誰かの手が、俺の胸に置かれた。最初は中野かと思った。でも、その手は俺の背中の方から伸びているみたいだ。左右の乳首を服の上から撫でられる。
「んっ」
隣で中野の声がした。目を開くと、誰かが中野にキスをしていた。俺の前にも頭があった。俺の手が握られ、頭が俺の股間に近づく。ちんこが何かに包まれる。誰かが俺のちんこをしゃぶってる。乳首も触られてる。中野も同じような感じだ。膝の所のハーパンとボクブリが足首までずり下ろされる。誰かの息遣いが耳のすぐ近くで聞こえる。たぶん、その誰かが俺の耳を舐める。太ももを撫でられる。指が口の中に入ってくる。俺と中野はベンチの上で背中合わせにされていた。その姿勢で、俺の右足がベンチの背もたれに乗せられる。体中を撫で回される。薄く目を開く。少なくとも3人はいる。いや、もっとだろう。誰かが足を掴んで靴を脱がされ、ソックスも脱がされた。足の指を舐められる。足を広げさせられる。
誰かが俺の腰に手を回して引っ張った。俺の体がベンチの上に仰向けになる。足が抱え上げられる。誰かが俺のケツの穴を舐め始める。
「ああ」
思わず声が出た。首を捻って中野を見た。中野の前に誰かのちんこが突き付けられていた。それを握って扱いている。中野と目が合う。目配せする。
(俺も、ちんこ、欲しい)
周りを見回す。誰かの下半身が見える。そこに手を当てた。熱いモノが固くなっている。それをズボンの上から擦る。その人がジッパーを下ろした。その中に手を入れる。
「ふふっ 焦るな」
声がした。手が押さえられる。少しして握らされた。熱い。太い。
中野がベンチから離れた。前後から男の人に挟まれている。前の人とはキスをし、後ろの人はちんこを握って扱いている。いつの間にか、中野は全裸になっていた。
(俺も脱ぎたい)
とりあえず、足に絡みついているハーパンとボクブリを振り払う。シャツをたくし上げると、誰かが脱ぐのを手伝ってくれる。俺も全裸にされる。そして、手を引かれて中野の横に立たされる。誰かが後ろにしゃがむ。ケツを開かれ、穴を舐められる。
「ああっ」
また声が出た。
「気持ちいいのか?」
声がした。
「はい」
答える。中野の喘ぎ声が聞こえる。誰かにしゃぶられているようだ。誰かの舌がケツに入っている。しばらく舐め回された後、熱くて固いモノがそこに押し当てられる。俺は唾を飲み込む。
「いいのか?」
俺は頷く。すると、それが入ってきた。どんな人のモノかも分からないそれは、俺の奧に入ってきた。
「痛くない?」
首を左右に振る。
「経験済みか?」
縦に振る。
「じゃ、大丈夫だな」
そして、それがケツで動き始める。同時に体を折り曲げられて別の誰かのちんこを咥えさせられる。両手にそれぞれ誰かのちんこを握らされる。
「うぐ」
口とケツを使われる。中野も同じようにされている。周りにも人がいる。俺達は、見られながらケツを掘られてしゃぶらされている。ドキドキする。興奮する。ちんこがガチガチになっているのが分かる。そのちんこをしゃぶられる。
「イきそうだ。どこに出されたい?」
「ケツの中」
俺は即答した。
「よし、種付けしてやる」
俺を掘っていた人の動きが早まる。
「おおっ」
そして、体を押し付けられる。少しの間そのままで、そしてそれが抜かれる。すぐに次のちんこが入ってくる。口の中に射精される。それを飲み込む。そこにも新しいちんこが入ってきた。
俺と中野はベンチの周りで、どんな人かも分からない人達に犯され、しゃぶらされ、飲まされた。どきどきした。興奮した。
「ああ、気持ちいい」
思わず口走っていた。
「まだガキだよな。高校生か?」
「中・・・です」
誰かの問いに答える。
「中学生がこんなことやってんのか」
俺を掘りながら言う。
「はい」
掘られながら答える。
「ったく。お仕置きしねぇとな」
道の方に引っ張られる。木の前に立たされた。でも、道からは見えないだろう。背中を木に付けて立つ。手は木の向こう側に回させられる。
「お前ら、友達か?」
