いじめは毎日続いた。ただ、前のようにおぼれさせられるようなことよりも、みんなの前でオナニーしたり、お尻を広げて穴を見せたりといったような、そんなことが増えてきた。恥ずかしいことをさせられることに僕はもう慣れていた。そして、そんなことをさせられると、なぜか勃起してしまう。それでまた笑われる。小5の優希や竜也、とっちんにまで、僕は呼び捨てにされる。でも、僕はスイミングスクールをやめたいとは思わなかった。ここに通っても、いつまでたっても泳げるようになることはない、そう確信もしている。でも、やめるつもりはなかった。
僕は更衣室に一人でいた。ドアが開いて西川くんが入ってくる。僕は立ち上がって、水着を脱ぐ。勃起したちんこが飛び出す。ベンチに手を突いて、西川くんの方にお尻を突き出す。西川くんが僕の後ろから入ってくる。後ろから西川くんが僕のちんこを握る。ちんこの根本を手のひらでなでる。そこはつるつるになっていた。毛はみんなの前で自分で剃らさせられた。西川くんは激しく僕を使う。僕を使いながら、僕のちんこをしごく。そして、西川くんは僕の中に、僕はベンチの上に射精する。西川くんのちんこを口できれいにする。西川くんが帰ったあと、ベンチの上の僕の精液も自分で舐めてきれいにする。そして、僕は最後に更衣室から出ていく。それが僕の日課だった。
ただ、その日は、僕が帰ったその後に、啓介がロッカーから出てきたことは、僕も西川くんも知らなかった。
「山崎先輩」
翌日、スイミングスクールに行く途中で誰かに声をかけられた。誰か、じゃない。僕のことを山崎先輩なんて呼ぶのは一人だけ、啓介だけだった。
「山崎先輩って」
啓介は、立ち止まった僕の手を握った。
「ねえ、ちょっと時間あります?」
そう言いながら、僕の返事なんか待たずに僕の手を引っ張る。
「どうしたの?」
僕は啓介に手を引かれるまま、歩き出した。
「ちょっと話があるんですけど・・・」
啓介はきょろきょろして公園を見つけると、僕を公園の方に引っ張る。
「どこ行くんだよ」
そして、僕は啓介に公園のトイレに引っ張り込まれた。
「な、なに?」
あの、西川くんにトイレで初めて犯された日のことを思い出した。
「ちょっと見せたいものがあるんですけど」
そして、啓介は僕に携帯を開いて見せた。そこには、スイミングスクールの更衣室で西川くんに犯されている僕の画像が表示されていた。
「これ、なんですか?」
「え、こ、これは・・・」
僕が西川くんの性処理道具になることで、啓介を解放してもらったことは、啓介には言いたくなかった。
「先輩、西川さんとつき合ってたんですか?」
勘違いだ。でも、勘違いしておいてもらったほうがいいかもしれない。
「ごめん、ホントは・・・」
「そうやって、西川さんと先輩とで僕を笑ってたんですね!」
でも、わからない。啓介は西川くんの性処理道具から解放されたはずなのに・・・
「だって、啓介はあいつに使われるの、嫌だっただろ?」
「誰が・・・嫌なんて一言も言ってないよ!」
愕然とした。初めて理解したのかも知れない。啓介は西川くんの性処理道具になりたいんだ。西川くんに使われたいんだ。かつてのように・・・今の僕のように。
「そ、それじゃ・・・」
僕が勘違いをしていたんだ。自分一人で勝手に思いこんで、啓介から西川くんを奪ったようなもんだ。啓介に取ってみれば、僕は裏切り者であり、性処理道具にしてくれる相手を盗った泥棒だ。
「先輩、絶対許さないから」
啓介はそれだけ言うと、走り去った。僕はトイレに一人残された。自分で勝手に思いこんで、勝手にやったことを後悔した。でも、もう取り返しがつかない。それに、僕ももう西川くんの性処理道具という立場を啓介に返すつもりはなかった。
その日、啓介はスイミングスクールには来なかった。
僕はいつもの通りいじめられて、みんなの前で裸にされていたけど、僕を見つめる中に啓介がいないことに何となく不安を感じた。
「おい、道具」
西川くんに呼ばれた。最近はみんなの前でもそう呼ばれる。みんなはきっと、暇つぶしにいじめて遊ぶ道具のことだとでも思ってるのだろう。
「はい」
このスクールでは、啓介以外の人には僕は敬語を使う。一番身分が低いんだから、それが当然だ。
「後で更衣室な」
「はい」
いつものようにいつものことをするって訳だ。そのことを考えると、少しちんこが熱くなる。
更衣室のドアが開いて、西川くんが入ってくる。僕は水着を脱いで適当に放り投げる。西川くんが僕の前に立つ。僕は西川くんの水着を下ろす。西川くんが勃起している。西川くんの水着を下ろしながら、僕はそれにむしゃぶりつく。西川くんが足を上げて、水着を脱ぎ去る。それも適当に放り投げる。西川くんが僕の頭を押さえる。口を使われたあと、西川くんが僕を立ち上がらせる。ぎゅっと僕の体を抱きしめる。西川くんの命令で、毎日剃ってつるつるにしている股間をなで回す。そのまま、お尻の穴を指でなでる。それが合図だ。僕は西川くんに背中を向けて、お尻を突き出す。西川くんが僕のお尻の穴を舐める。舌を穴の中に入れてくる。僕は力を抜いて、西川くんの舌をお尻の穴に受け入れる。たっぷりと西川くんに穴をなめ回されるころには、僕のちんこは完全に勃起する。そして、西川くんはそれを後ろから握りながら、僕の中に入ってくる。
