「夕食、どうする?」
ベッドの上でぼんやりしていた安彦に邇邇芸が声を掛けた。安彦が起き上がる。
「もうみんなテーブルで待ってるよ」
邇邇芸はリビングの方に姿を消す。安彦はその後を追う。すでにみんなテーブルに着いている。そこにはいろいろな料理が並んでいる。ローストビーフとか、チキンとか・・・クリスマスみたいな雰囲気だ。
「ほら、早く」
豊雲が安彦を急かす。急いで自分の席に着く。
「す・・・すごい」
その呟きを聞いて、事代が笑顔になった。
「わ・・・和食じゃ・・・な、ないんで、すか?」
安彦は、事代が板前だと聞いていた。だったら和食が得意なんじゃないかと思う。
「それは仕事。ここではどっちもするけど、洋食の方が面白いかな」
「じゃ、頂こうか」
そんな二人の会話を中断するかのように邇邇芸が言った。
そして、夕食が始まった。

夕食が始まってすぐ、邇邇芸が安彦に言った。
「服脱いで」
安彦はまたオナニーをさせられるんだと一瞬体を堅くする。しかし、この4人とはさっきセックスだってしたんだ。彼等の前で今更恥ずかしがるようなことでもない。そう思うと少し気が楽になる。椅子から立ち上がり、服を脱ぎ始めた。邇邇芸が豊雲に目配せする。豊雲と蛭子が食事を中断して、リビングから出て行く。その間も安彦は1枚ずつ、ゆっくりと、まるで見せつけるかのように服を脱いでいく。安彦が下着1枚になったとき、豊雲と蛭子が大きな四角い板のようなものを運んできた。安彦は下着に掛けた手を止めた。
板には、中央に大きな、その左右に少し小さな丸い穴があった。大きな板は、細長い2枚の板で出来ている。板の両端に大きな金具が一つずつあり、それを緩めると3つの穴を半分ずつに分けるように板が2つに分かれる。板は厚さが5センチくらいあり、かなり重そうに見える。
「ほら、全部脱ぎなさい」
安彦は、豊雲と蛭子が持って来た板に興味を引かれて止まっていた手を動かす。全裸になった安彦は邇邇芸を見る。そして椅子に上がろうとした。
「上がらなくていい。そのまま両手で両足首を握るんだ」
安彦は体を折り曲げて前屈姿勢になり、少し膝を曲げて、両手で左右の足首を握る。
「そのままだぞ」
豊雲と蛭子がさっきの板を持って安彦に近づく。半円形のくぼみに両手足と首が収まるように位置を決めると、2枚を合わせて金具を締め付ける。安彦の両手、両足と首が、木の分厚い板で拘束された。立ったまま、体を折り曲げて、足首の所で両手足と首が固定されている。
「ケツの穴が丸見えだな」
少し膝を曲げているために、お尻を突き出すような格好になっている。その姿を後ろから見ながら事代が言う。
「ほら」
邇邇芸が安彦の首と手足を拘束している木の板の、もっと小さいもの・・・ただし、穴はまん中に小さいものが一つだけ・・・を手渡す。事代は、その板を2つに分け、その穴に安彦の陰嚢の根元を通し、固定する。板は安彦の太ももに押さえられ、その後ろ側、お尻のすぐ下に、板で拘束された陰嚢が出っ張っているような状態になった。
「さて、まずはお年玉だ」
蛭子がパドルを持って、安彦の横に立つ。
「しっかり立ってろよ」
そして、そのパドルで太ももから後ろ側に出っ張っている陰嚢を軽く叩いた。
「うぐっ」
安彦の体が揺れる。蛭子は更にパドルを打ち付ける。
「ほら、ちゃんと立ってないと、頭からぶっ倒れるぞ」
そう言いながら、何度も打ち付ける。少しずつ、力を込めていく。
「い、痛い・・・や、やめっ」
安彦の苦痛の声。もちろん蛭子は止めない。パドルが安彦の体に叩き付けられる。安彦は何度か蹌踉け、その度になんとかこらえる。蛭子はほぼ全力でパドルを叩き付けている。
「ほら、がんばれ」
しかし、ついに安彦は体のバランスを崩し、首と手足が拘束されたまま、前のめりに倒れ込んだ。ごんっと大きな音を立てて、頭が床にぶち当たる。
「ぐぅぅ」
