聞かさせられるし・・・・・でも、そんなにひどいことさせられたことはない。公開オナニーが一番ひどいのかな。
でも、オナニーは、人に見つかりさえしなければ、まぁ許せる。初めは先輩に見られるのがすごく恥ずかしくていやだったんだけど、でも、最近は慣れちゃったのか、嫌なことは嫌なんだけど、そんなに嫌じゃない。それより、むしろお金の方が辛くなってきた。
先輩は、デートの最中にあれがほしいとかなんとかよく言う。高いものじゃなくて、数百円とかそんな程度のもの・・・つまり、僕が買ってあげられるもの。初めはそれで先輩が喜んでくれるなら、と思ってお金出したんだけど。でも、一度そうやってお金出したら、毎回毎回なにか買わさせられて、ときどきCDとかDVDとか買ったり・・・最近はお金が足りなくなってきてて、貯金も全部使い果たすことになりそうな感じ。
「今日、お金なくて・・・」
ある時、先輩にハンバーガーショップに誘われた時そう言ったら、先輩はまた
「ふ〜ん、そう」って。またいじめられると思った。だから、必死で言い訳したんだ。
「あの、来週になったらお小遣いもらえるし、もうちょっと待ってください」って。そしたら先輩は、
「アルバイトすれば?」って言ったんだ。
「そんな、アルバイトなんて、中学生雇ってくれるとこなんかないし」僕がそう言うと、先輩はまた
「ふ〜ん、そう」って。なんだかどんどん機嫌が悪くなっていくようだった。僕はあわてた。
「あ、あの・・・先輩、アルバイトとかできるとこ知ってますか?」
「教えてやってもいいけど・・・アルバイトしてるって、誰にも、親にも言うなよ」そして、僕は・・・
ある日、先輩に言われて駅の改札口のところで立っていた。声をかけられたら、その人の言うこと聞くようにって。その人とHするんだって。いやだとは言えなかった。だって、断ったら、先輩の携帯に入ってる僕がオナニーしてる画像、野球部のみんなに送るって言われたから。
昼過ぎに、僕は改札口の前、わかりやすいところに立っていた。普段着だけど、帽子だけは野球部のユニフォームの黒い帽子だった。それが目印だから、かぶったままでいろって言われてた。
やがて、一人の男の人・・・サラリーマンみたいな人が声をかけてきた。
「翔吾くん?」
「あ、はい」
「ホントに会ってくれたんだ。うれしいな、君みたいな子と・・・」男の人はそんなことを言いながら、僕の背中を押して一緒に歩き出した。
「この先のホテルでいいよね」よくわからなかったけど、
「はい」って答える。そして、男の人がフロントで手続きしている間、僕はエレベーターのところで待っていた。
「さ、行こう」男の人は鍵を持っている。エレベーターに乗り込んで・・・二人で部屋に入った。大きなベッドが一つある、けっこう広い部屋。僕はカーテンを開けて窓から景色を見ようとした。けど、男の人はそんな僕を遮って、カーテンを閉めた。そして、背中から抱きしめられた。男の手が僕のお尻にさわる。心臓がばくばく言ってた。
後ろから、僕のズボンのベルトをはずす。その場でズボンをおろされる。窓際でTシャツをたくし上げられて、ブリーフの上からちんちんをなでられる。
「いつもブリーフなの?」
「はい」僕はブリーフ派だ。だって、トランクスじゃ、なんだか位置が決まらないって感じだし・・・
「そうなんだ・・・」そして男はブリーフの中に手を入れて、ちんちんを触ってきた。
「あっ・・・・・」少し腰を引く。でも、男の人に触られて、ちんちんは勃起していた。男の人は僕の体を反転させる。そして、ブリーフをずり下げられる。男の人がしゃがんで、僕のちんちんを口に含んだ。
「はぁ・・・」小さいため息みたいだったけど、ため息じゃなかった。気持ちよくて、そんな声がでてしまった。
「気持ちいいの?」僕はうなずいた。そして、そのまま男の人にベッドに押し倒された。
ベッドの上で、僕は男の人に全裸にされた。ちんちんを握りしめられ、男の人が口でしてくれる。男の人も服を脱いで裸になる。握らされる。そして、男の人が背中を壁にもたれるようにして、股間を指さした。
「口でして」僕は言うとおりにした。だって、先輩に言うことを聞くように言われてるんだから。
僕は男のちんちんを口に含んだ。でも、どうしたらいいのか分からなかったので、上目遣いに男の人を見上げた。
「初めてなの?」男の人が聞く。僕はこくっとうなづいた。
「そのまま、歯を立てずに唇でするんだ。頭動かして」僕は言われた通りにする。
「うまいよ。初めてとは思えないよ」男の人が僕の頭を押さえる。口の奥のほうまで入ってくる。
「舌で舐めて」僕は一旦男の人のちんちんを口から出して、先っちょを舌でぺろぺろと舐め始めた。
「気持ちいいよ」しばらくそうしていた。男の人のちんちんの先から透明な液があふれてきたけど、それでも僕は舐め続けた。僕の舌と男の人のちんちんの間に、その透明な液が糸を引く・・・それをすすり上げて、そして今度はちんちんを口に含む。
「君はけっこう淫乱だね」男の人が言う。そして、僕の頭を持ち上げて、キスをしてきた。
