ななちゃん


目覚めるとエビラは隣にいなかった。僕の頭の下にはあの電気枕があった。昨日激しく喉を使われたから、また調整がいるんだろうか。
あれだけ喉を犯されたから、喉が痛むんじゃないかって思ってたけど、それほどじゃない。少しだけ風邪の時みたいな違和感は感じたけど、別に大したことじゃない。
それよりも・・・・・
(エビラに喉マンコ使われたんだな)
お尻だけじゃなくて喉も。
(前の僕じゃ、考えられないな)
エビラにされるってことに違和感を感じていた。でも、されて気持ち良かった。使われて嬉しかった。またされたいと思っているのに気が付いた。
(なんでもいいや。エビラがいてくれて幸せなんだから)
そう思う事にした。よく分からない違和感を気にしていても仕方がないんだ、と。

エビラは病院から僕に連絡をくれた。今日は出掛けずに、電気枕でゆっくり眠れと。
前は迷惑掛けちゃったから、今日は大人しくエビラの言いつけに従うことにした。電気枕の上でうとうとする。ときどき、昨日のことを思い出して、勃起したちんこを握ったりもした。だけど、やっぱり射精はエビラにされた時にしたい。だから出さないように気を付ける。でも、一人で寝ているだけでは退屈だ。
電気枕を持ち上げてみた。枕の横にコードが4本繋がっている。その反対側の側面には小さなダイヤルが二つある。そのうちの一つは「4」に合わせてあった。
(これ触っちゃいけないんだろうな)
もう一つのダイヤルは、ダイヤルというより切り替えスイッチみたいだ。OFFとNとPって書いてあって、今はNに合わせてあった。
(どういう意味なんだろ)
まぁ僕が考えても分かる訳ないだろうし、知ったところでどうしようもない。主治医の海老原先生に任せておけばいいことだ。エビラなら、きっと僕にとって一番いい治療をしてくれてるだろうし。
枕に頭を乗せて少しうとうとする。昔の事を、といっても僕にとっては少しだけ前のことを思い出す。後輩君の前でエビラを扱いたときのこと。初めてエビラのちんこを握ったときのこと。エビラと初めて話したときのこと。
そして、今のエビラに抱かれている僕。
(なんだ、やっぱり僕は、エビラが好きなんだ。・・・今のエビラが)
少し眠った。

目が覚めるとエビラが帰って来ていた。
「目、醒めた?」
エビラが笑顔で僕に尋ねる。僕はそんなエビラの股間を見る。ズボンに隠された股間。昨日は僕の喉を犯したその部分。
「ななちゃん?」
僕の反応に少しエビラが戸惑ったようだった。
「あ、え、うん、ちょっと寝ぼけてたかも」
でも、体の奥が疼く。
「ご飯、出来てるよ」
エビラが言った。
「うん、ありがとう」
そして、僕はベッドから起き上がった。