安彦は床で体をひねる。が、拘束している大きな木の板のために、のたうち回ることもできない。更に小さな木の板が睾丸を締め上げる。
「うぅ・・・」
呻きながら、体をもぞもぞ動かす。痛みの少ない姿勢を探しているようだ。
「ちゃんと堪えないとだめじゃないか」
蛭子が足で陰嚢を蹴る。
「うがっ」
2回、3回と蹴り続ける。最後の1回は全力で。
「ぐっ」
一瞬、安彦の呼吸が止まった。
「がはっ」
大きく息を吐きながら、悲鳴に似た声を上げる。
「ほら、立てよ」
髪の毛を掴んで頭を引き起こす。
「いいあぁっ」
しかし、拘束されたままでは体を起こすこともできない。
「仕方ないなぁ。邇邇芸さん、あれ使うよ」
邇邇芸は頷いて、壁に向かう。一見それとは分からない、壁に埋め込まれたカバーを開ける。その奥に隠されていたスイッチを押すと、天井から小さなモーター音がし、ワイヤーが下りてきた。
蛭子はそのワイヤーを安彦の陰嚢を拘束している小さな木の板に引っ掛ける。スイッチに手をかけたままの邇邇芸に向かって頷く。
またモーター音がした。そして、ワイヤーが天井に引き上げられていく。
「ぐあぁ」
やがて安彦が悲鳴を上げる。板がワイヤーで天井に引っ張り上げられる。板は安彦の睾丸を締め上げ、やがて、体が宙吊りになる。
「ううう・・・」
頭が下になった状態で陰嚢で吊り下げられ、全体重が睾丸にかかる。
「ほら」
蛭子が口の前にペニスを突き出す。安彦は痛みに呻きながら、口を開いた。その口にペニスを突っ込み、腰を使う。安彦の体が揺れるたびに睾丸がさらに締め付けられ、痛みが増す。そして、蛭子はそんな安彦の睾丸を指で板に押し付ける。
やがて、蛭子は安彦の口の中で射精した。その後も安彦の体は吊り下げられたままだ。
「た、たす・・・けて・・・」
かすかに声を出す。そんな安彦の体を蛭子は抱え上げる。
「痛かったろ」
そして手を離す。安彦の睾丸は彼の体重を支えきれず、変形し、板の穴を通り抜けた。安彦が頭から床に落ちる。またもやごんっと音がした。

「次は俺だ」
床で嗚咽を漏らしている安彦の横に事代がしゃがみ込む。相変わらず首と手足を拘束され、身動きすらできない安彦の尻に手を這わす。
「俺はお前のケツを使わせてもらうだけだから心配するな」
そして、陰嚢を拘束していた小さい方の板を外す。
「痛かったろ?」
安彦は少しだけ落ち着いたようだ。顔を横に向けて事代の顔を見上げる。事代は安彦に笑いかける。そして、いきなり指を突っ込んだ。
「いつっ」
ローションも使わずに指を2本、根元まで挿入する。そのまま指をひねりながら出し入れする。
「いぃぃぃぃ」
安彦が呻き続ける。が、事代は指の出し入れを止める気配はない。指をひねり、2本から3本に増やす。奥まで一気に差し込み、ゆっくり抜き、また一気に差し込み、指をひねる。それを何度も何度も繰り返す。
「熱くなってきた」
事代が指を入れながら言う。安彦の顔は苦痛に歪んでいる。その責めは長く長く続いた。安彦のアナルが腫れ、熱を持ってきている。事代はそれを楽しんでいる。事代と安彦以外がすっかり飽きてしまっても、それでも事代は続ける。既に安彦のアナルは見た目でもはっきり分かるくらいに腫れ上がっていた。
「そろそろいいかな」
事代が呟いた。そして、ローションを自分のペニスと、腫れ上がった安彦の中に塗り付ける。そして、ペニスを腫れ上がったアナルに一気に突っ込んだ。
「ぐあっ」
「おぉ」
安彦の悲鳴と事代の声が同時に上がる。
「すげえ、熱いのが絡みついてくる」
激しく安彦の尻を使う。指で責めた時と同じように、長く、長く。

事代が安彦の腫れ上がったアナルの中で射精した時には、もう安彦はほとんど反応しなくなっていた。
「少し冷やしてやらないとな」
事代はキッチンから氷を持ってくる。拳より一回りくらい小さいかち割り氷だ。それを安彦のアナルにむりやり押し込む。もちろん1個じゃない。5、6個はアナルに詰め込んでいる。