「口、開けて」言われた通りにする。男の人の舌が僕の口の中に入ってくる。僕も舌を動かす。自然に舌が絡みあう。男の人はベッドの上であぐらをかいて、僕はその上に抱きかかえられる。男の人が僕の口をむさぼる。僕も、男の人の口に自分の口を押しつける。
「あぁ」気持ちよかった。先輩ともこんなことできたらな。
「君は、ハンバーガー屋で露出してるんだって?」男の人が尋ねた。
「オナニーしてる」抱きしめられながら答える。
「変態なんだねぇ・・・そういうことして気持ちいいんだ」男の人の手が背中からお尻に降りていく。
「気持ちいいわけじゃないけど・・・」男の人の指が僕のお尻の割れ目をなぞる。僕は少し腰を浮かした。もっとお尻をなでてほしかった。
「よつんばいになって」僕は男の人にお尻をむけて、よつんばいになった。男の人が手で僕のお尻を左右に広げる。”お尻の穴、見られてるんだ”なんだか恥ずかしくて、でも、どきどきした。そして、やわらかい、暖かいなにかがお尻の穴に触れた。
「あひっ」思わずお尻にきゅっと力を入れてしまう。男の人が僕のお尻の穴を舐めていた。舌が僕の穴にさわると気持ちいい。無意識に僕はお尻を振っていた。
「おねだりするみたいに・・・Hな子だ」男の人はうれしそうに笑った。そして、また僕の穴を舐める。力が抜けていく。お尻の穴が広がったみたいな感じ。そして、舌がそこに入ってくる。
「ん・・・」今までに感じたことのない感触に思わず声が出てしまう。
「痛い?」男の人が聞いた。
「大丈夫」僕は答えた。
「もっと・・・舐めて」おねだりした。男の人は僕のお尻を思いっきり広げて、穴を舐め、あるいは穴を吸った。
「はぁ・・・ん」お尻の穴がひくひくとしているのが分かる。男の人の指が穴のしわをなぞる。いままで誰にも見られたことのない穴を、こうしてまじまじと見られ、舐められ、広げられ、触れられている・・・いつの間にか、僕のちんちんから透明な液体がシーツに垂れていた。
男の人は、枕元に置いた小さなポーチから何か取り出した。そして、キャップを開けて、中身を指に取る。そのまま、僕のお尻の穴に・・・冷たい感触とともに、なにかがぬめっとお尻の穴に入ってきた。
「うっ」
「ごめん、痛かった?」何かが引き抜かれた。男の人が僕に聞いた。
「大丈夫。ちょっとびっくりしただけ」僕はまた男の人の目の前にお尻を持ち上げた。
「大丈夫だから・・・」そして、目を閉じてお尻の穴に神経を集中した。何かが入ってくるのを感じた。
「君のアナルはすごいな」男の人が言った。僕の穴には、男の人の指が3本入っていた。それは、ぬちゃぬちゃと音を立てながら穴から出たり入ったりしている。穴が気持ちよかった。
「気持ち・・・いい・・・」僕はつぶやく。もっと気持ちよくしてほしかった。そのためには・・・
「入れて・・・」恥ずかしいとか、そんなことは思わなかった。
「淫乱だね。好きだよ、そういうの」そして、男の人は膝立ちの姿勢になって、四つん這いになっている僕の背後に迫った。穴に当たるのがわかった。それはゆっくりと入ってきた。
「うぅ」少しだけ痛みが走る。
「痛い? 大丈夫?」男の人が心配してくれる。
「大丈夫。入れて・・・」そして、男の人が奥まで入ってくるのを感じた。痛みはあまり感じなかった。快感というよりも、満足感を感じていた。満たされた気分だった。
「動くよ?」男の人が僕の腰をつかんで、腰を動かし始めた。お尻の中に入っているモノが引き抜かれ、また押し込まれる。その感触が全身に広がる。だんだん動きが早くなる。何かが体の中で騒いでいる感じだった。嫌な感じじゃない・・・じんじんとした、いい感じ。
「あぁ・・・ん」これが、気持ちいいってこと? ちんちんの奥が熱い。なにかが押し寄せてくる感じ。
「はぁ・・・・」ぶわっと何かがはじけた。その瞬間、僕の下半身にものすごい快感が爆発した。
「ふあぁ」男の人にお尻に入れられながら、僕は射精した。誰にもさわられていないのに、ちんちんからは精液が何度も飛び散った。
「おぁっ」男の人も僕の中に放出した。そのまま僕の背中に抱きついて、僕の中で余韻をかみしめているようだった。
「ところてんするほど感じてくれたんだ」荒く息をつきながら、男の人が僕の背中で言った。
「なんか・・・爆発したみたい」僕がそう言うと、男の人は笑った。
「爆発か・・・そりゃいいや」そして、男の人は僕から離れた。
「久しぶりだよ、これだけよかったのは」そして、キスしてくれた。
「君も感じてくれたし」抱きしめてくれた。
「初めてしたけど・・・すごかった」僕は男の人に抱きしめられながら言った。すると、男の人が僕の体を離して、僕の顔をまじまじと見つめた。
「アナル、初めてしたの?」驚いたようだった。
「うん」僕は頷いた。すると、男の人はがばっと僕を抱きしめた。
「君は最高だ」僕の男の人の背中に手を回す。そのまま僕等はずっと抱きしめ合っていた。先輩のことは好きだけど、先輩と一緒にいて満たされたことはなかった。この人とは初めて会ったけど、でも、僕を満たしてくれた。それがうれしかった。
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