ハムラビ法典大賛成 by白き竜さま

−第八部−


【立場逆転〜革命】

トーマ様の合図で貴樹がハッキングすると、わずか数分で松野グループの運営している会社が次々経営難に陥った。
僕が松野の奴隷として辱しめに耐えたあの学園も、松野グループの飛び火をモロに受け親の肩書きで偉そうにしていた奴等の立場が一気に逆転した。

『はははははっ…これは愉快だ。あの忌々しい松野グループが慌てて資金繰りに動き出したぞ』
【そろそろですかね】
『あぁ…では【フェニックス】のお手並み拝見と行こうか』
【承知しました】
「…?」
貴樹がパソコンを操作し松野グループの株を大量に売った。松野グループの株価が一気に下がる。
その数秒後売り注文が殺到し、一株数十万していたものが、今では千円の価値もなくなっている。

『見てみろ、売り注文が殺到し格安だぞ』
【では売った分を買い戻しますね】
『いや…売られた分全て購入しよう。もう奴等のグループは再起不能だ』
【かしこまりました】
貴樹が松野グループの株をほぼ独占し、松野グループは崩壊した。残されたのは多額の借金。自社株を多量に持ち左団扇で好き勝手やっていた幹部等に負債がのし掛かる。

『さて…飛鳥のプレゼントはここらだ』
【では松野グループの幹部役員には負債分をオークションか身体で返して貰いましょう。被害者の社員は我が社で引き取り、元会長は公開処刑でいいでしょうか?】
『あぁ…それでよい』
貴樹はさらっと恐ろしいことを言っている。
公開処刑?一体何をするのだろう。

『飛鳥…これから松野グループの本社に乗り込む。まずは…着替えなさい』
僕はスーツを渡された。
(…げっ!これ一着で数十万するあのブランド品だ)
流石はトーマ様、本社に乗り込むと言うだけの事はある。
僕はその場で高級スーツに身を包む

『さて…行きますか』
【はい】

トーマ様と貴樹そして僕の3人は、松野がいる松野グループの本社へ乗り込んだ。

松野グループの本拠地に足を踏み込むのは流石に勇気がいった。
でも、トーマ様の黒服部隊が既に会社を占拠しており、肩書きのある幹部とそうでない平といじめのターゲットにされていた者と見事仕分けされていた。幹部は身ぐるみを剥がされ、不様にもブリーフ一枚にネクタイと言うプレイとしては最高の格好をしている。

貴樹…いや【フェニックス】がこの場を仕切る。

【この会社は我がトーマグループのものとなった。私がこの会社代表取締役社長フェニックスこと鳳凰寺貴樹である】

貴樹は何百といる元松野グループの社員の前で堂々としている。

【この会社を買い取る為に費やした金額は、今ブリーフ一枚にネクタイという不様な姿を曝している元幹部等に全額払っていただきます】

そう言うと、周りが暗くなり1つの映像が流れ出す。

(…これは、僕の担任だった男の末路)

【皆さんもご存じの通り、この会社と裏で繋がっていた学園で優秀とされていたこの教師も、金に溺れ負債を増やし自らをオークションにかけました】

ブリーフ一枚に首輪という姿の担任だった男が必死で高額で落札されようと乱れている画像だ。
ドラッグ入り飲料を飲み干し、錯乱状態で、自らの身体を傷付け菊門を犯し、血まみれ状態で射精、潮まで吹き出し、糞尿を垂れ流し、最期は肉の塊になった。

僕は興味なかったので知らなかったけれど、憐れな最期を迎えたようだ。

映像を観たブリーフ姿の幹部等がみるみるうちに青ざめ、
【自分は指示されただけ】だの、
【金を払えばいいだろう】だの、
【俺らの足を引っ張るトロい奴が悪いんだ】だの…

開き直りとも命乞いともとれる見苦しい行動に出て、周りは騒がしくなった。
加害者側が集団で追い詰められるとこんなにも腹がたつものだろうか…

【うっせーんだよ。テメーら】
貴樹の一喝で辺りは静まり返り、貴樹に視線が集中する。

そして…トーマ様の登場である。
『私が、この会社やグループ全体の会長になったトーマである。
不様にもブリーフ一枚でいる今の君らには一円の価値もない。
いや…寧ろ君たちの存在自体が既にマイナスだ。
元の会社の株など約束手形の様な物であるから、価値などない。
クズは消え去るべきなのだ』

