先輩に入れられたい。
本能はそう思っていた。先輩に入れてもらったら、きっともっと気持ちいいと思う。幸せだと感じるかもしれない。でも・・・
僕は先輩にとってはただの玩具だ。それも、飽きて捨てられる前に、少しずつ壊されて・・・最後はばらばらにされて捨てられてしまう玩具ゃなんだ。
そんな僕に、先輩が普通に入れてくれるとは思えなかった。今ですら、先輩の言うとおり、ハンバーガーショップでオナニーして、先輩が欲しいって言った物を買ってあげて、ようやくつきあってもらえている。他の男の人とHしてまで、僕は先輩と一緒にいたいと思っている。僕が先輩の玩具に過ぎないんだとわかっていても・・・
「俺のも入れて欲しいんだろ?」そう言われて、僕の体はすぐに反応した。先輩のを入れられる・・・そう思っただけで勃起した。僕は先輩に入れられたい。間違いなくそう思うけど、でも、そのためには、ただじゃすまない。今以上に先輩にひどいことをされるか、あるいはさせられるか・・・
だから、僕にはそう先輩に言われても、すぐには答えることができなかったんだ。
「ふ〜ん・・・入れて欲しくないんだ」先輩が意地悪くそういう。
「入れて欲しいです。欲しいけど・・・」ようやく僕は口を開いた。
「けど、なんだよ?」
「先輩、僕になにをさせるつもりなんですか?」聞くのが怖かったけど、聞かないと前に進めない。
「ふ〜ん、わかってるんだ」先輩が僕を馬鹿にしたように言う。
「俺に入れてもらうために、お前はどんなことならできるんだ?」逆に先輩に聞かれた。
「それは・・・」答えられなかった。
「まぁ、俺はどっちでもいいけど」先輩はそう言う。そして、
「入れて欲しかったら、それなりのことしてもらわないとね」と。
次の日、部活が終わって、みんなが部室で着替えているところで、先輩が僕に耳打ちした。
「全部脱いでオナニーしろ」って。
僕はベンチに座って、汗ばんだTシャツを脱いで上半身裸になった。下はブリーフ1枚。これくらいはよくあることだけど・・・そっとブリーフを足首のところまで下ろした。そして、ちんちんに手をかけた。
一緒にお風呂入ったりしたこともあるから、ちんちん見られることはそんなに抵抗はない。でも、オナニーするんだ、と思うと、すごく恥ずかしかった。それでも、ちんちんを握るとすぐに勃起した。ゆっくりそれをしごく。まだ誰も気が付いていなかった。このまま、誰にも気付かれずに済んだら・・・
「おい楢崎、なにやってんだ、お前」そう大きな声をあげたのは先輩だった。みんながいっせいに僕の方を見た。
「なにやってんの、こいつ」
「勃起させてるよ」
口々にみんなが言うのが聞こえた。僕はオナニーを続けた。みんなに見られながら・・・
「あれ、こいつ・・・毛がないじゃん」誰かがそういう。
「ホントだ。この前風呂入ったときは生えてたのに」そして、みんなが僕の前に集まってきた。僕は野球部のみんなに取り囲まれて、みんなの目の前でしごき続けていた。
「ほら、早くいけよ」そんなことを言うやつもいる。
「見られながらするなんて、変態だよな」先輩だ。
「おかまなんじゃねえの?」
「お前、こいつにしてもらえよ」
「やだよ」口々にそんなことを言われる中、僕はしごき続けていた。そして、
「い・・・いく」そうつぶやいた。みんながどっと僕から離れた。
「う・・・・うぅ」僕は射精した。
「うわ!」みんなが声を上げた。僕の精液は、さっきまでみんなが立っていたところまで飛んでいた。
「きたね〜」
「ちゃんときれいにしろよな」そして、みんなはさっさと着替えて部室を出ていく。裸でベンチに座ったままの僕を残して。
僕は部室で一人になった。先輩もみんなと一緒に出ていった。きっと、僕のことをみんなで話しているにちがいなかった。手についた精液をタオルで拭う。そして、床についてるのも。ちんちんも拭いて、ブリーフをあげる。そのまま、またベンチに座って肩を落とした。先輩に言われたからって、その通りにしてしまう自分・・・くやしいような、なさけないような気分だった。けど、ハンバーガーショップでしてるときとは違って、なにか、少しどきどきした。見られてたこと、見られながらしたこと、見られながらさせられたことがそんなに嫌じゃなかった。むしろ・・・・・
がちゃ・・・
部室のドアが開いた。3年の部員が顔を出した。キャッチャーやってる矢島先輩だった。
「もうみんな帰った?」僕にそう尋ねた。
「はい。もう誰もいません」僕がそう答えると、矢島先輩は部室に入ってきた。彼は部室の中を見回した。誰もいないことを確認すると、僕の前に立った。