西川くんが僕の中で激しく動いていた。初めのころはすぐにいっちゃってたけど、最近はけっこう長い時間やれるようになっていた。激しく動いて、少し動きを止めて、ゆっくり動いて、奥まで入れてそのまま動きを止めて、そんなふうに僕の中をかき回してくれる。そして、僕はそうされることが大好きになっていた。
「あぁ・・・」
「ん・・・」
お互いが、それぞれ声を出す。外には聞こえないくらいの声に押さえているけど、時々押さえきれない時もある。更衣室のドアに鍵はかけていないから、もし誰かに聞かれたら、ドアを開けられるかもしれない。あのときの僕のように、なにをしているのか気になって覗かれるかもしれない。でも、それも全部僕等にとって刺激だった。もし、もし誰かがこのドアを開いたら・・・
ドアが開いた。
スイミングスクールの、僕等のクラスの奴ら、西川くんと僕を除いた10人が、ドアの向こうから僕等を見ていた。その中に啓介もいた。
僕は、西川くんに入れられたまま動けなかった。西川くんも、僕に入れながら、僕のちんこを握ったまま、動かなかった。後藤くんを先頭に、10人が更衣室の中に入ってきた。それでも僕等は動けなかった。
「ホントにやってたよ」
今宮が言った。みんな、携帯と僕等を見比べていた。
「この画像の通りじゃん、すげ〜」
「入ってるし〜」
「勃ってるぅ」
優希も、とっちんも、柊くんも安西も横山もその他の奴らも僕等のつながっているところや勃起してるちんこをじろじろと見ていた。今宮と宮本は、わざわざ僕等のつながっている部分にしゃがみ込んで、そこを間近から見て何か言い合っている。僕等はそれでも動けなかった。動けない僕等をみんなは携帯で撮影する。そして、撮った画像をお互いが見せ合っている。
「ほら、続きやって見せろよ」
後藤くんが携帯を構えたまま、にやにや笑いながら言った。
「やらないと、画像ネットに流すよ」
みんなも携帯を構えた。西川さんが腰を動かし始めた。みんなの携帯から、シャッター音があふれ出した。
「山崎はともかく、西川先輩がこんなの相手にこんなことしてたなんて」
横山が言った。
「軽蔑だよね〜」
とっちんが言う。
僕等はみんなに見られながらやり続けた。口々に僕等を蔑むヤジが飛ぶ。西川くんが僕の中に出す瞬間のうめき声を、今宮がまねをした。それをみんなで笑う。そして、僕は自分の手でお尻を広げて、僕の中の西川くんが外にあふれ出してくるところをみんなに見られた。
その日を境に、西川くんも僕と同じように、小5の奴ら以下の存在になった。
みんなが僕等をさんざん馬鹿にして帰っていったあと、一人残っていた啓介が、僕等に携帯の画面を見せた。僕等がしている動画だった。
「どうします、みんなの性処理道具になりたいですか?」
そして、にやっと笑った。
「それとも、僕だけの性処理道具になりますか?」
「今度の大会の前に、このスイミングスクールから上位入賞が期待されている西川くんに一言挨拶してもらいましょう」
西川くんが立ち上がる。心なしか、体がふるえている。西川くんが僕の方を見る。目が僕に訴えていた。僕も立ち上がった。そして、西川くんと二人で一緒にみんなの前に出て、舞台に上がる。
今度の全国大会の前の壮行会で、スイミングスクールの全生徒とその親達、競技の関係者達が僕等に注目した。西川くんも僕も少し体がふるえている。もじもじしている。西川くんがマイクに向かった。
「あ、あの・・・や、や・・・」
西川くんが僕を見た。
この壮行会の前、僕等は啓介に呼び出された。啓介は僕等に箱を差し出して言った。
「これ、一つずつ交代で全部入れて」
僕等は啓介の前で水着を下ろす。まず、僕が西川くんにお尻を向ける。西川くんは、箱からイチジク浣腸を一つ取り出して、それを僕のお尻に注入する。今度は僕の番だ。僕は西川くんのお尻に同じように入れる。それをお互い5回ずつ繰り返した。
「分かってると思うけど、壮行会終わるまでトイレ禁止だからね」
そう言って、啓介は僕等を更衣室から押し出した。
「あ、や、山、山崎・・・くんがいろいろ助け・・・て・・・く、くれ・・・」
西川くんはマイクに向かってそう言った後、下を向いた。そのままふるえている。僕にはわかった。西川くんはもう限界なんだって。
西川くんのほうから音が聞こえた。なんとも形容できないような音、そしてにおい。西川くんの水着のお尻の辺りから茶色いシミが広がっていく。僕も体の力を抜いた、僕のお尻からも同じような音とにおい。そして、西川くんのお尻のあたりから、何かがつうっと流れ始める。僕も同じだった。僕等は二人、こうしてたくさんの人に注目されながら、舞台の上で糞をもらした。
ざわめきの中、僕等は強烈なにおいを発しながら、いつまでも突っ立っていた。
「糞もらし1号」、「糞もらし2号」それが僕等の名前になった。
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