すぐ横の木のところに中野が立たされていた。俺と同じような感じだ。手が背中の方、木の幹の向こうで縛られている。俺も同じように縛られる。そのまま足を抱えられ、体が折り曲げられた。中野も全く同じようにされている。また誰かのちんこが俺の中に入ってきた。
「んあっ」
背中が木の表面に擦れて痛む。同時にケツの穴が気持ちいい。ぐちょぐちょと音がする。いや、その音は中野の方の音だ。俺の方ではぬぼぬぼという音だ。ケツを掘っていた人が、俺に体を押し付ける。
(中に射精してるんだ)
そして、次の人が入ってくる。
「ああっ」
中野の声だ。中野もさっきとは違う人に掘られていた。と、ケツに何か太い物が入ってきた。
「い、いつっ」
「流石にこれは痛いか」
そのケツの物が抜き取られる。俺の前の誰かが俺にディルドを見せた。デカいディルドだ。
「これ、ぶち込んで欲しいか?」
俺は頷いた。誰かがヌルヌルしたものを俺のケツに塗り付ける。さっきのディルドらしいものがケツの穴に触れる。
「入れるぞ」
それが押し付けられた。ケツの穴が広げられる。そのまま、その太いディルドが入ってきた。
「ぐあっ」
一瞬の痛み。そして、俺の中に入ってくる。それをケツの中でズボズボと動かされる。
「う・・・く・・・」
初めは痛いと感じた。でも、見られている、見られながらそんなもので犯されているんだと思うと興奮してくる。痛みが弱くなる。体の力を抜いて、心を解放する。玖翔のあの目を思い出す。
「ああ・・・いい」
そう口走っていた。
「気持ち、いい」
隣で中野も喘いでいた。
いつのまにか、足も縛られていた。腕と同じように、木の幹の向こう側で足首を縛られ、俺の体も中野の体も地面から少し浮いた状態で木に縛り付けられていた。
「まだガキだろ、お前ら」
俺達はたくさんの人に使われた。たぶん、数時間経ってるだろう。でも、その人は最初からずっと俺達を犯してくれていた人だ。
「はい」
小声で答えた。
すると、その男はあのデカいディルドを俺の顔の前にかざした。
「だめだろ、ガキがこんな時間までこんなことしちゃ、なぁ」
中野の方を見て言った。中野は何も答えない。
「ったく、悪い子だ。お仕置きしないとな」
その男は、中野の鼻を摘まむ。中野が口を開くと、手にしていたディルドをその口に押し込んだ。
「うぐっ」
「どうだ、反省するか?」
もちろん中野の口は塞がっているのでなにも答えられない。
「そうか・・・」
男がディルドの底に手を当てて、中野の喉の奥にそれを押し込んだ。
「うごおっ」
中野が体をくねらせる。
「苦しいか? しょうがないよな、こんな悪いことしてるんだから」
誰かが何かを手渡した。30センチ位の長さのガムテームのようだ。それを、中野の口からディルドが抜けないように、口と鼻を覆うように貼り付けた。
「うぐっ ふがっ」
中野が何かわめいている。が、声にはなっていない。
「お子ちゃまは、早くお家に帰ってねんねしな」
そう言って、男は俺達を置き去りにして姿を消した。他の男達も消えていく。公園には俺と中野以外、もう誰も残っていなかった。
中野は体を揺らし、呻き声を上げて苦しそうにしていた。俺は周りを見回す。誰もいない。縛られたままなので体を動かすことも、中野の口からディルドを抜いてやることも、助けることも出来ない。
「だ、誰か」
大声で叫ぶべきなのかどうか迷った。警察とか来たらそれはそれでヤバい。なんとか人が通りかからないか、首を巡らせて辺りを見てみる。
人影があった。
その人影は、トイレの壁にもたれて俺達を見ているようだった。
「た、助けて」
その人影に向かって小声で呼び掛ける。中野は苦しそうにもがいた後、動かなくなっていた。
「助けて、中野、死ぬって」
その人影が近づいて来た。
「こんな所にいたんだ」
玖翔が俺に話し掛けた。
「部活ない筈なのに来ないから、こんなとこまで探しに来ちゃったよ」
人影は玖翔だった。
「そしたら、なんだか気持ち良さそうにしてたからさ」
玖翔は、まるで木に寄り掛かるように、中野の口に押し込まれているディルドの底に手を当てて、少し体を傾けて左足を曲げ、そのつま先を地面に付けて立っている。