「ひあぁ」
安彦が拘束されたままの体をくねらせる。
「冷たくて気持ちいいだろ」
事代がその様子を笑う。
「い、いた・・・痛い」
冷たさを通り越して、痛みを感じている。
「そうか」
事代はそう答えただけだ。
「じゃ、ちょっと休憩するか」
事代が他の3人に言う。
「そうだな。これも少し休ませたほうがよさそうだし」
蛭子が安彦の睾丸を足で軽く触る。それだけで、安彦は体をびくっと動かす。そして、男達は拘束されたまま呻き続ける安彦を置いて、部屋から出て行った。

1時間くらい経っただろうか、男達が戻ってきた。さっそく蛭子が安彦の尻を覗き込む。
「アナルの腫れは少し引いたかな。逆にここは腫れてきたな」
そう言いながら、睾丸を握る。
「ぐあぁ」
確かに、安彦の睾丸はさっきの倍くらいの大きさに腫れ上がっていた。
「さて。次は俺だな」
豊雲が言った。それを合図に、蛭子と事代が安彦の首と手足を拘束していた木の板を外す。ようやく拘束を解かれた安彦は、そのまま床に寝転がる。が、蛭子と事代は、その手足を掴んで体を持ち上げ、テーブルに乗せた。安彦の手足にロープを括り付け、その先端をテーブルの脚に結びつける。ほんの一瞬だけの解放の後、安彦はテーブルの上に固定された。
「蛭子さんが玉、事代さんがケツの穴を壊して・・・次はどこかわかるよな」
安彦が頭を上げた。豊雲の顔を見て、そして自分の股間を見た。
「正解だ」
豊雲が安彦のペニスを握る。
「勃てろ」
手足をテーブルに縛られている状態で勃起を強要する。つまり、この状況で想像だけで勃起させろということだ。安彦は目を閉じた。
(何を想像してるんだろな)
部屋の隅で安彦が壊されていく様子を、ずっと腕組みして見ていた邇邇芸は考える。
(こいつにとってセックスは金を得る手段だったのが、ここでは苦痛になった。何を想像して勃起させるのやら)
しばらく皆は、体を動かせず、ずっと目を閉じている安彦を見守る。やがて、安彦のペニスが少しずつ勃起し始める。
「何を想像している?」
豊雲が尋ねる。
「こ、ここで・・・お、おな、オナニーさせ、られたこ・・・と」
目を閉じたまま安彦が答える。
「あの時か。お前は泣いてただろ」
安彦は答えない。
「あの時は嫌だったんじゃないのか?」
そう言われている最中も、安彦のペニスは硬さを増していく。
「あの時は嫌だったけど、本当は見られて恥ずかしくて気持ち良かったのか?」
だが、安彦は何も言わない。
「答えなさい」
邇邇芸が言った。
「きも、気持ち・・・よ、良かった・・・です」
もう安彦のペニスは上を向いている。
「何が気持ち良かったんだ? ちゃんと答えなさい」
部屋の隅で腕を組んだまま、邇邇芸は再度命じる。
「み、見られて・・・見られて・・・るのがき、気持ち・・・良かったです」
すでにペニスは完全に勃起している。
「じゃあ、今も見られて気持ち良くて勃起させてるんだ」
事代が言った。
「は、は・・・い」
豊雲が苦笑し、邇邇芸に向かって言った。
「Mだったんですね、こいつ。邇邇芸さんの調教の成果ですか?」
「してないよ」
邇邇芸が笑って答えた。
そして、豊雲は勃起したペニスをビクビクと揺らしている安彦を見下ろした。
「準備OKだな。それとも、これからされることを想像してもう気持ち良くなってるのか?」
安彦は目を閉じたまま答えない。豊雲はそんな安彦のペニスを握る。安彦の体がびくっと反応する。
「期待してるのか?」
安彦は頭を左右に振る。
「だが、ここは期待してるみたいだけどな」
ペニスをゆっくりとしごく。その先端に先走りの雫が出来る。
「さて。何をして遊ぼうか」
そして、豊雲はキッチンへと姿を消す。数分後、ワゴンを押して戻ってきた。
「見てみろ」
ワゴンを安彦の頭の横に置く。安彦は目を開き、そのワゴンの上を見る。いろいろと置いてあるが、安彦にはその用途が分からない。いや、本来の使い方は大体分かる。が、豊雲がそれをどう使おうとしているのかが分からなかった。
