お風呂には、友達が2人、先に入っていた。もちろん、彼等も『任務』をこなした後だ。
「今日は終わり?」
一人が僕に尋ねた。
「あと2人」
「相変わらず人気あるね」
「それがいいのか悪いのか、分かんないけどね」
僕は何故か他の奴等より人気があるらしい。別に格好いいとかかわいいとかじゃないし、ペニスも普通だ。敢えて人気の理由を考えるなら、少し背が低い、ということくらいだろう。
「じゃ、頑張ってね」
僕のお尻をピシャっと叩いて、二人揃ってお風呂から出て行く。僕は大きい湯船に一人で浸かる。
「はぁ」
声が出る。この瞬間が大好きだ。
お湯の中でアナルを触る。少し柔らかくなっている。有田さんのペニスを思い出す。
(お父さんのこと、好きだったんだな)
そのお陰で今日の1回目の『任務』は少し面白い経験が出来た。
(今度、お父さんに話してみようかな)
お父さんもキャンプ苫谷の出身だ。お父さんがいた頃にはまだ『任務』は始まってなかったけど、それがどういうことなのかは知っているだろう。
(僕って、若いときのお父さんにそっくりなのか)
湯船から出て、鏡に向かった。自分の顔を見る。
(似てるかなぁ)
ちらっと時計を見る。もうそんなにゆっくりしていられる時間ではなかった。
「よしっ」
小さく声を出してお風呂から出た。
部屋に戻って少ししたら、またドアのライトが光った。
「ああっ」
僕のアナルにペニスが入っている。この人は外部の人、須田さんだ。たしか、今回で5回目か6回目だ。たぶん、僕以外の奴ともしているだろう。基地の人達とも顔なじみだ。
「今日は何人目だ?」
「2人目です」
「あと何人とするんだ?」
「残りは一人だけです」
ずん、と突き入れてくる。
「3人だけじゃ物足りないだろ」
須田さんはこういう会話が好きだ。
「でも、たまにはそれくらいじゃないと」
腰がお尻に打ち付けられる。
「ああ、あっ・・・寝不足だから」
打ち付けられながら僕は言った。
「勃起して、ムラついて眠れないのか?」
「違うよ」
僕は笑った。
この『任務』は、以前は兵舎の人達、あるいはその知り合いの中で密かに行われていたらしい。でも、それでは資金を効率的に集められないので、外部の人にも開放されるようになった。もちろん、外部の人には家族がいたりするので、公然と『任務』の話を広める訳にはいかない。基地関係者やその知り合いの、『任務』に協力してくれていた人の口伝で、こういうことに興味がありそうな人に話を少しずつ広めていった。今では、苫谷の人なら誰でも知っている事実になっていた。
「朝まで何人もって時もあるからさ」
掘られながら僕は言う。
「そういうの、好きなんだろ?」
「まぁ、嫌いじゃないけど・・・学校がなければね」
須田さんは答えなかった。僕に打ち付けられる腰の動きが早くなった。やがて、僕の奧で射精した。
またシーツを替えて、お風呂に行く。今度は5人くらいいる。みんな無言で体を洗っていた。僕も無言で体に付いたローションを洗い流す。早々に風呂から上がり、部屋に戻る。そして、今日最後の相手を部屋で待った。
3人目は、キャンプ苫谷の人だった。お父さんがまだこのキャンプにいた頃の部下で、お父さんからいろいろと技術を教わったという、高村さんだ。
「能美大佐はお元気か?」
僕の顔の上に座って、アナルを僕に舐めさせながら言った。
「相変わらずですよ」
そう言って、またそこに舌を伸ばす。高村さんのアナルが少し僕から離れる。僕のペニスが暖かいものに包まれる。僕はフェラチオをされている。そこを握られる。僕の皮が剥き下ろされる。
「ちゃんときれいにしてるな」
カリ首の所を見て言った。
「そりゃあ、こういうことしてるんですから、きれいにしておかないと」
亀頭の先を指で左右に開かれる。開いたそこを舐められる。
「今日は何回出した?」
「まだ出してない」
すると、振り向いて僕の顔を見た。
「出したいか?」
少し嬉しそうだ。
「高村さんの中でね」
「よし、それじゃあ」
高村さんが僕の顔の上から降りて、体の向きを変えてまた僕に跨がった。高村さんのペニスがいきり立っている。僕はローションを高村さんに渡す。それを僕のペニスに塗り付け、そのままその指を自分のアナルに入れる。
「入れる前に」
僕は高村さんに両手を伸ばす。
「キスして」
高村さんが僕に顔を近づける。そのままキスをしてくる。
「んん」
舌を入れる、高村さんが僕の舌を吸う。僕のペニスを握る。それを自分のアナルに押し付ける。体を起こして僕の上に座る。僕のペニスが高村さんのアナルに奥まで入る。