「楢崎、さっきの・・・もう一回しろよ」そう小さな声で言った。
「さっきのって・・・」わかってたけど、僕は聞き返した。
「オナニーだよ。もう一回見せろよ」僕のブリーフを引きずりおろそうとした。僕は抵抗した。
「な、なんでですか」
「いいから見せろよ」そして、抵抗しようと立ち上がった僕のブリーフを無理矢理引っ張った。ブリーフが破れて、僕のちんちんが丸見えになった。それを手で隠そうとしたけど、矢島先輩が先にそれをつかんだ。
「やめてっ」僕はその手を引き離そうとした。でも、矢島先輩は僕のちんちんを握りしめる。
「なにがやめてだ。さっきはみんなの前でしてたくせに」そして、僕のちんちんをもみ始めた。
「い、いや・・・」でも、それは勃起していった。
「変態のくせして」そう言いながら僕のをしごく。そして、もう一方の手で自分のズボンとトランクスをずり下げた。
「ほら、口でしろ」矢島先輩も勃起していた。それを僕の口に押しつけてきた。
口の中に苦い味が残っていた。矢島先輩に無理矢理させられたあと、僕はようやく家路についた。汗くさい股間のにおいがまだしているような気がした。携帯に先輩からメールが来ていた。
『矢島の、うまかったか?』
先輩はどこかで見ていたんだ。僕が矢島先輩にされているのを。画像まで付いていた。なんていうか・・・そんなに僕に恥ずかしい思いをさせたいんだろうか。
『無理矢理させられて辛かったです』そう返信する。別に返信したくはないけど、しないと文句言われるし。
『明日もしろよ』先輩の思うつぼだった。これから毎日、僕はみんなの前でオナニーさせられる。そして、きっとまた矢島先輩がさせたみたいに無理矢理させられたり・・・
『いやです』そう返信するには勇気が必要だった。でも、僕は送信した。これ以上、先輩の玩具にはなりたくなかった。
その夜から、僕の携帯にたくさんメールが来るようになった。『俺のもなめてほしい』とか、『君を犯したい』とか・・・
あの画像を、そういう人達に送ったに違いなかった。初めは無視して全部削除していたけど、何度もしつこくメールしてくる人もいる。そういうメールは受信拒否にして・・・そして携帯の電源を切った。
翌日の朝、携帯の電源を入れたら、メールが40通くらい来ていた。みんな同じような文面。なかには自分のちんちんの画像をつけてるのもあった。
学校に行く途中、先輩を捕まえた。
「なんでこんなことするんですか?」僕は先輩につかみかかった。
「なんのことだよ」僕の手は簡単に先輩にねじりあげられる。
「僕のメアドと画像、流したでしょ?」
「メアドと画像だけで勘弁してやったんだよ」先輩は平気な顔をしていた。
「だから、なんでそんなことするんですか」
「お前、俺にして欲しいのか、して欲しくないのか、どっちなんだよ」先輩は僕の手を離す。
「それは・・・こんなことされるのなら、してもらわなくてもいいです」自分が言ってることが、本心なのかどうなのか、よく分からなかった。
「ふ〜ん・・・せっかくしてやろうと思ったのに」そして、先輩は僕のちんちんをそっとなでた。その瞬間、僕の体に電気が走った。初めて先輩に触られた。いや、触ってもらえた・・・・・
「あ・・・あの・・・・・」どきどきしていた。先輩が、僕を・・・
「して下さい」僕は先輩に頭を下げた。こんなことされても先輩にして欲しい自分が情けなかった。でも・・・
「じゃ、もう二度と俺に逆らうな。いいな?」
「はい」ほんの一瞬だけの反抗だった。僕は、また先輩の玩具に戻ってしまった。壊されて、捨てられるだけも玩具に。
「今日、なにをすればいいのか、わかってるよな?」
「はい」頷いた僕は、なぜか勃起していた。
放課後、部活の最中から、僕はみんなに言われていた。
「楢崎、今日もするのか?」
「またするんだろ?」
そして、中にはこういうやつもいた。
「触らせてくれよ」
矢島先輩はそういうことは言わなかった。けど、
「終わっても部室で待ってろよ」と言われた。そして、練習が終わる時間、いつもなら多少延長したりするけど、今日はみんな時間通りに練習を終えて部室に集まった。中には野球部以外の奴までいた。
「ほら、やれよ」みんな、僕の回りに集まっていた。先輩はそんな人たちの後ろの方でにやつきながら見ていた。僕はTシャツを脱いだ。
「始まるぞ」誰かが言ったのをきっかけに、みんなしゃべらなくなった。静かな部室で僕は裸になった。
汗くさい部室に入りきらないほどの人がいるのに・・・僕の小さなあえぎ声だけしか聞こえなかった。
