2015年お正月作品


-1月3日-


案の定、俺は祐樹のフェラチオで目が覚めた。そのままフェラさせる。だが、イく前にやめさせた。
「口の中に出してくれればいいのに」
祐樹は朝からふてくされた。
「俺はお前みたいに無限性欲じゃないの」
祐樹には何のことか分からないようだ。
「お前みたいに1日何回もイけないってことだよ」
「ああ、歳ってことね」
いたずらっぽく笑う。
「せっかく朝イチは渉さんの精液を飲もうと思ったのに・・・」
「お前は1日最高何回射精したことあるんだ?」
俺の質問に、祐樹は両手の指を折って数えた。
「9回か10回くらいかな」
「さすがは淫乱祐樹だな」
俺がそう言うと、祐樹が俺のペニスをぎゅっと握りしめる。
「痛いって」
「淫乱にしたのは誰だよ?」
「いや、俺じゃないだろ?」
「違うよ」
とんだとばっちりだ。確かに俺は祐樹の最初の男だし、それが淫乱になったきっかけと言えないこともない。でも、直接的な原因は俺じゃない。
「生まれつきの淫乱を俺が目覚めさせちゃったのかな」
「だったら責任取ってもらわないとね」
そう言って笑った。
「ご飯作るから待ってて」
祐樹は服を着る。
「今日は裸エプロンじゃないんだ」
「お望みとあらば、そういたしますけど?」
「毛が生えてきてからにしてくれ」
祐樹は何も言わずに服を抱えてベッドルームから出て行った。が、少しして戻って来た。
「ほら」
股間を俺に見せる。ペニスの根元、毛が生えてるであろう部分がマジックで黒く塗ってあった。
「馬鹿か」
俺は大笑いした。
「ちょっと待って。それ、画像撮らせて」
祐樹は素直に俺に撮らせてくれる。
「これ、ネットに上げたら受けるかな」
「してもいいけど、責任取ってね」
もちろん冗談だ。14才の男の子のそんな画像、ネットはおろか誰かに見せられるものではない。
結局、祐樹は服を着て昼ご飯を作り始めた。

