house

6.
「おい」
ウイリアムの声がした。
イーサンはジェイにアナルを犯されながら、ウイリアムを見る。
「何をやってるんだ」
「え?」
イーサンは我に返る。自分の身体を見た。床に座り込んだままだった。アナルを犯していたジェイの太いペニスは、自分の指だった。そして、床に白いものが飛び散っている。
「大した変態だな」
ウイリアムは笑った。その横にマッケラン、後ろにスティーブンスもいる。
「こんなところでアナルオナニーなんてね」
マッケランがイーサンの前にしゃがみ込んだ。
「そして、射精もしてる」
イーサンは、ただ3人を見上げていた。夢を見ていたのか、それともおかしくなったのか・・・
「立て」
ウイリアムが命じた。鎖の音。そして、壁の少年達。おかしくなった訳ではなさそうだ。
「無断で射精するなんて、なんのつもりだ?」
ウイリアムが首輪を掴んでイーサンを揺さぶった。
「厳罰ものですね」
「そうだな」
すると、スティーブンスがマッケランに黒い鞄を手渡した。
「勝手にオナニー出来ないように、指を落としますか」
そして、イーサンの前にしゃがみ込む。
「それとも、こっちを切り落とす方がいいかな」
まだ勃起したままのイーサンのペニスを指で弾いた。
「す、すみません」
イーサンは訳も分からず謝る。
「切らないでください」
「駄目だ」
ウイリアムは冷たく言い放つ。
「お前は私の物だ。勝手は許されない」
「でも・・・僕は、あなたの子供になったんじゃ」
「お前は私の所有物になったんだ」
「でも、僕は自由になったんじゃ・・・」
イーサンの身体が震える。恐らく、そういうことは聞かない方がいいんじゃないかと思う。しかし、聞かずにはいられなかった。
「あの救貧院からお前を解放した。だから、お前は自由になった。そして、私の物になったんだ」
そして、両手を広げる。
「この子達と同じように、私の物に」
マッケランがイーサンの右手を握る。イーサンは手を引っ込めようとした。が、マッケランの力は強かった。
「切るのは今は止めておくよ」
そして、イーサンの親指を握って、関節が曲がる方向とは逆の方に折り曲げた。
「ぐあぁ」
イーサンがマッケランの腕を掴み、引き離そうとする。
「これも」
今度は人差し指と中指だ。同じようにねじ曲げられる。そして、掴んでいた手を離した。
「うううぅぅ」
イーサンは床に突っ伏し、右手を左手で覆う。その股の間に垂れ下がる睾丸を、ウイリアムが蹴り上げた。
「ぐあぁ」
両手を股間に当て、床を転げ回る。
「動くな」
マッケランがイーサンの胸を踏みつけた。イーサンは仰向けのまま、足を折り曲げ、身体を小さく丸める。手は股間を覆ったままだった。そんなイーサンの手をマッケランが掴んで持ち上げる。スティーブンスはイーサンの足を持ち上げ、開かせた。
「睾丸を潰せと命じておいたのに、あいつらは・・・」
ウイリアムが不満そうに言う。そして、その不満をぶつけるようにイーサンの睾丸を蹴りつけた。
「うがっ」
イーサンの身体が跳ねる。しかし、手足を押さえられ、無防備になった睾丸を、更に蹴られる。
「まったく・・・おかしなところで情けを掛けるとは・・・」
更に蹴る。それはイーサンが気を失うまで続いた。