「助けて、中野、動いてない」
「ああ、こいつ」
玖翔が中野の口と鼻を覆っていたガムテープを剥がした。顔に顔を近づける。
「大丈夫だよ」
俺を見て言った。ほっとした。
「ああ、良かっ」
「もう死んでる」
(え・・・大丈夫って言ったよね・・・なに言ってんだ、玖翔は)
俺は混乱した。
「だ、大丈夫だって言ったよね?」
「うん、大丈夫。死んでる」
玖翔が中野の傾いた頭を叩いた。
「う、嘘だろ、おい」
玖翔が木の向こうに回って中野の足の縄を解いた。足がだらんと垂れる。体がずり落ちる。腕を縛っていた縄も解く。体が傾き、地面に倒れ込んだ。頭が地面に当たって、ごちんと音がした。
「うん、死んでる」
足で中野の頭を動かした。
「な、なん・・・・・」
言葉が出なかった。
「沖君、気持ち良かった? いろんな人にマワされて」
玖翔が言った。
「ずっと見てたんだよね。すっごく喘いでた」
俺の前に立った。
「でも、まだイってないでしょ」
俺の前にしゃがむ。
「たまには、僕がしてあげるよ」
そして、俺のちんこを口に含んだ。
「ふざけんな、救急車呼べよ」
やっと頭がまともに回り始めた。
「いいから、早く救急車!!」
俺は叫んだ。すると、玖翔が立ち上がった。
「ダメだよ、こんな時間に騒いじゃ。ご近所迷惑でしょ?」
そして、スマホを取り出す。救急車を呼んでくれるんだと思った。が、玖翔はスマホを俺に向けた。
「ほら、こいつの死体と一緒に記念撮影」
LEDが点灯した。
「な、なに・・・なにしてんだよ! 早く救急」
玖翔が俺の口に手を当てた。
「だめだって、騒いじゃ」
そして、俺の鼻を摘まんだ。
「沖君騒ぐから・・・仕方ないよね」
息が出来なくなる。口を開く。と、玖翔が俺の口にあのディルドをねじ込んだ。中野の喉に押し込まれていた、あの、中野を窒息させたディルドを。
「うごっ」
顎が外れそうなくらい太いそれを押し付けてくる。ずりっ、ずりっと俺の喉にそれが入っていく。
「うごぁ」
息が出来なくなる。それでも玖翔は押し込み続ける。ディルドの根元の平らになった部分が俺の口に当たる。そして、玖翔は中野の口を塞いでいたガムテープを俺に貼り付けた。
「うごぉ」
「苦しい?」
苦しいなんてもんじゃなかった。息が出来ない上に喉が波打ち、嘔吐き、涙が出て来る。
「いいね、苦しそう」
玖翔がそんな俺の顔を見る。顔を見ながら、肩が動いている。
「死んじゃうんだ、沖君」
玖翔は、左手でスマホをかざし、右手はズボンから突き出ているちんこをしごいていた。
「うぐう」
俺は体を捻り、首を振り、何とか声を絞り出す。
「苦しそうだね」
玖翔が笑顔で言った。
「こんな所に来るからだよ。部室でマワされるので満足しておけば良かったのに」
(なんで知ってるんだ)
苦しみの中で疑問が湧く。俺は目を見開く。
「なんで知ってるんだって顔だね」
玖翔は扱き続けている。
「あれはね・・・僕がそうさせたんだよ、こいつに言ってね」
足で中野の体を軽く蹴った。怒りが湧いてきた。が、どうしようもない。腕を縛っている縄から、無理矢理抜け出そうとした。
「無理だよ、無理」
玖翔は笑いながら言う。そして、ガムテープの上からさらにディルドを押さえ付けた。
「うぐふっ」
喉が裂けそうだ。意識が薄れる。
「いいね、その表情。そのまま死んでいくの、撮ってあげるからね」
苦しい。意識が飛びそうになる。玖翔は笑顔で見ている。俺を撮影している。
(くそっ)
薄れる意識の中で、玖翔の目を見た。その奧に宿る暗い光を見た。玖翔の目の中で、その暗い光が輝いていた。
(この目・・・この目が・・・・・)
そして、玖翔が射精するのが見えた。
「はぁ・・・気持ち良かったよ」
玖翔の声が聞こえた。玖翔の目が俺の目を覗き込んだ。その目の奧を見るだけの力は、もう、俺には残っていない。
俺の顔面に、玖翔の精液が塗り付けられるのを感じた。その精液は暖かかった。
その暖かさを感じながら、俺は息絶えた。
<アイ・コンタクト 完> |