エビラの後についてリビングに向かう。でも、テーブルの上には一人分の食事しか用意されていない。
「あれ、準備まだだった?」
さっき、確かにエビラは出来てると言った。その筈だ。
「ほら、ななちゃんのはここ」
エビラが床を指差した。そこに、深いお皿が置かれていて、その中にご飯とシチューのようなものが盛られていた。
「え?」
その意味が分からなかった。いや、分かっていた。僕の体はそれを理解していた。
「じゃ、食べる前にどうするか、分かる?」
エビラが僕に言う。僕は服を脱ぎ始める。笑顔のエビラに見られながら、全裸になる。
「やっぱりななちゃんエロいね」
僕の勃起しているちんこを見てそう言う。
「うん・・・」
少し恥ずかしい。自分が分からない。これは自分の意思なんだろうか。でも間違いなく僕は自分で服を脱いだし僕のちんこも勃起している。誰かに触られた訳じゃない。あの違和感を思い出す。これってひょっとして、後輩君の意思なんだろうか。後輩君の体が、エビラにこうされたいって思ってるんだろうか。
「ね、エビラ」
僕は床に置かれたお皿の前にひざまずきながら言う。
「なんだか、僕、変なんだよ」
手を背中に回してそこで組む。
「変って、変態ってこと?」
エビラが言った。なんだかドキドキしている。
「そうかも。僕の体が・・・その」
下からエビラの顔を見上げた。
「こんなことして・・・後輩君がこんなことしたいと思ってるのかな」
そう言って、腰を突き出す。ちんこから溢れている先走りが床に置かれた僕のご飯の上に飛び散る。
「じゃ、そのご飯にちんこ擦りつけてオナニーしてみなよ」
(そんなこと・・・)
そう思ったのと裏腹に、僕の体はご飯の上にうつ伏せになる。ぐちゃっという音。そして、腰を動かしてそれにちんこを擦りつける。
「どう、気持ちいい?」
僕は顔を上げる。その目の前にエビラのちんこが突き出される。僕は口を開く。
「ほら、欲しいんでしょ?」
それにしゃぶりつく。奥まで咥える。昨日みたいに喉奥を開く。エビラが入ってくる。エビラの足が僕の食事を踏みつけている。それでも僕の喉を犯すのを止めない。止めてほしくない。エビラの腰に腕を回して抱きしめる。喉の奥に入る。僕の食事を踏みつけた足で、僕の食事をちんこの下に動かす。そこでちんこを踏みつけられる。ご飯の上で、ぐちゃぐちゃとちんこを踏みつけられ、その足をまるで僕のちんこを扱くように動かす。
「うごっ」
苦しい。でも気持ちいい。体重が掛かる。
「痛いか?」
喉を犯されたまま頭を左右に振る。
「気持ちいいか?」
今度は上下に振る。エビラが僕の喉からちんこを引き抜いた。
「うごぇ」
喉の奥に溜まったものをお皿の上に吐き出す。
「ほら、ななちゃんの餌だよ。食え」
ぐちゃぐちゃになったご飯が付いたままの足を上げて、僕の頭を踏みつける。僕は頭を下げてご飯に顔を突っ込む。
「そうだ。犬みたいに食え」
エビラが更に僕の顔を押し付ける。ご飯が、ぐちゃぐちゃになったシチューが鼻から入ってくる。咽せる。
「げふっ」
それも食べる。全部食べる。エビラが僕のために準備してくれたものなんだから、僕は食べる。
「こっちの口にも食べさせてやる」
皿に頭を突っ込んでいる僕のお尻に何か入ってくる。
「ほら、どうだ?」
その何かが僕を押し広げる。僕の穴が拡がる。ずぶっと中に入ってくる。
「ふがっ」
ディルドを穴に突っ込まれながら、僕は餌を食べる。
「これも舐めろ」
髪の毛を引っ張られ、お尻に入っていたディルドを口に突っ込まれる。
「うご・・・ごほっ」
喉に突っ込まれ、食べた物を吐く。それでもエビラはディルドを僕の喉奥に押し付ける。
「僕のちんこだと思って気持ち良くしてよ」
喉の奥でそれを動かす。喉が鳴る。ぐぼぐぼと音がする。
「ホントにななちゃん、変態なんだね」
エビラが僕を見下ろす。僕のお腹にはお皿に盛ってあったご飯とかシチューが付いている。僕のちんこにもだ。そのちんこを僕は握って扱いていた。それに気付いてなかった。
「ほら、扱けよ」
エビラに言われて扱く。それに合わせてディルドが口に突っ込まれる。
「おが、おが」
僕が声を出すと、エビラにそれが伝わる。
「僕が欲しいんだ。変態だね」
ディルドの代わりにエビラのちんこが喉に入ってくる。喉奥を犯される。それに合わせてちんこを扱く。
「ななちゃん気持ちいい?」
うなずく。うなずきながら扱く。
「じゃあ、それ、お尻に入れなよ」
さっきまで僕の喉を犯していたディルドを指差す。それを手に取る。僕のご飯の上にそれを立てる。それに跨がる。エビラが僕の喉からちんこを抜く。僕は自分の指を唾液で湿らせて、それを穴に入れる。エビラが見ている。穴を拡げる。ディルドの上に腰を落とす。
「変態だね」
ディルドが入ってくる。また僕の口にちんこを突っ込まれる。喉を犯され、ディルドを穴に受け入れる。体を揺らす。喉奥と穴の奥に入っているのを感じる。勃起したままのちんこを手で扱く。
「うぐっ」
喉から音が漏れる。それがぐちゅぐちゅという音と混ざり合う。いろいろな物が僕のご飯に垂れ、混ざり合う。
「ななちゃん、気持ちいいよ」
エビラにそう言われると嬉しい。僕も気持ち良くなる。
「ほら、ご飯食べなよ」
口からちんこを抜いて、僕を四つん這いにする。穴にはディルドが入ったままだ。四つん這いになってお皿に顔を突っ込む。もう何が混じり合ってるのか分からないそれを頬張る。
「おいしい?」
「うん、おいしい」
無我夢中で答える。
「そっか」
エビラの手が僕の顔の横に伸びる。ご飯を一掴み握る。穴からディルドが抜かれる、その穴に指が突っ込まれる。たぶん、ご飯も一緒に突っ込まれているんだろう。
「ほら、こっちの口でも味わいなよ」
そして、その穴に蓋をするかのように、エビラのちんこが入ってきた。
「ああっ」
それで体の中をかき回される。
「ちゃんとご飯食べなよ」
ぐちゃぐちゃのご飯を頬張り、皿を舐める。
「こっちも奥まで咥え込め」
ずんっと奥まで突き入れられる。
「ああっ」
声が出る。気持ちいい。ぐちゃぐちゃにされて気持ちいい。
「嬉しいか?」
「うん、嬉しいよ、エビラ」
荒い息の合間に答える。激しく掘られる合間に答える。
「よし、ご褒美だ」
ずぼっとエビラのちんこが抜かれた。それを顔のすぐ横に突き出される。目の前で、そこから精液が噴き出した。
エビラは僕の顔を更に押し付け、かき回すようにぐるっと動かした。
「餌まみれだな。全部食え」
最後にエビラの精液を混ぜたそのご飯、それを僕は全部食べた。お皿もきれいに舐めた。顔や体に付いている餌も手で拭い取り、その手も舐めてきれいにした。
「ごちそうさまは?」
エビラに言われた。
「ごちそうさまでした」
お皿の前で頭を下げ、僕はそうエビラに言った。