「ぅぅぅ」
なにか、低いうなり声が聞こえる。まるでオオカミか何かのような・・・そして、身体中が痛む。イーサンは目を開く。
あの部屋だった。たくさんの少年達の中で、イーサンは小さなベッドに仰向けになっている。
「おや、思ったより早く気が付いたね」
マッケランの声がした。そっちを見る。マッケランが背中で手を組んで、こちらを見ていた。隣にはウイリアムの背中がある。
「二人で彼等の思い出を語っていたんだけど・・・いいところなんだ、もう少し待っていてくれないか」
そして、マッケランも背を向けた。
「この子は感じやすかったですね」
「人前で虐められるのが好きだったな」
ある少年の前で話している。
「イーサンはこの子の生まれ変わりなのかもしれませんね」
「あの子も虐められるのが好きみたいだからな」
そんな話が聞こえてくる。自分の話をしているようだ、ということは分かる。でも、話の内容は頭に入ってこない。全身が痛い。身体の奥の方が痛む。股間の奧の方、そして両手が痛む。
「さて、生きてる方はどうかな」
マッケランがイーサンに近づいた。
「おや、ずいぶん辛そうだね」
イーサンの顔を覗き込んで言った。
「今、君は何も拘束されていない。そこのドアも鍵なんて掛かっていない。今なら逃げ出してもいいんだよ」
イーサンの身体には白い布が掛かっているが、手足は自由に動かせるようだ。
(だったら・・・)
足をほんの少し動かした。その途端、全身を激しい痛みが襲った。
「まあ、そんな状態じゃ、ベッドから下りることも出来ないか」
マッケランは笑っていた。そして、白い布を引き剥がした。
「ここが痛いんだろ」
ウイリアムの声。そして、さっきの痛みの何倍もの痛みが襲う。
「あんまりやると、ショック死しますよ」
マッケランが言った。
「そうか」
そして、ウイリアムは腫れ上がり、何倍にも膨れ上がったイーサンの睾丸を、更に強く握った。
「うがぁ」
イーサンの身体が仰け反る。
「さっき言ったことは撤回する。あいつらは、お前の睾丸を潰さなかったんじゃない。潰せなかったんだ」
ゴムボールを握るときのように、手でぐにぐにと動かす。
「ぁぁぁ」
イーサンの身体は硬直しているようだ。目を見開き、喉の奥から呻き声が絶え間なく漏れている。
「お前の睾丸は、ことのほか丈夫なようだ」
そして、手を離した。
「あ、がぁぁ」
ベッドの上で横を向き、身体を丸める。手で睾丸を押さえようとした。
「うぐあぁ」
その両手を胸の前に上げる。手も腫れ上がっている。
「だめだよ、手も壊れたんだから」
マッケランに言われるまでもなかった。あの、右手の親指と人差し指、中指が何倍にも腫れ上がっている。そして、左手も同じだった。
「君が気を失っている間に、左手も同じようにしておいてあげたよ」
そして、その手を掴んで身体を仰向けにした。手首の辺りをベッドに付いているリングに固定する。足も開かされ、同じように足首を固定された。
「ぅぅぅぅ」
イーサンは呻き続けている。
「君は小さいのになかなか身体は強いんだね。これで死なないとは」
今度はマッケランが睾丸を握った。
「うがぁ」
イーサンが背中を反らせる。持ち上げられたイーサンのお腹に、ウイリアムが両手を握り、振り下ろす。
「ぐふっ」
「お前は私の子供達の中で、一番の変態だな」
ウイリアムが言った。マッケランも頷いた。
イーサンのペニスは勃起していた。

「虐められるのが気持ち良い、という人種がいるのは知っている。そして、私達は虐めるのが楽しい人種だ。だが・・・」
ウイリアムがイーサンのペニスを握り、軽く扱き始める。
「これから殺されるというのに、それでも気持ちいいという人種は初めて見た」
「相変わらず、ウイリアムさんの人を見る目に狂いはない、ということですね」
二人が少しイーサンから離れた。
「さて、それでは弁明の時間を与えよう。お前はなぜ、勝手にオナニーをしたのか、言いなさい」
痛みで朦朧としているイーサンは、一瞬、何のことかと思った。まさか先程オナニーしたその理由をここで問われるとは思いもしなかった。
「正直に言いなさい」
もう、遠い過去のことのような気がした。しかし、イーサンは少しずつ思い出した。
「みんなに見られてたら・・・勃ってて・・・」
「ほら、やっぱり」
マッケランが言った。
「この子も見られるのが好きなんだろうと思ってました」
ウイリアムは頷いた。
「そうしたら、リアムが一人で寂しいって言って、セブがお前のせいだって言って、ジェイがやらせろって言って・・・」
二人とも何も言わずにイーサンを見つめていた。
「そうしたら、ジェイにお尻を使われて・・・」
そこまで言ってから、自分の頭がおかしくなってるんじゃないかと思った。
「気が付いたら、お尻に指突っ込んで・・・」
「それはつまり、ジェイに犯されたかった、ということか?」
ウイリアムの問いの答えはイーサンにも分からない。ジェイのことは嫌いだ。大嫌いだ。でも、あの時確かにジェイに犯された。気持ち良かった。
「はい・・・たぶん」
思った通りに答えた。
「なるほど。つまり、お前はジェイがいい、ということだ。私ではなく」
その瞬間、痛みで覆われていたイーサンの頭が晴れた。ここで"はい"と言ってしまうとどうなるのか、その答えが見えた気がした。
「ぼ、僕は・・・そうじゃなくて・・・」
「そうじゃなくて?」
「そ、その・・・」
正直に言うべきかどうか少し迷った。しかし、迷ったところでたぶん結果は変わらない。恐らくここで殺されるイーサンには、先を心配する必要などなかったのだ。
「さっき・・・3つ入れられたとき・・・」
「ああ、あのとき」
「凄く・・・良かったです」
ウイリアムが驚いた。
「あれが、気持ち良かっただと?」
そして、マッケランと顔を見合わせる。
「こんな子は初めてだ」
「痛みで頭がおかしくなってるかもしれないですよ」
「違います!」
マッケランの言葉を大きな声で否定した。
「僕は、本当に・・・気持ち良かったです」
最後は小さな声になる。
「痛みではなく、これまでの男とのセックスで、既に頭と身体もおかしくなっているんだな」
そして、手の拘束を外した。
「なら、もう一度気持ちよくしてやる」
そして、ウイリアムはスティーブンスを呼び寄せた。