昼食はトーストとスクランブルエッグだった。
「お前にしては、手抜きだな」
「だって・・・」
祐樹はキッチンに行き、冷蔵庫の扉を開ける。
「ほら、これで他に何か出来るっていうなら作ってよ」
卵2個とビールが4本入っているだけ。他は見事に空っぽだった。
「先ほどの発言、撤回させて頂きます」
そう言って、俺は祐樹が焼いてくれたトーストにかじりついた。
「そういや、家の手伝いはしなくていいのか?」
三が日、ずっと俺の家にいることになる。確か、祐樹の家は小料理屋をしているはずだ。この三が日だって店を開けているのではないだろうか。
「平気だよ」
「でも、お店も忙しいんじゃないのか?」
「だから、平気だよ」
ただ『平気』では、問題があるのかないのかもよく分からない。
「だから、どう平気なんだよ?」
少し詰問口調になる。
「だからさ、お店やってるでしょ」
「確か、小料理屋だよな」
「で、僕が家にいたら、食事やら何やら僕を気にしなきゃいけないでしょ」
「ま、そりゃ親なんだからな」
普通は当たり前だろう。
「でも、僕がいなかったら、お母さんはお店に集中できるでしょ?」
おかしな理論ではあるが・・・そうなのかも知れない。
「お父さんは何してるんだ?」
「いないよ。僕が小さいころに死んじゃったらしいし」
「そりゃ・・・悪かったな」
「いいよ。全然覚えてないから」
つまり、母親が小料理屋をやりながら、祐樹を女手一つで育てて来たってことだ。
「兄弟は?」
「いない」
「お母さんは心配してないの?」
普通は心配するもんだ。
「しないよ。小さい時からこんな感じ」
「放任主義というか、何というか・・・」
「でも、お陰で自分で料理もできるし、こうして渉さんとも知り合えたからね」
「だから、レンタルの仕事したってこと?」
「一人で時間だけはあったから」
納得は行かない。でも、今まで謎だったことが少しだけ見えたように思った。
「でも、レンタルと言えば聞こえはいいかもしれないけど、要するに体を売った訳だろ?」
「それは・・・」
その後は答えが返ってこなかった。
「まぁ、俺もレンタルした一人だからとやかく言えることじゃないし、こうしてお前と知り合えたのはレンタルのお陰だからな」
「うん」
あまり触れられたくないことに触れてしまった。しかし、いつかは話さなきゃならないことだ。
「でも・・・意外と楽しかったよ、レンタル。その・・・セックス以外でも」
20人以上の客と接することで、プラスになることもあるだろう。マイナスも多いだろうが。しかし、もう辞めたことだ。俺はそれ以上は聞かないことにした。
「女の子とはしたことあったんだっけ?」
前に聞いたような気がする。
「ないよ」
「じゃ、男と女、どっちが好き?」
「男。っていうか、渉さん」
即答だ。
「何で俺がいいの?」
「何でって・・・そんなの決まってるじゃん」
「だから何でだよ」
「・・・・・渉さんだから」
ま、普通『何で好き』なのかなんて聞かれても答えに困るものだ。俺だって、何で祐樹が好きなのかって聞かれると・・・返答できない。
「渉さんは女としたことあるの?」
「ま、一応は」
これでも童貞は高校時代に捨てている。
「へぇ・・・ちょっと意外」
「俺様を舐めるな」
と言っても、経験豊富って訳じゃない。
「じゃ、男と女、どっちが好き?」
「そりゃ、男だよ」
圧倒的に男との経験の方が多い。
「僕みたいな10代がいいとか?」
「まぁな」
「僕以外の10代ともしてるの?」
「したことはある。でも、付き合うところまで行ったことはないよ」
なんだか尋問を受けている気分になってきた。
「じゃ、今付き合ってる人は?」
「いない」
「今、好きな人は?」
そういや、祐樹にちゃんと好きだって言ってなかった気がする。俺の気持ちを知っての質問なのか、そうじゃないのか・・・
「いるよ」
それだけ答えた。祐樹の表情が少し曇った。
「どんな人?」
「そうだな・・・生まれながらの淫乱で、13才になっても毛が生えてないような、そんなやつ」
「それって・・・僕?」
上目遣いで俺を見る。
「自分でマジックで毛を書くようなやつだよ」
祐樹の表情がぱっと明るくなった。
「僕じゃん」
「お前だよ」
二人同時に言った。
「言ってなかったかも知れないけど、祐樹のことが大好きだ」
「聞いてないよ」
祐樹は少し涙ぐんでいた。
「な、何で泣くんだよ」
「嬉しくて・・・嬉しい、渉さん」
俺の首に手を回して、しがみついてきた。
「後悔しても知らないぞ」
俺も祐樹を抱きしめた。

昼食を早々に食べ終わると、俺達はまたベッドルームに向かった。


「縛って」
そんなことを突然言われても、俺は縛り方なんて知らない。雑誌とかで亀甲縛りとかいうのを見たことはある。でも、見たからといって出来るものではない。縛って吊り下げられている画像も見たが、俺の家ではそんなことはできそうもない。
「ネットで調べてみれば?」
祐樹は積極的だ。言われるままにネットで検索してみた。すると、『簡単にできる亀甲縛り』なんてサイトがいくつか見つかった。俺の横で祐樹が興味津々でモニターを覗き込む。
「他に縛り方どんなのがある?」
それらしいキーワードで検索すると、初心者向けから上級者用までいろいろな縛り方が見つかる。それを順番に見ていく。ごくっと祐樹が唾を飲む音が聞こえた。どれも一見するだけではどうなっているのかよく分からないような縛り方だ。次々と見ていく中で、祐樹が少しモニターに顔を近づける。そのあともいくつか見たが、どうやら祐樹はその縛り方に引きつけられたようだ。
「お前、これやられたいのか?」
両手を頭の上で、そして体は亀甲縛りのように、足は大きく開き、股間が丸見えになる縛り方だった。
「え・・・そ、そういう訳じゃ」
否定はしているが、ペニスはしっかりと勃起している。
「これ、どうやるんだ?」
解説ページを見る。
「画像だけじゃわかんないな・・・実際やってみないと」
祐樹を見る。モニターをじっと見ている。
「縄って、DIYとかで売ってるのかな」
祐樹は答えない。
「おい」
お尻を軽く叩くと、驚いたように俺の方を見た。
「あ、ああ・・・えっと」
全く聞いてなかったようだ。
「とりあえず、DIY行って縄探してみよう」
「う、うん」
急いで服を着ると、近所のDIYショップに向かった。