そして、矢島先輩と、先輩の友達2人。3人のモノを代わる代わる口でさせられた。いままで話したこともない2人、もちろん野球部でもない2人に、僕は使われた。きっとこれからも・・・使われるんだろう。
3人分の精液を飲み込んだ後、僕は一人ぽつんと部室のベンチに座っていた。立ち上がる気力がなかった。裸のまま、顔を手のひらで覆って、じっとしていた。なんのためにこんなことしてるのか、どうしてこんな目にあわなきゃならないのか分からなかった。
「なにしてんだ?」先輩の声だった。部室のドアを開いて、先輩がのぞき込んでいた。
「いえ・・・べつに」僕はあわててパンツを探した。みんなの目の前で、みんなに見られながら自分で脱いだパンツ・・・そのあたりにあるはずだけど、見あたらない。
「あ・・・僕のパンツ、知りませんか?」先輩に聞いても無駄だとは思ったけど、黙ったままではこの雰囲気に耐えられなかった。
「ああ、矢島が欲しいって言ってたから、1000円で売った」先輩がポケットから1000円札を取り出して僕に見せた。
「あいつ、お前のこと気に入ったみたいだ」
「別に、矢島先輩に気に入られてもうれしくありません」僕は正直に答えた。僕が気に入られたいのは・・・先輩・・・なんだろうか? 自分の気持ちが分からなくなっていた。先輩に気に入られたいのか、それとも、もう終わりにしたいのか・・・
「生意気なこというな。お前は矢島の性処理道具で十分だ」先輩はずっとドアのところに立ったまま言う。
「矢島だけじゃない。みんなの性処理道具として使われてりゃいいんだよ」半分開いたままのドアにもたれて、ポケットに手を突っ込んだまま、僕を見ている。
「僕は・・・そ、その・・・」言っていいのかどうかわからない。でも・・・
「僕は先輩に使って欲しいんです!」これで、また弱みを晒したかな、そう思ったけど、言わずにはいられなかった。
「みんなに使われたあと、最後に俺が使ってやる」そう言って、先輩が一歩部室の中に入った。ドアの向こうからもう一人部室に入ってきた。
「まずは、こいつに使われるんだ」先輩の後ろから部室に入ってきたのは、同じクラスの橘だった。橘は、半分照れたような笑顔を浮かべていた。
橘が、自分からそんなことをしたいと言うはずはなかった。クラスでHな話をしていると、橘は顔を真っ赤にしていつも逃げ出した。確か、オナニーって言葉の意味すら知らないようなやつだった。そんな橘が、今、目の前に立っている。僕が先輩にさせられていること、こいつは理解しているんだろうか・・・
「ほら、早くやってやれよ」先輩が橘の体を僕の前に押しやった。僕は動かなかった。無駄な抵抗だとは分かっていたけど、先輩の言いなりにはなりたくなかった。
「やれ」先輩がそう短く言った。僕はゆっくりと橘のズボンに手をかけた。
橘のちんちんは、まだ包茎で、毛もほんの少ししか生えていなかった。僕は橘のモノを口でした。なかなかイかなかった。ひょっとしたら、精通もまだなのかも知れない、そう思った。
僕が疲れて橘の股間から頭を離すと、そのたびに先輩が頭を押しつける。背中が痛かった。
”もう、勘弁して”そう言いたかった。そう思い始めてだいぶ時間が経ったころ、橘の体がぶるっと震えた。
「あっ」橘が小さな声を出した。そして僕の口の中に放出した。ほとんど味はしなかった。
それを見届けると、先輩はさっさと帰っていった。
僕は橘と2人で歩いていた。正直、一人になりたかったけど、家の方向が同じだからと橘が僕にくっついてきた。うっとおしいと思った。なによりいやだったのが、橘がさっきのことについていろいろと聞いてくることだ。
「僕、ホントは初めてだったんだ。あれって、精液でしょ?」とか、
「あんなの飲んで大丈夫なの?」とか、
「なんか、びゅっびゅって、気持ちいいよね」とか、
「また性処理してね」とか・・・・・それがどういうことか分かっているのか分かっていないのか、大きな声で、うれしそうに、初めての気持ちよさに有頂天になって一人でしゃべっていた。僕はなにも言えなかった。なにか言ったら・・・言葉だけじゃなく、体が動いてしまいそうだったから。このうるさいチビをぶん殴って・・・・・首を絞めて静かにさせたかった。だから、黙ってぎゅっと握りしめた拳をポケットにつっこんで、早足で歩いた。橘を無視して、なにも聞こえないふりをして。
我慢しなかった方がよかったのかもしれない。あんなことになるくらいだったら・・・・・
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