スティーブンスがイーサンの両足を背中から抱え上げ、その巨根でアナルを貫いていた。さらにそのスティーブンスの右側にマッケランが寄りそうように立ち、イーサンに2本目を入れている。イーサンは目を閉じ、少し眉間に皺を寄せている。
「どうだ、気持ちいいか?」
「はい」
イーサンは短く答える。そして、付け加えた。
「もう一つ・・・」
ウイリアムは少し笑う。
「あなたのような子と出会えて、私は幸せですよ」
そして、3本目がイーサンのアナルに入ってきた。少し引っ張られるような感じ。そして、こじ開けられる感じ。更に、目一杯広げられ、そこを満たされる感じ。勃起し続けているイーサンのペニスがびくびくと揺れだした。
「ああ・・・」
3本目が奥まで入ったとき、イーサンの口から喘ぎ声が漏れた。少しずつ、ゆっくりと3人は動きだす。その動きは徐々に大きく、早くなっていく。イーサンは口を開き、無言で叫んでいるようだ。その端から涎が垂れる。イーサンのペニスからも先走りが床まで垂れている。
3人の中心でイーサンは満たされていた。このまま殺されてもいい、そんなことすら思った。そして・・・
「あぁっ」
イーサンの身体ががくがくと痙攣した。
「いったか?」
「そうみたいですね」
ウイリアムがイーサンの股間の辺りを覗き込む。
「まだこんなに出るんだな」
すると、マッケランが笑って言った。
「この子の睾丸は特別みたいですからね」
そんな会話をしているのをぼんやりと聞きながら、イーサンはアナルの奧から広がる気持ち良さを感じていた。そして、
「あ、またいった」
そのままもう一度射精した。

