2.
僕等3人は、山奥の温泉の家族風呂で、夜空にきらめく星を見上げて普段の生活とは違う世界に浸っていた。
「うわっ」
そんないい雰囲気を楽しんでいると、誰かが僕のちんこをいきなり握ってきた。タグだった。
「うわ、やっぱ、コバのふっとい」
僕等はお互いの裸は見慣れている。だから、僕のちんこがどうやら人より太いらしいってことを二人とも知っている。でも、なんで今触ってくるんだよ。
「うるさいなぁ、せっかくのいい雰囲気なのに」
タグの手を払いのける。すると、今度はタイキが触ってくる。
「暗いとむらむらするし」
「馬鹿、やめろ」
僕は二人から離れてお風呂の電気のスイッチを入れに行った。明るくなった家族風呂に戻って湯に浸かる。二人も湯に入って僕の横に座った。
「やめろって」
二人がお湯の中でちんこを触ってくる。僕も触り返す。いつの間にか、お互いのちんこを握り合っていた。
「ね、勃起したの見せて」
タグが僕に言った。
「俺も見たい」
タイキも言う。
「お前等、変態か」
さすがに勃起したのは見せたことはないし、見たこともない。それに、やっぱり抵抗がある。
「いいじゃん、勃ったら凄そうだし」
「お前、元々デカいくせに」
そう、タグは巨根だ。体も僕等の学校じゃデカい方だし、柔道やってるから筋肉も付いている。なんて言うか、下半身がっしりタイプって感じ。そして、ちんこもデカい。僕ほどじゃないけど結構太いし、そして長いのが股間にぶら下がっている。
「お前こそ、勃ったら凄いんじゃないの?」
そうタグに言ったのが失敗だった。
「じゃ、お互い勃起したの見せ合いな」
タグが湯船で立ち上がった。そして、自分のちんこを触る。
「タイキもな」
僕とタイキは顔を見合わせた。
「マジかよ・・・」
タイキが呟いた。てっきり、タイキは嫌だって言うと思った。しかし、タイキは立ち上がる。すでに半分勃起していた。
「おい、お前もかよ」
二人して、僕の目の前でちんこをしごいている。
「ほら、コバも勃たせろよ」
仕方がない。僕は立ち上がった。
「おおぉ」
すでに僕のちんこは勃起していた。
「すげー太そう」
タグがそう言いながら僕のちんこに手を伸ばした。僕は腰を引いてその手から逃げる。
「握らせて」
タグが自分の勃起したちんこを軽くしごきながら僕に言った。なぜか嬉しそうだ。
「握らないと太さ分かんないだろ?」
(もうここまで来たら・・・握らせないと終わらないな)
僕はあきらめてタグに握らせてやった。
「おぉ、すげぇ」
タイキも僕のを握る。
「うわ、ふっとい」
僕も左手でタグのを、右手でタイキのを握った。
「太さじゃ負けだな」
タグが言った。そんなタグのちんこは大人並み、いや、普通の大人よりデカい。AVなんかでタイトルに『巨根』って付いてるやつに出てきそうなチンコだ。いや、AVなんて見ないけど。
「体全然ちっこいのにこんな太いんだから、同じくらいの体だったらどうなるんだよ」
正直、体のことはあまり言われたくない。特にデカいタグには。僕はクラスでも小柄な方だ。背の順で並んだら、前から数える方が断然早い。だから、そんな体で太ちんっていうのも、少しコンプレックスだったりする。
「俺は全然・・・」
タイキが少し小さな声で言う。
「っていうか、タイキのが普通だろ。コバのは太すぎ」
柔道の合宿とかで人のちんこを見慣れているのか、タグがタイキのちんこを見て言う。それに手を伸ばしたので、僕はタイキのちんこを握っていた手を離す。タグが確かめるようにタイキのを握った。
「うん、普通」
お互いのがちがちに勃起したちんこを僕等は気が済むまで触り合った。結局、太さは僕が一番、そしてタグが二番目。長さは文句なくタグが一番、タイキが二番目で、僕は一番短い。つまり、タグはやっぱり巨根で、僕は太チンで、タイキは普通ってことになった。
「じゃ、じゃんけん」
突然タグが言って、そしてじゃんけんの構えをする。
「なに?」
「いいから、じゃんけん」
なんとなくつられて僕とタイキも構える。
「最初はグー、じゃんけん・・・」
最初にチョキを出した僕がいきなり負ける。そして、タグとタイキがもう一度じゃんけんする。あいこだった。もう一回。今度はグーを出したタイキが勝つ。
「じゃ、勝ったタイキのちんこを負けたコバが舐める」
タグが言った。
「なんでそうなるんだよ」
僕は抗議した。そんな話は聞いてない。
「やだよ。なんでタグが決めんだよ」
タイキも同意見だ。ここまでは。
「俺が勝ったんだから、俺が命令する。コバ、タグの舐めろ」
「やめい」
僕はタイキに突っ込む。でも、タグはその命令に従って僕の前に立つ。
「マジ?」
「マジ」
僕は躊躇する。
「やれ」
ニヤニヤしながらタイキが命令した。
「拒否」
僕が言う。と、急にタグが僕の前にしゃがみ込んだ。
「じゃ、俺が」