DIYには一応縄らしきものはあった。硬そうなやつからロープみたいな柔らかそうなやつ、色もいくつか。祐樹に選ばせる。
「これ」
赤い太めのロープを指さした。俺はそれをとりあえず10m程買う。
「勃ってるか?」
祐樹は頷く。
「他にも面白そうなものないか、見ていこう」
店内をうろつく。面白そうなもの、すなわち祐樹とのプレイに使えそうなものを探す。洗濯ばさみ、サインペンのセット、そして、祐樹が玩具のゴルフボールを選んでショッピングカートに入れる。
「あと、こっちも」
祐樹が俺をペット用品コーナーの所に引っ張って行く。首輪を選ぶ。祐樹が気に入った黒い首輪もカートに入れる。
「バイブとかディルドはないよね」
「ある訳ないだろ」
この子はそういうものも使われてたのか・・・それを使った奴にまた少し嫉妬した。
「ひげそりってある?」
「電気シェーバーなら」
「じゃあ・・・」
男性用化粧品とかが置いてあるコーナーに戻る。そこで、祐樹がカミソリを手に取る。
「今のお前には必要ないだろ?」
「でも、毎日お手入れしないと」
こいつはずっとつるつるでいるつもりらしい。カートに入れる。
「あとね・・・」
調理器具のコーナーですりこぎ棒を物色する。いくつか手に取って、太さを確かめている。
「これ、入るかなぁ」
さんざん見比べたあげく、一番太いのを持って俺に見せる。
「さぁ・・・2本挿しされたくらいだから平気じゃないの?」
俺がそう言うと、その一番太いすりこぎ棒と、もう一つ、細めのものをカートに放り込んだ。
「太いのを入れられたいの?」
祐樹は頷く。
「俺のじゃ不満って訳だ」
俺のは太くはないが、小さいって訳でもない。一応・・・たぶん標準サイズくらいだろうと思ってる。
「そういう訳じゃないけど」
(ここはあとで問い詰めよう)
心の中にメモした。

いろいろ責め具を調達した帰り道、祐樹は足早に家に向かう。普通に歩いている俺との距離がどんどん離れて行くが、その度に立ち止まって振り返る。
「もう、渉さん遅い」
すでに興奮しているのがよく分かる。
(まったく、こんな淫乱な面があったとはね)
苦笑しながら小走りで祐樹に追いつく。
「行くよ」
またすたすたと早足で歩く。俺はその後ろ姿・・・とくにお尻の辺り・・・を見つめながら後を追った。


家に着くと、さっそく袋からロープを取り出した。それを脇において、さっさと服を脱ぐ。すでに完全勃起の状態だ。
「縛って」
全裸の祐樹がロープを俺に差し出す。
「さっきのサイトをプリントアウトしてからな」
別にじらすつもりじゃない。実際、見ながらじゃないと縛り方が全くわからない。
「早く」
プリンタの前で印刷した紙が出てくるのを待っている俺の背中に全裸の祐樹が抱きついてくる。股間を俺に押し付ける。
「俺のズボン、先走りで汚すなよ」
「じゃ、早くしてよ」
(ったく・・・)
1枚目の印刷が終わったところで俺はそれを手に取って、全裸の祐樹に向かい合った。祐樹は両手を上げる。俺は赤いロープでそれを縛り始めた。