さっきまで3本のペニスを受け入れていたイーサンのアナルは、ぽっかりと口を開いている。その虚ろな感じ。気怠さ。そして、物足りなさ。ペニスはまだ勃起している。そんなイーサンを見下ろしながら、ウイリアムはスティーブンスに何ごとか命じた。
そして、イーサンの手足をまたベッドに拘束する。両手は頭の横、そして、足を折り曲げ、手首を拘束しているリングの横にある、別のリングに足首を固定する。
仰向けで足を持ち上げられ、尻が少し上がった状態のイーサンのアナルに、ウイリアムが腕をねじ込んだ。腕ほどもある特大ペニスを2本と、巨根を一緒にくわえ込んでいたアナルはウイリアムの腕を簡単に受け入れる。
「すっかり広がってるな」
スティーブンスが何か、布に包まれた物を抱えて戻ってきた。
「さて、それじゃ」
その何かを受け取り、布を剥がす。セブの生首だった。
「セブに最後の仕事を与えよう」
イーサンは顔を持ち上げてセブの生首を見た。すぐに目を反らす。ウイリアムは、セブの生首をベッドの上に置き、全体にローションをまとわせた。
「さて」
マッケランがベッドの右側に立つウイリアムの反対側、左側に立った。スティーブンスはベッドが動かないように手を添えている。ウイリアムとマッケランがセブの生首を持って、イーサンのアナルに押し当てる。
「ま、待って」
ウイリアムとマッケランが、セブの生首をイーサンのアナルに押し付けた。もう片方の手で、イーサンのアナルをこじ開ける。そこに生首を押し付ける。
「ああぁがぁぁ」
イーサンが叫ぶ。生首がアナルを押し広げる。
「ぎゃぁぁ」
悲鳴を上げる。イーサンのアナルが裂ける。構わず生首をそこに押し込む。ローションで滑る生首を押し込むのはかなり困難だった。しかし、既に広がっていたイーサンのアナルは、さらに少しずつ裂けながら、その生首を徐々にくわえ込んでいく。
やがて、セブの額までイーサンの中に入った。更に押し込む。耳が引っかかったが、それも無理矢理押し込んだ。すると、その先はイーサンの中に勝手に引き込まれていくように入っていく。
やがて、イーサンのアナルにセブの生首がすっぽりと収まった。生首の切断面が少しだけ外に出ている。ウイリアムはその切断面を手のひらで押し込んだ。こうしてセブの生首は、イーサンのアナルの中に完全に入った。
マッケランがイーサンの足の拘束を外した。イーサンの身体が仰向きに横たわる。
「スカルファックって、出来るものなんですね」
異様に膨らんでいるイーサンの下腹部辺りに手を這わせながら、マッケランが言った。
「私も初めて見たよ」
ウイリアムがそう言う。イーサンは半ば気を失いかけている。しかし、そんな状態で
(無理矢理やったくせに)
と思う。セブの頭がお腹を内側から圧迫している。苦しい。
「さて、今度は自分でひり出すんだ」
イーサンはセブをひり出そうと力を入れる。しかし、アナルに詰め込まれたセブの頭をひり出せそうな気配は全く無い。
「む、無理です」
イーサンは訴えた。
「甘えるな。それとも、このままセブと一緒に死ぬか?」
あのセブが今、自分のアナルに押し込まれている。死ぬときまで、あのセブと一緒なんて・・・そう考えると身の毛がよだつ。
(それは嫌だ)
もう一度力を入れる。が、駄目だ。何度も繰り返すが、まったく出そうにない。
「出来ません」
「スティーブンス」
ウイリアムがまた何かをスティーブンスに命じた。そして、スティーブンスがイーサンの横に立つ。マッケランがイーサンの足を動かないように拘束する。
「では、いきます」
スティーブンスが振り上げたのは、大きなハンマーだった。それをイーサンの膨らんだ下腹部めがけて振り下ろした。
「ひぃ」
イーサンが身体をひねろうとする。が、身体は動かない。ハンマーが膨らんだ下腹部を直撃する。
「ぐはぁ」
イーサンの身体が跳ね上がる。同時に何かくぐもった音がする。
「それだと、背骨も折れちゃいますよ」
ハンマーが振り下ろされてから、マッケランが言った。
「そうか」
ウイリアムはスティーブンスにイーサンの足の拘束を解かせてから、一歩下がらせた。
「下半身、動かしてみろ」
呻き続けるイーサンに命じた。イーサンは足を左右に振った。
「まだ大丈夫みたいですね。丈夫な子だ」
「なら、さっきの音は?」
「頭蓋骨が割れたんでしょうかね」
そんな、まるで普通の会話を二人はしている。イーサンはずっと呻き続けている。
「じゃ、もう一度ひり出してみろ」
イーサンは再びひり出そうとした。が、下半身に力が入らない。
「無理です」
少し涙声になっていた。
「ふん、まるでセブを身ごもっているかのようだな」
ベッドの足下に回り込み、その足を持ち上げた。そして、巨大なペニスをその穴に突っ込んだ。
「うぐっ」
腹の中のセブの頭を、更に押し込まれているような感じだ。
「もっとアナルを締めろ」
ウイリアムに命じられる。アナルに力を入れて締めようとする。が、大きな頭が入っているため、思うように締められない。
「やっぱり邪魔な頭を出さないと無理か」
マッケランとスティーブンスを呼ぶ。3人でイーサンのアナルに手を掛ける。
「じゃ、せーの」
3人は一斉に手を引いた。イーサンのアナルがこじ開けられ、引き裂かれる。
「ぐあぁぁ」
「ほら、ひり出せ」
痛みの中、イーサンは尻に力を入れる。
「もっとだ、もっと」
「がぁぁぁ」
次の瞬間、イーサンのアナルからセブの生首が勢いよくひり出された。生首は床を転がり、壁に当たって跳ね返る。
「ぐあぁ」
イーサンのアナルが裂けていた。すかさず、ウイリアムは両腕をイーサンのアナルに差し込んだ。そのまま奥まで入れる。肘を通り過ぎ、肩近くまで押し込む。そして、マッケランに頷きかける。マッケランも右腕を入れる、次いで、左腕。そのまま肘まで突っ込む。イーサンのアナルは引き裂かれ、4本の腕で犯された。それでも、イーサンのペニスは勃起していた。