「ああ」
高村さんが声を上げる。そのまま少し体を上下させる。
「気持ちいいよ」
高村さんはいつもそう言ってくれる。でも、本当なんだろうか。
僕のは大きくもないし太くもない。高村さんのアナルに入れる時だって、ヌルッと簡単に入る。拡げてる感じは全然しない。そんなので、本当に気持ちいいんだろうか。
前に一度聞いてみたことがある。すると、高村さんは笑った。
「そういうことだけが気持ちいいってことじゃないんだよ。お前にもそのうち分かるさ」
そう言われた。でも、まだ僕にはそれが分からない。
高村さんが僕の上で体を揺らしている。僕のペニスのあたりからぐちょぐちょと音がしている。
「ああ、能美」
上半身を倒してキスしてくる。
「高村さん」
僕にはまだ分からないけど、きっと高村さんは気持ちいいんだ。気持ちいいと思ってくれてるんだ。僕は高村さんを抱き締める。
「後ろから掘ってくれ」
高村さんが僕の横で四つん這いになった。僕はその背中に抱き付くようにしてペニスを入れる。
「ああ、入ってくる。気持ちいい」
またそう言う。僕は腰を振る。高村さんに打ち付ける。
「気持ち、いいよ」
僕も打ち付けながら言う。
「ああ、イきそう」
「いいぞ、中で出してくれ」
そのまま腰を何度も打ち付ける。
「ああ・・・イっくっ」
僕は高村さんの中で射精した。
僕はしばらく高村さんに入れたままにしていた。高村さんはそうされるのが好きなようだ。後ろから高村さんのペニスを握る。まだ勃ったままだ。僕は高村さんの中からペニスを抜き、高村さんの体の下に潜り込んだ。目の前に高村さんのペニスがある。それを咥える。さっきイったばかりの僕のペニスは高村さんの口の中だ。お互い頭を動かす。時々、高村さんのアナルに指を入れて中をかき回す。
「ああ、気持ちいい」
高村さんが言う。
「僕も、気持ちいいです」
本当は僕もアナルに指を入れられてかき回されたいけど、高村さんはそれをしなかった。
「んっ」
僕の口の中に高村さんが射精した。精液の匂いと味を感じる。それを飲み込む。
「くっ」
僕は高村さんの顔に腰を押し付ける。そして、高村さんの口の中で2度目の射精をした。
「大佐はきっと、中央研でもすごい成果を上げてるんだろうな」
今日は高村さんで終わりなので、行為の後、少し全裸で抱き合いながら話をした。
「今は中将ですよ」
僕は笑いながら言う。
「俺にとってはずっと大佐だ」
高村さんは、初めて配属されたキャンプ苫谷でお父さんの部下になって、お父さんが中央研究所の所長に抜擢されるまでずっと一緒だった。僕が生まれる前からのお父さんとの付き合いだそうだ。キャンプ苫谷での最後のころは、お父さんは大佐だったらしい。でも、今はもう中将だ。これまでも何度もそう言ってきた。だけど、きっと高村さんはこれからもお父さんを大佐と呼び続けるんだろう。
「この基地が情報収集拠点として基地統廃合から生き残ったのは、君のお父さんの功績だ」
確か、基地統廃合が行われたのは、お父さんがキャンプ苫谷から転属する少し前だったと思う。
「どういうことですか?」
今までいろいろとお父さんの話は聞いた。例えば僕のお父さんは物理や量子力学の分野で特別な才能を持っていて、いくつもの新しい理論を確立し、それが今の軍の中央コンピュータに生かされているだとか、新しい兵器の開発にも役立ったとか。そして、連合国の盟主であるアメリカからも引き抜きの声が掛かったが、日本が国の重要人物としてその引き抜きを拒否しただとか、そういうことがあって、軍の中央研究所の所長に抜擢され、異例の昇進をしただとか。
「この基地は、実は軍の中央コンピュータのバックアップだ、という噂がある」
その噂は聞いたことはあった。
「まぁ、噂だがな」
そりゃそうだろう。こんな小さな、あまり守りも堅いとは言えないような基地が、あの中央コンピュータのバックアップだなんてことはあり得ない。
「だけどな」
高村さんが僕の頭を抱き締めた。
「ここと、軍本部との間には、とても太い回線が繋がっている」
「そうなんですか」
僕は高村さんの胸に顔を押し付けながら言う。
「という噂だ」
また噂だった。
「そして、能美大佐はここの責任者だった。これは事実だ」
僕の頭に手を掛けて、僕の頭を持ち上げる。
「ここは今もこの国の情報収集拠点だ」
まっすぐ僕を見る。
「本当に噂なのか?」
真剣な顔だった。が、すぐにその顔が崩れて笑顔になる。