「これ、どうなってんだ?」
印刷した紙を見ながら俺は頭をひねる。
「どうしたらこう出来るんだ・・・」
やっぱり画像では分からない。実際にやってみると、どうしても画像のような形には縛れない。
「もう・・・適当にそれっぽく縛ってくれればいいよ」
祐樹はさっきからじれている。早く縛られて、責められたい気持ちが先走りの量に表れていた。
「待てって」
実はさっきからかなり適当にそれらしくやっている。でも、どこかでロープが緩んできてしまう。もっとぎちぎちに縛ってやりたいのに。
「早く」
俺はあきらめて、適当にごまかした。
「はい、出来上がり」
祐樹は洗面所に行って、縛られた自分の姿を鏡に写す。
「ね、写真撮って」
どうやらお気に召したようだ。俺はデジカメで何枚か画像を撮る。そして、他の責め具も袋から取り出し、床に並べた。
「まず、首輪」
首輪を着けようとして失敗したと思った。先に縛ってからだと、首輪が着けにくい。
「痛っ」
首のところのロープの下に首輪を滑り込まそうとしたところで、何かが皮膚と擦れて痛かったようだ。なんとか首輪を着ける。画像を撮る。
「次、これね」
洗濯ばさみで祐樹の乳首を挟んだ。
「あっ痛っ」
祐樹が体をねじる。
「痛い、取って」
「我慢しろ」
「ホント、痛いって」
仕方なく、洗濯ばさみを取る。祐樹は床にしゃがみ込んだ。
「そんなに痛かったか?」
「マジ痛い」
乳首に洗濯ばさみの先のぎざぎざの跡が付いていた。
(こりゃ・・・痛そうだ)
乳首はあきらめて、陰嚢に付けてみた。こっちも少し痛いようだが、我慢できそうだ。陰嚢に洗濯ばさみを並べて付ける。それも画像を撮る。
「見せて」
祐樹にデジカメの画面を見せる。
「うわ」
どう感じたんだろうか・・・表情からも声からも感情がわからなかった。
「どうだ?」
「なんか、エロい」
これも気に入ったようだ。前からだけじゃなく、後ろから、股の間からも画像を撮った。
「さて、しゃぶってもらおうかな」
俺はズボンを下ろした。俺も勃起している。縛られたままの祐樹が俺の前に跪き、俺のペニスをしゃぶり始めた。
「お前は太いのがいいんだよな」
祐樹はしゃぶりながらうなずく。
「俺のじゃ満足できないんだろ?」
首を左右に振る。
「じゃ、お前はどんなチンポが好きなのか言ってみろ」
祐樹はフェラチオを一旦中断した。
「渉さんのチンポが好きです」
それだけ言うと、また俺のを口に含む。
「俺のは太くない。矛盾してるだろ」
また首を横に振った。そして顔を上げて言う。
「ディルドとかは太いのがいいです」
「作り物と本物じゃ違うってことか?」
「はい」
(そういうものなのか?)
よくは分からない。俺は入れられたことはない、とは言わないが、その経験はほとんどない。だから理解できなかった。
「今まで入れられた中で一番太いものはなんだ?」
祐樹は少し考えた。
「ディルド・・・かな」
「どれくらいの太さだ?」
祐樹が頭の上で人差し指と親指を使って輪っかを作る。
「だいたい直径4センチってとこか」
またしゃぶる。手を伸ばして祐樹が選んだすりこぎ棒を手に取った。太さは4センチよりは少し太い気がする。
「これとどっちが太い?」
頭の上で縛られたままの手に握らせる。祐樹はすりこぎ棒の感触を確かめる。
「こっちが太いです」
俺はすりこぎ棒を取り上げる。
「お前が選んだ太さだ。入るよな?」
「・・・頑張ります」
俺はフェラチオをやめさせた。

祐樹をベッドに上がらせて、四つん這いにする。手は頭の上で縛られているので、少し体勢が辛そうだが、そのままにしておく。
「とりあえず、これからだ」
細い方のすりこぎ棒を見せる。
「これは楽勝だよな」
「はい」
細い方といっても、俺のと同じくらいの太さだ。
(これは『楽勝』なんだ)
ほんの少し、俺の心が傷付いたかも知れない。
ローションを塗ってアナルに入れる。確かに楽に入る。10センチほどのすりこぎ棒の根元まで入る。そのまま穴の奥に押し込む。すりこぎ棒全体が祐樹の中に入った。
「全部お前の中に入ったぞ」
祐樹が軽く力む。アナルが開いてすりこぎ棒の木の色が少し見える。画像を撮り、祐樹に見せる。
「入ってる」
それだけつぶやいた。
「ひり出してみろ」
祐樹が力むと、すりこぎ棒の先がアナルから出てくる。そのまま全体がまるで排泄されるかのように出てきて、ベッドの上にぽとりと落ちた。
「ほんとにこれくらいは楽勝だな」
今度はサインペンを入れる。1本なら何の抵抗もなく入っていく。
「じゃ、これ何本まで入るかやってみるか?」
「はい」
「お前の予想は何本だ?」
片手で何本か掴んだ。サインペンの束の直径はだいたい3センチくらいになる。その状態で数えてみると、7本あった。
「これで7本だ」
それを祐樹に見せる。
「何本行ける?」
祐樹は考える。
「10・・・15本くらい」
「15本か・・・」
買ってきたサインペンを数える。20本あった。
「じゃ、15本入れてやる」
俺は2本目を挿入した。