「じゃ、最初は軽く慣らしからだな」
金属のマドラーを手に取る。もう一方の手で安彦のペニスを握り、3度しごく。
「先走りがこんなに出てるんだから、ローションは要らないな」
そして、マドラーを尿道に差し込んだ。
「うっ」
安彦が腰を引く。わずかしか動かない。豊雲はマドラーを既に10センチ程入れている。そして、それをゆっくりと上下させた。
「ううっ」
マドラーの動きは徐々に早くなる。それと同時に、少し斜めにする。尿道の壁に擦りつける様にしてマドラーを動かす。
「い、つっ」
豊雲がニヤリと笑う。
「じゃ、これから本番だ」
ワゴンの上から、長さ10センチ程のブラシを取り上げる。ブラシは細い円錐形をしており、根元の太い方は直径1センチ程だ。
「これって、細いとことか洗ったりするやつですよね」
事代が頷く。
「じゃ、お前の尿道をきれいにしてやるよ」
ローションをそのブラシにまんべんなく垂らす。そして、円錐の先端を安彦の尿道に当てる。安彦は、これから襲ってくる苦痛を想像しているのか、目を閉じ、歯を食いしばっている。
「いくぞ」
豊雲は、少しずつそれを押し込む。
「いつっ」
安彦の体が動く。豊雲は安彦のペニスの包皮を向き下ろし、亀頭の先を指で開くようにして、ブラシをぐいと押し込んだ。
「うがぁ」
そのままブラシを上下に動かす。
「いぁぁぁ」
安彦の体が苦痛に悶える。豊雲がブラシを引き抜く。
「うぅぅぅ」
安彦は呻き続ける。ペニスもすっかり萎えてしまっている。
「勃起させろ」
そんな安彦に豊雲が命じる。安彦は首を左右に振る。
「させなさい」
また邇邇芸が命じた。安彦は目を閉じ、眉間に皺を寄せる。何かを想像しているようだ。少しだけペニスが動く。が、それ以上堅くはならない。
「仕方ないな」
豊雲は、ワゴンの上のハンドミキサーを手に取り、その回転軸の先端に先程のブラシの柄を取り付けた。
「さて。勃起できないならお仕置きだ」
萎えたままのペニスを掴む。その尿道にむりやりブラシを差し込んだ。
「ぐあっ」
「痛いか? まだこれからだぞ」
豊雲はハンドミキサーのスイッチを入れた。ブラシが安彦の尿道の中で回り始めた。
「うぐあぁ!!」
安彦がテーブルの上で暴れる。しかし、しっかりと拘束されているため、ハンドミキサーから逃れることは出来ない。豊雲はハンドミキサーをゆっくりと押し込む。尿道の入り口からブラシは回転しながら入って行く。尿道を押し広げ、その奧へと進む。
「いぃぃぃ」
安彦は暴れ続ける。ついにブラシが尿道の中に消える。そこでハンドミキサーを止め、柄を先端から外す。
「どうだ、気持ち良いか?」
しかし、安彦は呻くだけで答えない。豊雲は安彦のペニスをぎゅっと握りしめ、しごき始めた。
「い、いつっ」
ブラシが内側から安彦のペニスを刺激する。それを握りしめることで、さらに刺激が強くなる。その状態で、豊雲はブラシの柄を摘まみ、ぐいぐいと動かす。
「うがぁ」
そして、ブラシを一気に引き抜いた。
「ぐあっ」
安彦の体が固まる。ブラシには血が付いている。しかし、豊雲はそのままペニスをしごき続ける。
「あれ、お願いします」
豊雲が蛭子に向かって言う。蛭子は上着の胸ポケットから銀色のケースを取り出し、開く。中に入っていた注射器を、安彦のペニスの根元にあてがう。そして、先端の針をゆっくりと押し込む。
安彦は何かを注射されていることにも気が付かないのか、テーブルの上でぐったりとしていた。注射器の中の液体が、全て安彦の体に注入される。
「どれくらいかかる?」
「そうだな・・・5分ほどかな」
豊雲と蛭子が会話している。その間も安彦はぐったりしたままだ。
「じゃ、その間に」
豊雲がリビングルームから出て行く。他の3人は、安彦を目の前に、豊雲が戻ってくるのを待っていた。

       


Index