そして、タグは口を開いて僕のちんこを咥えた。
「あっ」
腰を引こうとしたけど、すでにタグが僕の腰に手を回してがっしりと体を押さえている。
「うわ、やっばい、ふっとい」
一旦口を離して言い、また口に含む。舌が動いているのを感じる。
(あれ、こいつ、フェラ上手いかも)
タイキの視線を感じる。タイキは完全に勃起させながら僕等を見ている。僕と目が合う。タイキは湯船から上がって、僕の前に立った。勃起してるちんこの根元を持って、僕の方に向ける。
(舐めろってことかよ)
何も言わないけど、それしかない。僕は体を少し屈めて口を開いた。タグが一旦口を離して、僕がタイキのチンコを舐めるのを見た。
「えっろぃ」
そして、また僕のを舐める。お湯が揺れる音と溢れる音、それしか聞こえなくなった。
「タイキ、代わって」
しばらく僕のを舐めていたタグがタイキと交代した。お湯から出たタグのちんこも完全勃起している。今度はタイキが僕のを舐めて、僕はタグの巨根を舐める。
「うわ、すげ」
タイキが僕のを舐める前に、改めて握って声を上げる。
「もう聞き飽きた」
僕が言い終わると、タグがチンコを僕の顔の前に突き出す。
「やっぱ、デカいわ」
「それも聞き飽きた」
タグがそう言って笑った。僕はタグのデカいチンコを口に入れた。タグが奥まで入れようとする。僕は苦しくなって、タグの腰を手で押し返す。
「突っ込むな」
そしてまた口に含む。またお湯が揺れる音。それにタグの小さなあえぎ声が加わる。
「タグ、キモいよ」
僕が口を離して言うと、タグは無言で僕の口にチンコを押し付ける。タグが腰を使ってきた。
(まさか・・・)
口の中でいくなよって言おうと思った。でも、遅かった。
「おあ」
タグが僕の口の中で射精した。びゅっびゅっと何回か射精する。1回目はもろに口の中で出された。喉の奥まで飛んできたそれを僕は飲み込んでしまった。すぐに口を離したけど、2回目は僕の顔面に飛んでくる。3回目は僕のを舐めていたタイキの頭に滴り落ちた。
「うわ、マジかよ」
僕より先にタイキが言った。
「ああ、ごめん、気持ち良くていっちゃった」
にやっとタグが笑いながら言う。
「お、お前、飲んじゃっただろ」
僕は洗い場に出て、水道で口を濯ぐ。
「うわ、お前、精液飲んだんだ。変態だな」
自分が飲ませたくせに、さらっとタグが言った。
「お前なぁ」
さすがに少し頭にくる。
「じゃさ、今度はコバがタグの口に出せばいいじゃん」
じゃんけんの勝者、タイキが言う。
「まあ、仕方ないな」
タグが湯船から出て洗い場に来る。僕は少し後退る。
「お、お前はどうすんだよ」
タイキに向かって言ったけど、特に意味はなかった。ただ、少しでもこの状況を先送りしたかっただけだ。
「そっか。俺だけ何にも無しなんだな・・・」
タイキが少し考える。
「じゃ、俺がコバのを舐めて、俺のをタグが舐めてよ」
なんだかタイキが楽しそうだ。
「で、タグは罰として俺が出したのを飲むってことで」
「じゃ、コバのはタイキが飲むの?」
「まぁ、そうなるかな」
いつの間にか、そんなことが決定している。そして、僕はタイキに舐められる。
(なんで初めっから抵抗なく舐められるんだろ)
でも、いろいろ考えるのは止めることにした。僕はタイキに身を任せる。たぶん、タイキもタグも単なる遊びの延長としか思ってないんだから。
家族風呂の洗い場でタイキが僕の太ちんを舐め続けている。徐々に気持ち良くなってくる。そんなタイキが少し頭の動きを止めた。
「いきそう・・・かも」
タイキはタグに舐められている。そろそろな感じだ。
「僕も、そろそろヤバい」
3人で遊びに来た温泉で、予想外のフェラ。そして、僕はタイキの口の中で射精した。
「うっ」
タイキが唸った。それは僕が射精したからなのか、それともタイキもいったからなのか分からなかった。
「よっしゃ飲んだぁ」
タグがあっけらかんと言った。ということは、さっきのタイキのうなり声はいったからだったんだろう。これで、僕等はお互いの精液を飲み合ったことになる。タグが立ち上がる。勃起したままだった。
「相手替えて二回戦いこっ」
つまり、さっき飲んだ相手以外ともう一回ってことだ。
「あのなぁ」
タイキがあきれている。
「だから、俺のをタイキが舐めて、タイキのをコバが舐めて、コバのを俺が舐める」
「いや、だからさ」
タグが突っ走ろうとしているのをタイキが止めようとするが・・・たぶん、無理だ。
「だからさ、ここ、もう時間過ぎてるでしょ?」
僕は洗い場と脱衣所の境の扉の上に付いている時計を指さした。
「じゃ、続きは部屋で」
「しないって」
タイキがタグの頭を軽く叩く。
「ちぇっ」
本当に残念そうにタグが呟いた。
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