8本までは平気だった。
「9本目」
すでにアナルに入っている8本の真ん中辺りを狙って挿入する。
「うっ」
祐樹が少しうめく。俺は祐樹のアナルにローションを垂らす。すでに入っている9本が抜けないように足で押さえた。
「そろそろきついか?」
「ちょっと」
「お前が言った15本まであと6本あるぞ」
そして10本目を入れる。今度は特に声は出ない。
「11本」
「うう・・・」
「12本」
アナルに入っている部分の太さは、すでに太いすりこぎ棒と変わらないように見える。
「13本」
「痛・・・」
「あと2本だ。頑張れ」
そして14本目を挿入。
「うぅぅぅ」
「よし、15本だ」
祐樹のアナルに15本目のサインペンを差し込んだ。画像を撮る。デジカメの画面を祐樹に見せる。
「うわ・・・」
「広がってるのがよく分かるよな」
15本のサインペンにローションを垂らす。手で掴んでぐりぐりと動かした。
「うぅ・・・」
「痛いか?」
「ちょっと」
「もうちょっと我慢しろ」
俺はサインペンを足で押さえながら、太い方のすりこぎ棒にローションを塗った。
「今ならこれも楽勝だろ?」
すりこぎ棒を祐樹に見せる。そして、アナルからサインペンを全部抜いた。祐樹のアナルは大きく口を開き、ピンク色の内部まで見えている。そこにローションを塗ったすりこぎ棒を差し込んだ。
「うっ」
祐樹が声を出す。
「痛いか?」
広がってるから大丈夫だと思ったが、少し心配になる。
「全然大丈夫」
「ならややこしい声出すな」
すりこぎ棒を少しずつ押し込む。30センチくらいの棒のすでに半分近くは祐樹の中だ。
「まだ入るか?」
祐樹が頷いた。俺はさらに押し込む。20センチくらいまで押し込んだところで祐樹が苦痛の声を上げた。
「ここまでらしいな」
さっきのサインペンで印を付ける。また画像を撮る。祐樹に見せる。
「さすがだな。楽勝だ」
「うん」
少しすりこぎ棒を引き抜く。そして、印の少し手前まで押し込む。
「うぅ」
「痛いか?」
「痛くない」
また引き抜き、押し込む。
「ああ・・・」
「気持ちいいんだ」
祐樹が頷く。
そのまましばらく繰り返す。そして、すりこぎ棒に人差し指を添えて入れてみた。
「うっ」
入る瞬間だけ痛かったようだ。でも、それを受け入れる。中指も添える。それでも祐樹のアナルは受け入れた。
「広がってるなぁ」
撮影する。そのまましばらく動かして、今度は指の代わりに細い方のすりこぎ棒を添えてみた。
「い・・・・つ・・・」
さすがに簡単には入らない。でも、アナルに潜り込ませるように押し付けると、2本のすりこぎ棒が入っていった。
「うぅ・・・何入れたの?」
「痛い?」
「・・・ちょっと」
「すりこぎ棒の2本挿し」
「見せて」
画像を撮って見せる。
「うわ・・・あの時みたい」
「2本入れられた時?」
「そう。あのときもこんな感じだった」
つまり、これくらいの太さは経験済みだったって訳だ。さすがは淫乱だ。
「抜いて。痛い」
俺も無理はしたくない。すりこぎ棒をアナルから抜く。アナルは口を開いたままだ。
「ボールあったでしょ?」
「お前が選んだゴルフボールな」
それを手に取ると、ローションを塗る。
「入れて」
祐樹を仰向けにすると、開いたままのアナルにボールを押し込んだ。それは吸い込まれるように祐樹の中に入っていった。
「入った」
「うん」
祐樹が力む。ぽろっとボールが出てくる。
「もう1回入れて」
今度は少し入口で押さえてから手を離す。吸い込まれる。また出てくる。
「気持ちいい?」
「うん・・・お尻から出てくるところ見られてるのが恥ずかしくて気持ちいい」
「いくつか買ってくればよかったな」
「うん」
アナルに指を入れてみる。ローションでぬるぬるになった祐樹のアナルは、指4本まで簡単に入るようになっていた。
「ビデオないの」
「ない」
「拡張されてるとこ、撮って欲しかったかも」
そういう奴がいるってことは知っている。人に見られたりするのが好きって奴。露出とかそういう方向に走るやつだ。祐樹にそういう嗜好があることは多少感じてはいたが、ビデオ撮影までされたいとは意外だった。
「恥ずかしいことしてるのを撮影されて、見られたい?」
「まあね」
「そういえば、一番気持ちよかったのも2本挿し撮影されてたときだったな」
「そうだよ」
恥ずかしがる様子もなく、あっさりと答える。
「露出とかも好きそうだな」
「まぁ・・・ヤバくなければね」
「したことは?」
「ある」
やっぱりね。
「いつ、どこで?」
「夜、公園で全裸で掘られた」
「誰かに見られた?」
「何人か見てた」
またむらむらと嫉妬心がわき上がる。
「その人達がうらやましいな」
「渉さんにもしてほしいな」
「俺がかよ」
祐樹のアナルはすっかり開ききっていた。すでにローションにまみれたアナルに俺は何も言わずにペニスを挿入した。
「あぁ・・・」
簡単に奥まで入る。
「淫乱君には物足りないだろうけどな」
俺は掘り始めた。
「あぁ・・・渉さん・・・」
祐樹の表情が変わる。
「そんなことない」
あれだけ広がってたら大丈夫だろうと、かなり乱暴に腰を動かした。
「すごい・・・気持ちいい・・・よ」
すりこぎ棒やボールとは反応が違う。
「やっぱり・・・渉さんのチンポ・・・気持ちいい」
俺は祐樹の足を持ち上げ、体を折り曲げるようにする。上を向いたアナルにペニスを入れ、体重をかけながら腰を動かした。
「あぁ・・・すごく・・・すごい」
祐樹の中は暖かかった。今までに20人に掘られ、拡張されたアナル。でも、今は俺のものだ。俺の祐樹だ。
「ああ、祐樹、イきそうだ」
「僕も・・・イく!」
祐樹のアナルが俺をぎゅっと締め付けた。祐樹の胸に精液が飛び散る。それと同時に俺も祐樹の中に射精した。
「ああ、もっと・・・掘って」
祐樹が顔を上げ、俺にキスをせがんだ。祐樹のロープをほどくと、抱きついてくる。背中に手を回す。祐樹の体を持ち上げた。俺も祐樹も勃起したままだった。
俺は祐樹の体を抱えて立ち上がった。いわゆる駅弁だ。祐樹の体を揺らす。抜けそうになるまで体を持ち上げ、奥まで入るように下ろす。それを繰り返す。祐樹をベッドに横たえ、がばがばになったアナルの奥まで入れる。抜く。また奥まで入れて抜く。それを何度も何度も繰り返す。
「あぁ、イきそう」
祐樹は自分のペニスに手を添えた。
「イく!!」
2回目はしごきながらだった。精液は祐樹の顔まで飛んだ。
俺も再び祐樹の中でイった。


