「なにやってんだよ」
声がした。目を開ける。
「あ、エビラ」
僕は立ち上がろうとした。けど、体が動かない。
「エビラじゃないだろ。お前、ここでなにしてるんだ」
記憶が蘇る。僕はおしっこが染みこんだマットレスを干して、それからエビラの部屋で、あの日誌を見て・・・
頭が痛い。あんまり良く思い出せない。
「立て」
エビラが言った。僕はその言葉に従おうとする。体が重い。動けない。
「ほら、来いよ」
エビラが僕の脇を抱えて立ち上がらせる。でも、体が動かない。エビラに支えられて、いや、エビラに抱えられて僕はベッドに運ばれた。電気枕が置いてある。その上に横になる。
「お仕置きは後だ」
机の上のパソコンを見て、そして電気枕を操作する。
「とりあえず、寝ろ」
エビラの言葉に従う。僕は目を閉じる。すぐに眠りの中に落ちていった。
夢を見た。夢だと思う。フランケンシュタインが出てきた。誰にも相手にされず、ただ恐れられるだけのフランケンシュタイン。人に作られた人間。死体を寄せ集めて作られた人間・・・
(僕だ)
夢か現実か分からない、狭間の世界で僕は思った。
(僕はエビラに改造された)
記憶がはっきりする。
(作り変えられたんだ)
僕は何なんだろう。本当に後輩君の体なんだろうか。本当に、僕なんだろうか。エビラは僕に何をしたんだろうか・・・
夢の中の意識が薄れる。
エビラが僕を掘っている。エビラのちんこが僕に入ってきている。気持ちいい。嬉しい。勃起してる。妙にリアルに感じる。体が揺れている。同時に僕の中で何かが疼く。
「もっと」
夢の中でつぶやいた。いや、夢の中だと思っていた。エビラの動きが速くなる。お尻が気持ちいい。体が喜んでいる。僕が喜んでいる。
「ああ」
夢と現実が入り混じっている。エビラが僕の足を持ち上げて、僕を掘っている。
「エビラ」
そう声を掛ける。
「目、醒めた?」
エビラが僕に顔を近づけてきた。僕も少し顔を持ち上げる。キスをする。エビラの舌が僕に入ってくる。
「んっ」
声が出る。エビラが顔を離す。エビラを見上げる。エビラが笑う。
次の瞬間、エビラが右手で僕の頬を打ち据えた。そのまま3回頬を平手打ちされる。
「殴られても気持ちいいんだろ、この変態が」
更に3回殴られる。エビラが言うとおり、それを気持ちいいと感じている。
「殴られる度にペニスひくつかせて」
エビラは笑いながら、玉を強く握る。
「うぐっ」
「潰されたい?」
僕が返事をする前に、エビラは僕の玉を強く握りしめた。
「うがぁ」
痛み。と同時に何かが体を駆け回る。
「もっと」
そうつぶやいてた。
「起きろ」
僕の中からペニスを引き抜いた後、エビラが僕に命じた。体を起こす。その時、チラリと電気枕を見た。ダイヤルが5に合わせられていた。いや、数字が書かれているのは5までだけど、ダイヤルは5の少し先を指し示している。
(改造・・・)
あの日誌を思い出す。
「立てよ」
ベッドの脇に立たされる。
「ね、エビラ」
エビラが僕を見た。
「僕は、改造されたの?」
エビラはその質問を聞いていなかったかのように、僕に背を向けて何かを手に取る。金属の首輪を嵌められる。
「自分でペニス持ち上げろ」
その通りにすると、僕の玉にも小さな金属の輪を取り付けられた。その輪っかには、鎖が付いている。
「ほら、来い」
首輪を掴んで僕を引っ張る。引っ張られるままに数歩動く。急に玉が後ろに引っ張られた。
「うっ」
輪っかが玉を締め付ける。
「なにしてる、早く歩け」
歩こうとする。でも、玉が後ろに引っ張られ、歩けない。
「ほら、来い」
エビラに首輪を掴まれ、強引に引っ張られる。玉が千切れそうに痛む。と、何か音がした。音がした方に目を向けると、あの干しておいたマットレスが開いた窓から半分くらい室内に入っている。そのマットレスのどこかから鎖が伸びていて、それが僕の玉の金属の輪っかに繋がっていた。
「歩け」
つまり、マットレスを引きずって歩け、ということだ。なんとか歩こうとする。でも、重いマットレスを引きずるのは大変だった。そして、玉が締め付けられる。
「うぐっ」
無理矢理体を前に進める。玉が千切れそうな痛み。思わず四つん這いになった。
「ほら、進め」
お尻に鋭い痛みが走る。エビラが鞭を持っている。僕のお尻を鞭打ち、マットレスを運ばせようとしている。
「ま、待って」
お尻に鞭の痛み。エビラが首輪を引く。玉が痛い。それでも少しマットレスを引きずる。
「改造したさ」
突然エビラが言った。僕の質問に対する答えだ。
「お前の頭に別の人間の体を移植したんだ。これって改造だろ?」
エビラが当たり前のような顔で言った。首輪を引かれる。何かが倒れる音。マットレスが当たって何かを倒したんだろう。玉の痛みをこらえながら前に進む。
