理由(わけ)
【公彦編】


「痛!!」
裂けるような痛みを感じた。
「まだ入ってもないぞ」
その痛みが拡がる。
「力抜かないと痛いだけだぞ」
僕の穴の中にその人のちんこが入ってくる。
「いぃぃぃ、止めて!」
「犯して欲しいんだろ? お前がそう言ったんだろ」
僕の痛みなんか関係なく、男のちんこがどんどん入ってくる。
「ほら、もう根元まで入った」
男が僕の手を掴んで、その部分を触らせる。男の股間が僕のお尻にくっついていた。太くて固いちんこが僕の中に根元まで入っている。
「入れられたかったんだもんな」
前の人が言った。
「動かすぞ」
後ろの人が僕の中で動き始めた。
「ほら、こっちも」
前の人がちんこを顔の前に突き出す。僕は口とお尻の穴を同時に犯されている。
「こいつ、興奮してる」
僕のちんこの皮が絞られる。僕のちんこから先走りが出ているのは分かっていた。
「先走りがシーツまで垂れてやがる」
「もっと犯して欲しいってことだな」
後ろの人の動きが早くなる。前の人がちんこを僕の喉に押し付ける。
「んごっ」
お尻は痛い。喉は苦しい。吐きそうだ。でも、僕の手が勝手に動いた。
「扱いてやがる」
前の人や後ろの人の動きに合わせて、僕は自分でちんこを扱いていた。痛いし苦しい。気持ちいいのかどうかよく分からない。だけど、間違いなく僕のちんこは完全に勃起していたし、僕は興奮していた。
「ああっ」
僕は射精した。精液が飛ぶ音が聞こえた。

僕が射精した後も、僕は口とお尻を犯され続けていた。
「さすが、公彦君は淫乱だな」
すぐにまた勃起していた。お尻の痛みが少し治まっている。そして、体が熱い。
「よし、じゃ、交代」
僕の前の人と後ろの人が入れ代わった。ちんこを口に突っ込まれる。良く知っている匂いがする。お尻の穴の匂い。僕のお尻の穴に入っていたちんこからその匂いがする。それを口に突っ込まれている。奥まで突っ込まれている。
別のちんこが僕のお尻の穴に入ってくる。前ほどは痛くない。前よりも興奮している。両手を頭の横でベッドについて、二人の男の人を受け入れる。犯される。二人は激しく僕の喉と穴に出し入れする。体を支えるのに必死だ。そして・・・
「んんっ」
僕の体の奥が熱くなる。それがどんどん体中に拡がる。
「んあっ」
僕には分かった。2回目の射精だ。
「おい、こいつ、トコロテンしやがった」
「まだ小6だろ? ほんとに淫乱なんだな」
二人が話している。僕を使いながら話している。
やがて、二人は僕のお尻の穴と口の中に射精した。
「飲めよ」
男に言われるまま、僕は口の中の男の精液を飲み込んだ。

もう一度前の人と後ろの人が入れ代わって、僕は犯された。
男の人達も2回目の射精。僕はさらに2回。
それが僕の初体験だった。

正直、終わった後は逃げるようにして帰った。
家に帰ってからは、嫌な思い出になった。その時は。
だけど、数週間経って気がついたら、僕はその時のことを思い出しながらオナニーしていた。
そして、あの人にもう一度メッセージを送った。

あれから1年以上が経つ。
僕はあの二人の玩具になっていた。月に数回は犯された。犯されるだけじゃない。他の人にも使われた。それが気持ちよかった。
(僕は淫乱)
自分でもそう思った。あの二人にキスされ、舌を絡め合って、ちんこを咥え、お尻の穴に入れられて、体の中に精液を出されて、それを飲む。
僕の体は、あの人達に使われるためのものになっていた。