心の中で燃えさかっていた炎が小さくなる。自分がしたことが少し恥ずかしい。でも、しているときは嫌じゃなかった。しているときは嬉しかった。そこに感じる違和感。
「ね、エビラ」
後片付けが終わった後、僕はエビラと一緒にお風呂に入っていた。エビラに抱かれるようにして湯船に浸かりながら、僕は口を開いた。
「ん?」
「さっきの・・・あれって・・・」
どう言ったら僕の違和感が伝わるんだろう。
「あれって、なんであんなことしたの?」
「なんでだと思う?」
逆にエビラに尋ねられた。
「分かんない・・・僕が喜びそうだから?」
「嬉しかった? あんなことさせられて」
少し考える。
「分かんない。でも、この体は嬉しかったのかも」
すると、エビラが立ち上がった。僕の顔の前にちんこを突き出す。
「しゃぶりたい? しゃぶりたくない?」
「今は・・・いいかも」
すると、湯船の中でエビラが僕のちんこを踏んづけた。
「踏まれたい?」
僕は首を左右に振る。と、エビラが湯船の中に座った。
「ななちゃんはちゃんとななちゃんの意思で動いてる。その体もななちゃんの意思でね」
「つまり・・・さっきみたいなことされて嬉しかったのは、僕の意思ってこと?」
エビラは何も言わなかった。
「前の僕なら、あんなことされても嬉しくなかったと思う。エビラのちんこは触りたいけど、僕のは触らせなかったし」
エビラに背を向け、もたれ掛かる。
「でも、今の僕は変なんだよ。ああいうのされたいし、昨日も苦しかったけど気持ち良かった。エビラに使われて嬉しかった。だから・・・今の僕は前の僕とはなにかが違うって、ずっと違和感みたいなのを感じてるんだ」
これで上手く伝わるだろうか。
「目を覚まさない間になにかあったんじゃないかって思ってる?」
「うん・・・分かんないけど」
エビラが僕の胸に腕を回した。
「ひょっとして、ああいうの、本当は嫌?」
「そうじゃない。ホントに気持ち良かったし、エビラに使われて嬉しかった。でも、前の僕はそう思わなかったんじゃないかって。だから、なんか違う気がして」
エビラが腕に力を入れて僕を抱き締める。
「僕は、今のななちゃん好きだよ。だから、いろいろしたい」
「うん・・・」
二人でお風呂から上がる。
「でも、ちょっと不安」
裸のまま、ベッドに入る。
「じゃあ、その不安、消してあげるよ」
エビラが僕を抱き締めた。

また電気枕で眠っている。横にはエビラがいる。二人とも全裸だ。でも、二人とも勃ってはいない。お互い何も言わない。お互いが相手を信頼している。それは間違いない。
(それなのに、なんで不安なんだろ)
そんな僕に気が付いたのか、エビラが僕の頭を撫でる。
「明日、目を覚ましたら、全部忘れてるさ」
(だったらいいんだけど)
そう思いながら目を閉じる。エビラの手を手探りで握る。エビラも握り返してくれる。
(エビラがいてくれるから大丈夫)
そう心の中で唱えるように言って、僕は眠りに落ちた。


      


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