ここまでズバズバ言うとは…流石に外国の経営者は日本の生ぬるい経営者とは違う。

刺すように重い空気に震えている奴隷候補の幹部たちを僕と貴樹は静かに見守る。

『だが…救済の手を差し伸べてやらないわけでもない』

トーマ様の発言に安堵からなのか拍手が起こる。
しかし…僕と貴樹はお互いの顔を見合わせ、数十秒後にあげる【断末魔】を想像していた。

『君たちの子どもを性奴隷又は臓器提供者として私に捧げるのなら、借金は私が全額肩代わりしてあげよう。それが出来ないのなら、己の身体と命で借金を返済してもらう。子どもがいない者は…親戚でも構わぬがな(笑)』

(…やっぱり)

再びスクリーンに映像が写し出される。

全裸の男の子が、ハリガタを跨ぎ腰を振りながら手を使わずに射精する練習をさせられていたり、フェラの仕方やディープキスの仕方、ザーメンシャワーに耐える訓練や浣腸に耐える訓練、性飲や飲尿など様々な性訓練をさせられている。
己の身体を商売道具にするわけだから、当然お客に喜ばれる身体と礼儀を学ばなくてはいけない。
まるで…自ら性奴隷として生きることを決意した当時の僕たちの様だ。

親に売られた憐れな子羊達をトーマ様が引き取り、性奴隷に仕立てるための育成施設に送り込む。

幼子は少しずつ吸収させ、出来たら【ご褒美】を与える。
褒美欲しさに自ら進んで覚えようと頑張る。
人前で下着姿や全裸を曝すことに抵抗もなくさせる。

しかし…上級生になるにつれて、出来て【当たり前】になり、逆に出来なければ、これ以上ないとも言える【恥辱的仕置き】が待っている。

逆らったりもたついていたりする子にも【公開仕置き】が待っており、団体訓練では一人が足を引っ張れば、連帯責任で仕置きを受ける。
【ゆとり】など存在しない。輪を乱さず、足を引っ張らないそんな努力を強いられ、極度の緊張の中、性奴隷としてテクを身に付けなくてはいけない。
逆にテクが素晴らしいものには、【ご褒美】も与えられる。
指名客がつけば尚更扱いも変わり、僕や貴樹のようになれるが、使い物にならなければ【提供者】の道が待っている。

トーマ様の真の狙いは【金】ではない。若い【身体と命】そのものだ。
勿論、自分の子どもを捧げるくらいなら自ら命を断つと言う親もいるだろう。
それならそれで老け専目当ての性奴隷として働かせ、使えなければ【提供者】にするだけなので、トーマ様は不利益を被らない。

『1つ言っておこう。このフェニックスも私の隣に居る本日の主役も己の身体だけで数億を稼ぎ、見事借金を返済したのだ。
今では世界中の資産家たちが、一晩数百万出しても構わぬと懇願してくるほど、この二人は素晴らしい逸材なのだ。
お前達のようなコネと腰巻きで適当に暮らしていたのとは格が違うということだ』