「なんてな」
「もう」
僕は高村さんの胸に顔を押し付け、乳首を軽く噛んだ。
「あっ」
やっぱり高村さんは乳首が弱かった。
心当たりがあった。
お父さんの中央研への転属、そして昇進。お父さんは今、中央研の中に住居を与えられ、そこで暮らしている。別に僕を連れて行こうと思えば連れて行けたし、その住居は二人で暮らすとしても十分広いらしい。でも、お父さんは僕をキャンプ苫谷の兵舎に入れて、一人置いていった。
なぜか。
お父さんは僕にクラウスを与えてくれた。クラウスは軍の中央コンピュータとも秘匿回線で繋がっている。もちろん機密情報は引き出せないってことになってるけど、本当はクラウスはそんな情報にもアクセス出来るんじゃないかって僕は思ってる。
そんなクラウスと僕を、ここに置いておく理由。
前はあんまり考えたことはなかった。
でも、最近は時々思ってる。時々、そうかも知れないと考えてる。
僕はお父さんの、クラウスは中央コンピュータのバックアップなんじゃないかって。
だからお父さんは、時々僕に新しい戦略の話や、技術的な話をしてくれる。話せる範囲で最新の情報を僕に与えてくれる。僕をアップデートしてくれる。きっとクラウスもそうなんじゃないだろうか。
想像だけど。
「どうした?」
少し考えていた僕に、高村さんが声を掛けた。
「ちょっと考えてた」
「なにを?」
「これに掘られたいなって」
高村さんのペニスを右手で弄ぶ。
「知ってるだろ、俺はウケ専門だって」
それは良く知っている。
「入れたことはないの?」
「全くない」
はっきり言った。
「童貞?」
「ああ」
高村さんのペニスを口に含む。そのまましばらく舌で愛撫する。少し硬くなる。
「お父さんの部下だったんでしょ? だったら」
顔を上げて高村さんに言った。
「僕で童貞卒業してよ」
すると、高村さんは少し遠くを見た。
「あの赤ん坊が、なぁ」
そして、僕を見た。
「君は大佐によく似ている。お母さんにも似てるな」
高村さんに言われた。
「僕はお母さんのことは全然覚えてないんです」
正直に言った。
「そうか・・・きれいな方だったな。大佐とは本当に仲が良くて」
「そうなんですか」
お父さんはお母さんのことをほとんど話してくれなかった。だから、お父さんがお母さんのことをどう思っていたのか僕は知らない。高村さんからそんな話が聞けたのは少し嬉しい。
「お父さん、お母さんのこと、全然話してくれなくて」
「きれいな、優しい人だった。よく家に呼んでくれて、夕食をご馳走してくれたな」
このまま思い出話で時間が過ぎてしまいそうだ。高村さんのペニスを握る。
「その息子、掘ってみたくない?」
またフェラチオする。やがて、そこは勃起する。
「勃ったってことは、いいんだよね?」
僕は高村さんの股間に跨がった。
「うわ」
僕が高村さんのペニスの上に腰を沈めると、高村さんが声を上げた。
「入ってきたよ」
騎乗位のまま体を上下させる。
「あんまり動くな、イきそうだ」
それを無視して動き続ける。
「あ、待て、ヤバいって」
上から僕のお尻を高村さんの股間に打ち付ける。
「ああっ」
僕の中で高村さんのペニスが脈打つのを感じた。
「イったね」
僕がそう言うと、高村さんは少し恥ずかしそうに顔を横に向けた。
「どうだった?」
「気持ち良かった」
そう高村さんが言ってくれる。
「嬉しい。高村さんの童貞奪っちゃった」
僕は笑顔を向ける。
「ったく・・・処女も童貞も能美親子に奪われるとはな」
驚いた。驚いたけど、納得もした。
高村さんが部屋から出て行く。
「入れる方もいいもんだな」
と去り際に僕に言って、ドアを閉めた。
高村さんはこの兵舎に住んでいるので、見送りはしなかった。
「はぁ」
伸びをして、そのままベッドの上に体を倒す。少し汗と精液の匂いがする。窓に近づき、開け放つ。
「あっ」
窓の下に頭があった。
「あっ」
その頭が動いて僕を見上げた。
「和仁」
窓の下に和仁が座っていた。
「や、やあ」
和仁が立ち上がる。
「ちょっと休んでたんだ。じゃ」
去って行こうとした。
「待って」
そんな和仁に声を掛ける。
「入る?」
「窓から?」
僕等は見つめ合ったまま、何も言わなかった。和仁が窓枠に手を掛けてよじ登る。僕は和仁の体を引っ張り上げた。部屋の中の窓際で、全裸のままの僕と和仁が向かい合った。
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