クリームパイ


祭の余韻が醒めやらぬ夕暮れ時、白い法被に締め込み姿の少年が、白髪交じりの恰幅の良い男と一緒に歩いていた。
「ここでいいか?」
男が指差したのは、先程までの祭で使われていた事務所だった。事務所といっても簡単な物で、1日あれば設置も撤去も出来る、そんな小さな建物だった。
「うん」
少年はその建物に入る。広さは3畳ほど。決して広くはないし、中には何もない。
そんな少年の背後から、男が抱き付き首筋に舌を這わせた。
「お前の汗の味がする」
「そりゃあ、さっきあんなに汗かいたんだから」
男の手が少年の法被を脱がせる。浅黒く日焼けした背中に舌を這わせる。
「くすぐったい」
少年は体を捩る。
「気持ちいい、の間違いだろ」
男は後ろから手を回し、少年の乳首を摘まむ。
「ああっ」
少年の体が小さく震える。
「どうだ、気持ちいいんだろ?」
「うん、気持ちいい」
男に言われるがまま、少年は答える。
「背中と乳首、どっちが気持ちいいんだ?」
「乳首」
すると、男は少年の乳首を指でぎゅっと摘まむ。
「ああっ」
少年の体がビクッと震える。
「こんな歳から乳首感じるようになって」
そのまま指をグリグリと動かす。
「ああん」
少年は腰を突き出し、悶える。
「淫乱だなぁ、おい」
男が少年の体を反転させ、乳首に吸い付く。
「んん」
男の舌が少年の乳首を転がす。少年の締め込みの前が大きく膨らんでいる。男はそんな少年の前にしゃがみ込む。
「ここはどうなってるんだ?」
少年の締め込みの前を撫でる。
「くふっ」
少年が腰を引く。
「気持ちいいのか?」
少年は答えない。
「ほら、ちゃんと言え」
「気持ちいい」
男は、締め込みの前でくっきりと形を表している少年のペニスに口を当てる。その膨らみに沿って口を動かし、その先端を舐める。
「ああっ」
また、少年が腰を引いた。
「逃げるな」
男は少年の腰に腕を回して抱き寄せる。少しだけ締め込みの前をずらすと、少年のペニスの先が露出した。その部分は包皮に覆われ、中心部から少しだけピンク色の亀頭が出ている。男は亀頭を舌で舐める。
「ああっ」
少年が大きな声を上げる。
「あんまりデカい声で喘ぐと外に丸聞こえだぞ」
男が言う。また舐める。また喘ぐ。
「まったく、感じやすいんだな、お前は」
男は少年の尻に手を掛けた。
「いいケツだ」
その半円の盛り上がりに沿って撫で回す。
「すべすべだな」
手に力を入れて揉みしだく。
「揉み心地も最高だ」
そのまま少しずつ、少年の尻の中心に向けて手を動かす。やがて、縦褌(たてみつ)
(股間を通り背に至る縦の部分)の下に指先が入り込んだ。
「ん?」
男が手を少年の体から離す。その指を見て、再び縦褌(たてみつ)の下に指を入れる。
「んん」
今度は少年が声を出す。男の指が少年の肛門に入っていた。
「お前、ケツにローション仕込んで祭に出てたのか?」
少年は答えない。男の指が、更に少年の奥に入る。それを引き抜き、指先の臭いを確かめる。
「いつ種付けされた?」
その指からは、あきらかに精液の臭いがした。
「山車曳く前」
「誰に?」
「役員さん」
つまり、少年は祭の山車巡行の前に実行役員に種付けされ、そのまま山車を曳き、そして今ここにいるということだ。
「種付けされたまま出てたのか・・・変態だな」
少年の肛門の奥で、男の指が動く。
「しかも、ずっとそのままにしてるなんてな」
男が少年の縦褌(たてみつ)をずらすと、肛門が丸見えになった。
「祭の最中も誰かに指突っ込まれたりしたのか?」
「それはないよ」
「じゃ、ペニスは」
「ないって、最中は」
男が少年の尻を叩く。狭い部屋にぱんっという音が響く。
「じゃあ、2本目、欲しいか?」
少年はうなずいた。
「なにをどこに欲しいんだ?」
すると、少年は少し前屈みになり、男に尻を突き出した。
「おじさんのちんこ、僕のお尻に入れて欲しい」
「ローション持ってないぞ」
「大丈夫だよ、入るから」
確かに少年のアナルはすでに男に掘られた後で、ヌメヌメと指を飲み込んでいる。
「種付けされたいのか?」
「うん、中に出して欲しい」
男がズボンからペニスを取り出す。
「これを入れて欲しいか」
少年が男を振り返る。その股間からは太いペニスが突き出ている。
「うん」
そのまま少年は男の前に跪き、その太いペニスを口で咥えた。
「おお」
男が声を出す。少年の頭を持ち、引き寄せる。
「さすが変態だな。フェラも上手いじゃないか」
少年は上目遣いで男を見る。
「口の中とケツの中、どっちに出されたい?」
「ケツの中」
少年は即答した。
「よし、じゃあケツ突き出せ」
締め込みを着けたままの少年が男に尻を突き出す。自ら縦褌(たてみつ)をずらし、男の前に肛門をさらけ出した。男はその穴にペニスを押し当て、少年の腰を掴む。
「行くぞ」
そして、一気に奥まで押し込んだ。

「ふあぁ」
少年が喘ぐ。男は奥まで突き入れる。男が少年の前に手を回す。少年のペニスは、締め込みの中で大きく硬くなっている。
「気持ちいいのか?」
「気持ちいい」
男の問い掛けに少年は頭を上下に振る。
「もっと・・・もっと奥まで突いて」
その言葉に応じるように、男が少年の尻に腰を打ち付ける。
「あああぁぁぁ」
少年が壁に手を突く。その後ろから男が突き上げる。
「あああ、気持ちいい」
少年が喘ぐ。男は少年の腰に手を回し、がっしりと抱き締める。腰を打ち付ける。少年を掘り上げる。少年は時につま先立ちになり、それに耐える。奥に受け入れる。奥に男を迎え入れる。
「ああ、イきそう」
少年が喘ぎながら言う。
「いいぞ、イっても」
男が締め込み越しに少年のペニスを掴む。締め込みの前では、少年の先走りがシミになって拡がっている。男は更に奥を突く。少年が少し蹌踉ける。少年を後ろから羽交い締めにし、その奥を突く。
「ああ、イっくっ」
少年の締め込みの前の部分、そこに隠された少年のペニスが脈打った。その部分の白い布に、シミが拡がった。

男が少年の穴からペニスを引き抜くと、拡がった少年の穴から少し精液が滴った。それを隠すように縦褌(たてみつ)の位置を直す。そのまま男の前にしゃがみ、さっき抜いたばかりのペニスをしゃぶり始める。
やがて、少年は顔を上げて男に尋ねた。
「もう一回イける?」
男は無言で少年を後ろ向きにし、縦褌(たてみつ)の横から硬くなったペニスを少年の穴に再び挿入した。

その夜、祭に参加した者に軽く食事が振る舞われた。
大人や子供、何人もの人達が法被に締め込み姿のまま、その宴に参加していた。その中にあの少年もいた。少年はシミの拡がった締め込みで、肛門の周りをヌルつかせたまま参加していた。その宴には、今日、少年に種付けした二人も参加している。そしてこの宴が終わる頃には、少年の中の種はさらに増え、合計4人分となっていた。

<クリームパイ
 3 完>

      


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