僕はブリーフが好きだ!
なんかこんなこと宣言したら変態みたいだけど、そうじゃない。いや、変態かもしれないけど、好きな物は好きなんだから仕方がない。
僕は今でもずっとブリーフを履いている。ブリーフといえば、やっぱり基本は白じゃないとね。でも、さすがに高校生にもなって、体育の着替えの時に白いブリーフは恥ずかしすぎるので、そういう時は黒いちょっとかっこいい形のやつにしてる。でも、そういうことがない日は、絶対白。さらに言うと・・・ちょっと黄色いシミとか付いてると最高だ!
ま、こんな自分は変態っていう部類になるんだって自覚はあるよ。
でも、他にもそういう人がいることは知ってる。ネットで検索すればそういうサイトもいっぱいある。
(どこそこのサイトで誰々のブリーフ画像がアップされてる)
だとか、
(どこそこのオークションにシミ付きブリーフが出品されてる)
とかいう情報はごろごろしてるし、どこのパンツが一番いいか、なんてことを議論してる掲示板も知ってる。僕もカキコしたことあるし。
そんなブリーフフェチな僕(もう開き直ってますから)にとって、実はあの2人は恰好の獲物なんだよね。だってあの2人、あの2人もブリーフ派だから!
なんでトランクスとかにしないのかって聞いてみたいと思う。でも、聞けない。だって、そんなこと聞いたら
「お兄ちゃんもブリーフじゃん」
って言われるのが目に見えてるもん。聞きたいんだけどね・・・
「じゃ、なんでお兄ちゃんはブリーフなの?」
なんて聞き返されたら答えに困っちゃう。
「やっぱ、男の子はブリーフっしょ?」
なんて言ったらどう言われるのかな。そもそも高校生のくせに男の子っていうのもなぁ・・・
ってことで、言いたい訳さ。
「パンツちょうだい」
って。
パンツもらってどうするか・・・
ブリーフという、優秀な下着が廃れていくのを見ていられない。そんなすばらしい下着があったことを後世に伝えるために保存するんだ。
なんてこと言う訳がない。
そうです。お察しの通り、それでするんですよ。オナニーを。
僕はブリーフのにおいをかぎながらオナニーするのが大好きなんだよ。特に、前がちょっと黄色いシミになってたりしたら最高だよ。そんなブリーフを手に入れて、前のシミがちょうど鼻のところにくるように頭からかぶって、しごく。それが僕が一番好きなオナニー方法。そんなブリーフどこから手に入れるのかって?
まぁ、普段は仕方がないから自分のでしてる。もちろん、他の誰かのブリーフだって想像しながらね。その想像の中に出てくるのは、だいたいあの2人。たまには他の人のブリーフ姿・・・クラスの中のかわいい奴とか・・・を想像することもあるけど、結局はいつもあの2人のところに帰ってくる。僕は浮気はできない性分なんだよ。
普段じゃないときは・・・まぁ、ねぇ。
ここだけの話、さっきのオークションなんかで絶対に欲しい!って思うような上等品が出る時があるんだよね。最初は真っ白だったんだろうけど、履き古して全体が少し黄ばんでて、そして股間のところに黄色くシミがあるようなやつ。そういうブリーフが僕に競り落として!って言ってる時があるんですよ。
そういうときは、あるアドレスにメールする。
「ああ、私だ。今回の任務は、どこそこのオークションのこの商品を必ず落札するように」
って感じでね。
すると、しばらくたってメールが来る。
「○月○日○時、例の場所で」
僕は指定された日にその場所に行く。そこで僕の工作員が待っているんだ。ブツの受け渡しのためにホテルに向かう。ホテルの部屋でブツを確認する。においをかいで、そして、履き心地も確認するんだ。
工作員への報酬も忘れない。工作員は、そのブツを身につけた僕をベッドに押し倒す。ブリーフを丁寧に下ろして、そして・・・
お尻の中に出させてあげて、今回の計画完遂。そうやって、僕のコレクションは増えていく。
僕の次のターゲットはあの2人・・・そのつもりなんだけど、さすがにやっぱり「パンツちょうだい」は言えない。それって「僕は変態です」って言ってるのと同じでしょ?
だから、家庭教師をしながら、僕はそのチャンスを伺う。ブリーフをゲットする作戦を練る。それも、僕の目の前でブリーフを脱がせて、それをブリーフゲットするんだ!
それが、P2ゲット大作戦だ!
でも、どんな方法でゲットできるのか・・・それをずっと考えている。考えているだけで、もう二ヶ月も経っちゃった。でも、いい考えが思いつかない。
たとえば「嵐の誕生日」作戦。
「今日、僕の誕生日なんだよ」
「じゃ、なんかプレゼントしないと・・・お兄ちゃん、なにが欲しい?」
「洋平のパンツがいい」
あ、洋平ってのは、弟の方の名前ね。ちなみに兄は公平。
こんな作戦、うまく行くはずがない。
「え〜お兄ちゃんって変態さん?」
きっとそう言われて、今までお兄ちゃんって呼ばれてたのが、それから先はずっと変態さんって呼ばれるようになるのがオチだ。
それじゃ、「砂漠の飲み物ぶっかけ」作戦。
「え、ここがわからないの?」
とか言いながら、公平が向かっている教科書に頭を近づける。そのとき、机に置いてあった飲み物をわざとひっくり返す。
「ああ、ご、ごめん」
そう言いながらあわてて拭こうとする僕。
「あ、ズボンにもこぼれちゃったね・・・しみになると大変だから着替えちゃいなよ、パンツもね」
馬鹿ですか? なんでズボンが濡れただけでパンツも替えるんだよ・・・
「パンツまで替えなくてもいいよ」
しかも、どうやって脱いだパンツもらうんだよ・・・はい、おしまい。
なかなか目の前で、さりげなく生脱ぎしてもらってそのパンツもらえるようないい作戦は思いつかなかった。
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