イーサンは虚ろな目をして腰を上下させていた。イーサンはベッドに跨がっていた。そして、そのベッドにはセブの生首が固定されている。
あの後、イーサンは何時間も3本の巨大なペニス、あるは4本の腕で犯され続けた。彼のアナル、そして身体の中は開ききった。
そして今、イーサンはベッドに固定されたセブの生首の上で腰を動かし続けている。その生首はイーサンの引き裂かれ、開ききったアナルに出入りしている。時々まぶたが捲れ上がり、口が半開きになり、また閉じられる。まるで生きたまま、イーサンのオナニーの道具として使われているかのようだ。イーサンのペニスは勃起したままだ。グジュグジュという音。時々混ざる空気が漏れるような音。そしてイーサンの喘ぎ声。そんな様子を33人の少年が見ている。彼等に見られながら、イーサンはセブの生首でアナルオナニーをし、射精し続けている。もちろん、3人もその様子をずっと見ていた。
「玉を潰しても、精液は出るんだな」
「まあ、ある程度は体内で溜まってますからね」
イーサンの睾丸は潰された。それでもイーサンは勃起していた。今や、イーサンの本能は全ての痛みを快感とすり替えることで、痛みによるショック死からイーサンの命をかろうじて守っていた。
ウイリアムとマッケランは笑みを浮かべながらそんなイーサンを見つめる。そんな二人の後ろで控えていたスティーブンスが遠慮がちに声を掛けた。
「旦那様、そろそろかと」
それは、イーサンの終わりの時を告げる合図だった。

「どうするんですか? 珍しく迷われておられるようですが」
マッケランの問いに、ウイリアムは答えた。
「いや、ここには置かないことにする。ここに置けば・・・あの子に情が残ってしまうからな」
ウイリアムは周囲の33人を眺めた。
「いいのですか?」
「ここにいる子はみな、私の大切な子だ。だが、あの子はそれ以上だ。あの子をここに置いてしまうと、次に進めなくなりそうだ」
そして、スティーブンスを呼び寄せる。
「森に頼む」
「かしこまりました」
スティーブンスが姿を消す。二人はもうしばらく、イーサンのアナルオナニーの様子を眺めていた。




崖に上には二人きりだった。
崖の下はたくさんの木々が生い茂る森になっている。
「あなたは、ある意味私の理想だったかもしれません」
ウイリアムは全裸で立っているイーサンに言う。が、イーサンはただ立っているだけだ。
「あなたと出会い、あなたから幸せを奪い、あなたを私の物にし、そしてあなたを壊すことが出来た。私も幸せでした」
そして、イーサンを崖の方に向かせる。
「最後に」
そして、ウイリアムはズボンを下ろし、巨大なペニスをイーサンの壊れたアナルに挿入した。
「あぁ・・・」
ウイリアムが腰を動かすと、イーサンが喘ぐ
「あなたは私の自慢の息子でしたよ」
長い時間を掛けて掘り続け、やがて、イーサンの中に射精する。
「この下の森にはたくさんの木があります。その先端は鋭く尖っているものが多いのです」
イーサンの横に立ち、腰に腕を回して崖の下を覗き込んだ。
「運が良ければ、下の地面まで落ちて死にます」
そして、イーサンの身体を反転させる。
「運が悪ければ・・・いや、あなたにはきっと、この方がいいんでしょうね」
そのまま、イーサンの身体を崖の端まで押し出した。
「それでは、あの世で、ジェイに犯されて、また気持ち良くなって下さい」
イーサンの胸を押した。
「あの、ろくでなしの、あなたの実の父親にね」
イーサンの身体が斜めになる。
イーサンの手が空を掴む。
(な、なんて言ったの?)
しかし、その手はもう、ウイリアムには届かない。イーサンの身体は落ちていく。
(ジェイが、なんだって?)
森の木々が迫ってきた。その中の1本の先端が、イーサンの背中から突き刺さった。そして、それが腹を内側から持ち上げ、突き破り、貫通するのがイーサンにはスローモーションのようにはっきりと見えた。イーサンの身体はまるで百舌の速贄のように、その木に仰向けに突き刺ささり、その先端近くで止まった。

その状態で、イーサンはまだ生きていた。全裸で、背中から木に貫かれ、手足をだらりとさせながらも、まだイーサンには息があった。が、やがて野鳥がその身体をついばみ始める。
肉体とともに、徐々に、ゆっくりと命が奪われていく。
(ジェイが・・・父親だって?)
そのまま数日間、イーサンは生き続けた。
(ジェイは・・・あの人は・・・知ってたんだろうか・・・)
そして、徐々に意識が薄れていく。
(あの人は・・・知ってて・・・僕を・・・)
やがて、イーサンは力尽きた。

最後の最後まで、イーサンのペニスは勃起したままだった。

<house 完>


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