何十回、何百回目かのセックス。
今日はあの二人の他に、4人いる。みんなのお尻の穴を舐めさせられる。お尻の穴を舐められる。口に咥えさせられる。時には無理矢理2本咥えさせられる。そうしている最中も誰かが僕のお尻の穴に入れる。中で射精される。次の人が入ってくる。僕の中に入っていたちんこを舐めさせられる。男の人同士もセックスしている。他の人のお尻の穴に入っていたちんこを僕に舐めさせる。誰かのおしりの穴の匂い。そして、口の中におしっこをされる。
僕はあの二人のおしっこを飲まされていた。3回目のセックスの時だった。あれから何十回もおしっこを飲まされて、今はもう平気で飲めるようにされていた。他の人のおしっこも飲む。時には飲ませて下さいっておねだりもする。
僕は淫乱だ。
僕は変態だ。
僕はセックスが大好きで、どんな人のちんこでもしゃぶるし、どんなちんこもお尻に入れてもらうようになっていた。
それが僕の日常だ。
僕は、誰かとセックスするために生まれてきたんだ。



「お前、全てを捨てて、俺達の奴隷になる気はないか?」
二人にそう言われたことがある。それくらい、僕はあの二人に気に入られていた。もちろん、セックスの道具として、だけど。
僕は二人に縛られたり、吊されたり、犯されたり、虐められたり、蔑まれたりしていた。奴隷になるってことは、それとはどう違うんだろう。
そう二人に尋ねると、二人は笑った。
「そりゃそうだ」
でも、その後、言われた。
「奴隷になったらお前はお前じゃなくなる。永田公彦じゃなくなる。今はその体だけだけど」
そして、縛られている僕の、髪の毛を掴んだ。
「その命も、心も、なにもかも、俺達のものになるってことだ」
顔を近づけてそう言った。

そう言われて・・・・・僕はドキドキした。

「お前、中1だっけ?」
男が尋ねた。
「中2です」
「そうか」
男は僕の体にムチの先を押し当てた。
「やってることはド変態な、ド淫乱野郎でも、まだ中学生じゃ奴隷は無理だな」
「えっ」
僕は男を見つめる。
「無理だろ、親も学校もあるんだから」
僕は少し顔を伏せた。
「まぁ、義務教育終えるか、それか親も学校も何もかも捨ててもいいってなって、その時、まだその気があるなら、奴隷にしてやる」
僕は嬉しくなって顔を上げた。
「ありがとうございます」
「ふん、ありがとうか・・・お前、ホントにイカれてるな」
僕にムチを振り下ろした。
「ふぐっ」
体がよろめく。もう一人が僕の足を払う。僕は床に倒れ込む。その僕の体にムチが降ってくる。
「中2でこれだからな。俺達でも扱い切れるかどうか」
「だな」
一人が俯せに倒れた僕の太ももの上に座る。穴にディルドをねじ込んでくる。そのディルドは男達のちんこの2倍くらいの太さだ。それでも僕の穴はそれを受け入れる。長くて太いディルドが奥まで入る。もう一人が僕の髪の毛を掴んで顔を上げさせる。僕は口を開く。ちんこが突っ込まれる。そして、口の中に放尿される。それを僕はごくごくと飲む。
「もう、すっかり便器にもなったし」
仰向けにされる。顔の上に男がしゃがむ。僕は男の穴に舌を伸ばしてそこを舐める。
「そのうち、大便器にもしてやるよ。そしたら、公衆便所にもなれるな」
「はい」
僕は大きな声で答えた。



そんな僕にキスしようとする陽ちゃん。
こんな汚れた僕に陽ちゃんはキスしようとした。
僕の口は誰かのちんこをしゃぶり、誰かの精液を飲み、誰かのお尻の穴を舐め、誰かのおしっこを飲んでいる口だ。そんな口で陽ちゃんとキスは出来ない。
僕は、陽ちゃんのキスを拒否した。
大好きな陽ちゃんを汚さないために、そうするしかなかった。