祐樹は2回目にイったあとも勃起したままだった。だが、俺はというと、すっかりしぼんでしまい、祐樹が手でしごこうと口でしようと勃起しなかった。
祐樹があきらめたので、シャワーを浴びに一緒にバスルームに行く。祐樹がバスタブに入り、俺の前でしゃがんだ。
「飲ませて、おしっこ」
口を開ける。
「え、気持ち悪いんだろ、おしっこ飲むのは」
前はそう言っていた。
「今は飲みたい気分。飲みながらイきたい」
勃起したペニスをゆっくりしごいていた。
「わかった」
俺はペニスを祐樹に向けた。祐樹が中腰になった。
「口の中で出して」
そして俺のペニスを咥える。俺は祐樹の望み通り、咥えられたまま放尿した。
ペニスをしごく祐樹の手が早くなり、やがて射精した。3回目は勢いはなく、祐樹のペニスからどろっと滴り落ちた。


プレイを終えた後、俺達はお互いの体を洗い合い、そして一緒にしばらく眠った。俺が目覚めたとき、祐樹はすでに目を開けて俺の顔を見ていた。俺が起きたことに気が付くと、顔を寄せてキスをしてきた。
「俺達、相性いいのかもな」
「僕は渉さんだったら何されてもいい」
祐樹のペニスはまた勃起している。
「露出もさせられたい」
俺は思った。
(こうやって、俺も祐樹好みに調教されていくんだろうな)
そして、祐樹を露出させるなら、外で全裸にして掘るのなら、どこがいいかを考え始めていた。

<Rent-a-BOY 2015 完>


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