幹部社員らや平をいじめていた輩はブリーフ一枚にネクタイと言う憐れな姿で
【この世の終わり】
と言うような顔をしている。
そんな様子を貴樹は真剣に見つめている。

そう…地獄はこれから始まるのだ。

数分後…黒服の男達が大がかりなセットを運んできた。
よく見ると、男が全裸で手枷と足枷をされ、無数の紐で吊るされている。

『皆もよく知っているであろう、コレは、ここや関連会社を破産に導いた元会長で、君たちをこんな目に遇わせた張本人である』

父さんに強制射精や強制精飲をさせ、僕を辱しめに遇わせた松野の父親…やっと逢えた。

僕の手は怒りに震えていた。

『さて…今からちょっとしたゲームを始めたい』

トーマ様の合図で、吊るされた会長が更に上へ持ち上げられ、その足元にはサメやピラニア等の人喰い魚が入れられた水槽がセットされた。

『ここには無数の紐がセットされているが、こいつを吊るしている紐は、実は一本だけ。その紐をこの剣で見事斬り堕とした者には褒美を与えよう』

【チャンスは一人一度。見事斬り落とした者には現金五百万と係長の肩書きを差し上げよう。
そうだな…今トーマ様に子どもを捧げるように言われた憐れな者も参加を許可しよう。
成功したら、無条件で借金をチャラにしてやる。
さぁ…我こそはと名乗りを挙げるものはいるか?】

これは恐ろしい企画である。
会長を吊るしている紐を斬り落とすことがどう言うことなのか…冷静に考えれば…出来ないはずだ。

しかし…予想に反して貴樹の呼び掛けに名乗りを挙げる者が大勢いた。
大半は社内いじめに耐えてきた者達だが、その中には奴隷候補の幹部達も含まれているから滑稽だ。ブリーフ姿の幹部等が媚びていた会長に刃を向ける。こんな素晴らしいショーがあるだろうか。

自分の身に危険が及ぶと、仕えた者まで平気で裏切る。
所詮…クズが集まった会社か。

準備が出来たところで、もう一人の主役である【松野】の登場である。元社長だったこいつは、当然首輪にブリーフと言う憐れな姿で十字架に貼り付けられている。

僕を性的にいじめ続け追い詰めた張本人が、不様な姿で僕の前にいる。

『どんな気持ちかな?松野由人君。君の尊敬するお父様の無様な姿は?』

「てめぇ…こんなことしてタダで済むと思うなよ」

『おやおや…そんな恥ずかしい格好で何を言っているのかな?
それに…見てご覧。君の尊敬するお父様を亡き者にするために、こんなに行列が出来ているのだよ』
「くっ…」

松野は怒りと恐怖で貴樹から目を反らすと、僕を見つけ憎しみを露にした。

「乾!てめぇ〜ざけんな」
松野は怒りの矛先を僕に向けることで暴れだす。

【飛鳥様に対しての暴言は許しませんよ】

聞き覚えのある声がする。

「ま…まさか…菅君?」

父さんがさせられた恥辱の動画を僕に教えてくれたことで、性的いじめを受け学園を追い出されてしまった菅君。生きていてくれて…よかった。

【乾君、いえ乾飛鳥様。この度はこの様な素晴らしい任務に指名してくださりありがとうございます】

…は?
僕は何のことだか理解できなかった。

【飛鳥のプレゼントだよ】

一段落終えた貴樹が堂々とこちらに向かって歩いてくる。

【菅君、用意は出来ているかな?】
【はい!勿論でございます】
【では…始めようか】

菅君は鞄を持って松野の元へ向かう。

「菅!てめぇ俺に逆らったら過去の恥ずかしい動画流すぞ」
【好きにすれば。松野!今からお前の恥体を万国の人が見るのさ】
菅君は鞄からローターを取り出すと、松野の穿いているブリーフを下ろすと慣らすこともせず菊門にブチ込み、またブリーフを穿かせた。

【ほら…無駄に叫んで喉が乾いただろう。全部飲みな】

菅君は一升瓶を手に取り松野の口に押し込むと強引に飲ませた。中身は勿論利尿剤と淫乱になる薬入りだ。

更に…強烈なにおいを放つ黄色く染まったブリーフを取り出した。
【この忌々しい代物…まだ受け継がれていたんだね】
「…ま…まさか」

それは菅君や僕が【射精】や【おもらし】をさせられたあのブリーフだった。
僕が学園を去った後もこのブリーフを使ったいじめは続いていたと言うことか…

「や…やめろ」

菅君は見るのも辛い忌々しいブリーフを松野の頭に被せた。

【さて…ではしばらく放置だな】
【はい】

飲まされた液体と、数多くのいじめ被害者の涙と体液を松野に与え変貌を愛でて楽しむ。
松野が地獄へ堕ちていくまであとわずかだ。



<第九部に続く>

   


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