陽ちゃんの気持ちは分かっていた。
中1のとき、インフルエンザに罹った陽ちゃんを見舞いに行った時だ。僕は陽ちゃんの部屋の前で、ドア越しに陽ちゃんと話した。たぶん、あの時が、二人に取ってそのきっかけだったと思う。
僕は陽ちゃんの顔が見たいと思った。たぶん、陽ちゃんもだろう。そんな些細なことがきっかけで、僕の中で陽ちゃんがどんどん大きくなっていった。
だけど、それは僕の一面でしかない。もう一面は淫乱で変態で二人に玩具にされる僕。二人だけじゃない。いろんな男に道具にされて、それを悦んでいる僕。
誰かのちんこを扱いた手を陽ちゃんは握る。誰かに抱かれたこの体に、陽ちゃんは触れる。そして、誰かとキスし、精液を飲んでるこの口にキスしようとする。
「ごめん、キスとか・・・無理」
思わず言った。僕も陽ちゃんは好きだ。でも、陽ちゃんがこんなことするとは思わなかった。こんな、汚れた僕に。
「陽ちゃんとは、出来ない」
もっと他に言い方があったんじゃないかって今なら思う。あの時は僕もびっくりして、とにかく陽ちゃんを汚れさせないために、陽ちゃんを止めるために慌ててそう言ったんだ。
陽ちゃんはゆっくりと僕に背を向けた。
「ちょっ、陽ちゃん、そうじゃなくて」
陽ちゃんが離れていく。
「陽ちゃん、待って、陽ちゃん」
もう、陽ちゃんはお見舞いに来てくれなくなった。

退院する日も来てくれなかった。
学校に行くときも、陽ちゃんは家を出る時間を変えて、僕とは会わないようにしていた。学校でも目を合わせてくれない。僕が話しかけても逃げるように離れて行く。
僕と陽ちゃんの関係は終わってしまった。



「あの」
二人の前に、僕は跪いた。
「奴隷にって話、あれってまだ大丈夫ですか?」
跪いて、顔を上げて二人に尋ねた。
「その気になったのか?」
僕は二人に頭を下げた。二人の前で土下座した。
「どうか、僕を奴隷にして下さい」
頭を床に押し付けて、叫ぶように言った。
「お前、まだ中2だろ。いいのか?」
男が僕の頭の上に足を置いて尋ねる。
「はい。もう、なにもかも捨てます」
「とはいえ、なぁ」
僕はそのまま頭を下げ続ける。
「じゃあ、家と学校以外でなら」
「そうだな。それが限界だろうな」
二人が僕の頭の上で話していた。
「よろしくお願いします」
僕の頭の上から足がどかされる。
「じゃあ」
頭を上げると、二人ともズボンからちんこを出していた。二人に命令される前に、僕はそれにしゃぶりついた。

その日はそれだけだった。
「明日、お前の奴隷の覚悟が分かるようにしてこい」
男が言った。
「どうすればいいですか?」
「お前が自分で考えろ。お前の覚悟を見せてみろ」
帰り道、僕は考えた。どうすれば、奴隷の覚悟を示せるんだろう・・・・・

家に帰ると、僕は自分で髪の毛を切った。チン毛も剃った。男にもらった太いディルドをお尻の穴に突っ込みながらオナニーした。その様子をスマホで撮影し、僕の学生証の画像とともにネットに上げた。
翌日、二人は僕の頭を見て驚いていた。
「ほお。奴隷らしいな」
あの動画をスマホで二人に見せた。二人の前で、そのリンクをメッセージアプリに登録している人みんなに送ろうとした。
すると、二人は僕を止めた。
「まだ人生終わらせるな」
男が言う。
「お前の人生が終わるのは、俺達がお前を捨てる時だ」
そのリンクを二人だけに送るように命じられる。
「俺達に逆らったら、これを公開してやるよ」
「はい、お願いします」
僕は二人にリンクを送った。

二人に命じられて、僕は今まで以上にいろんな人とセックスするようになった。
そして、二人は金を得る。金額はプレイ内容次第。普通のセックスはもちろん、変態プレイやSM、乱交の玩具、スカトロ等々。僕は全てを捨てて、全てを受け入れた。

それだけじゃない。二人は僕を壁尻にして、いろんな人に穴を使わせるという商売も始めた。
壁に穴があって、僕はそこから尻だけ突き出す。金を払った人が、その僕の尻を使う。格安で性処理出来るということで、クチコミでその噂が拡がった。もちろん、その尻の持ち主は中2だということは秘密だった。

いろんな人が僕を使った。何十本、何百本ものちんこが、僕の中で射精していった。

そのたくさんのちんこの中に、陽ちゃんのちんこも含まれていた、ということに、僕は全く気づかなかった。
もちろん、陽ちゃんもその穴が僕の穴だということは、知る由もなかった。

理由(わけ) 完>


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