「本当にそれだけ?」
痛みの中で更に質問する。
「僕は作り変えられたの?」
エビラが振り返って僕を見た。
「こんな状況でも勃起してるんだな、さすがななちゃんだ」
笑みを浮かべながら言う。
「僕は、エビラになにされてるの?」
マットレスが何かに引っかかったのか、玉の締め付けが強くなった。それでも無理矢理引っ張る。玉の痛みで意識が飛びそうになる。お尻に鞭が飛んでくる。
「下のベッドルームまでマットレスを運んだら教えてやるよ、お前がどうなったのか」
(僕が、どうなったか・・・)
僕はどうされたんだろう。フランケンシュタインを思い出す。いったい、僕は何なんだろう。何をされたんだろう。何にされたんだろう・・・
ようやく階段までやって来た。だけど階段の幅はマットレスの幅より狭いから、階段から下ろすにはマットレスを立てなきゃならない。
「エビラ、マットレス立てないと通れない」
「ったく、世話が焼けるな」
エビラが僕の横を通って、マットレスを縦にした。
「ほらよ」
そのまま階段の上から落とした。
「あっ」
何かに捕まろうとしたけど、その前に玉が引っ張られる。僕はマットレスと一緒に階段から転げ落ちた。
一瞬目の前が真っ暗になった。でも、すぐに元に戻る。玉の痛みが激しくなっている。
「ほら、もう少しだ。早くしろ」
エビラは容赦なく僕のお尻に鞭を振るう。僕は四つん這いでマットレスを引きずる。と、急にマットレスが動かなくなった。また何かに引っかかったんだろうかと後ろを見た。エビラがマットレスの上に乗っていた。
「ほら、早く引け」
マットレスの重さに、エビラの体重が加わった。エビラは普通に大人の男だ。その体重は僕より重い。それを玉に着けられた輪っかで引っ張らなきゃならない。そう思うと・・・
心の奥で何かがぎゅっとなった。少し呼吸が荒くなる。痛いくらいに勃起している。先走りでドロドロになっているのが見なくても分かる。
(僕、喜んでる)
それを理解した。エビラが鞭打つ。痛み。と同時にピリピリした何か。ピリピリした気持ち良さ。また鞭。
「んっ」
声が出そうになる。口を噤んで抑える。エビラは分かっているのか、何度も鞭を振り下ろす。四つん這いでいられない。頭を床に付けて、鞭の雨に耐える。
「気持ちいいんだ」
エビラが言った。僕は鞭の雨の中、ちんこを握ってゆっくりと扱いていた。
「は・・・い・・・」
僕は答えた。でも、それを答えたのは僕なんだろうか。それとも・・・
ようやくマットレスを1階のベッドルームまで運び終えた後、僕は再び2階のエビラの部屋に連れて行かれた。
「お前は自分がなにをされたのか知りたいんだな」
僕の呼び方が、ななちゃんからお前になっていた。
「はい」
僕の答え方も変わっている。もう、エビラは友達じゃなくなった。
「これ、病院でも使ったろ?」
エビラが電気枕を手に取った。
「はい」
「あの時は、このBCPの本来の使い方だった。つまり、お前の脳波のコントロールだ」
続いて、エビラは机の上のノートパソコンを手に取った。
「こいつは単体ではレベル5.5が最大だ。でも、パソコンからだったら最大レベル8.5まで設定出来る」
そして、ノートパソコンの画面を僕に見せた。『Level 8.5』と表示されている。
「僕は気付いたんだよ。特定の脳波の出力をコントロールすることで、脳に影響を与えられるって」
電気枕をベッドの上に置く。身振りで僕にそこに寝るように指示する。僕はその命令に従う。
「じゃあ、脳にどんな影響を与えたのか、分かる?」
電気枕の上に頭を置いた。
「お前をどMに作り変えてやったんだ、レベル5.5のな」
さっき見たダイヤルの位置を思い出した。
「そしてこれから、お前は更なる変態に改造されるんだよ」
電気枕に頭を乗せた途端、眠気が襲ってきた。これもたぶん電気枕の作用なんだろう。眠りに落ちていく中で、僕の心は打ち震えていた。もちろん、エビラの・・・ご主人様の玩具に成り果てる嬉しさに。
目が覚めた。
特に変わりはないように思う。ただ、体の奥がじんじんしている。
(されたい)
何をされたいのかは分からない。、ただ、無性に何かされたい。無性に、責められたい。これがレベル8.5ということなんだろうか・・・
ふと隣を見る。隣でエビラも眠っていた。そして、エビラも電気枕を使っている。
(なんで、エビラも使ってんだろ)
エビラの方の電気枕のダイヤルは5になっている。もう一つのダイヤルの方は、Pに設定されている。僕の方の枕を見てみた。僕のはNになっている。この違いは何なんだろうか。なんてことを考えている間も、体の奥のじんじんは治まらない。いや、隣で眠るエビラを見ただけで、そのじんじんのレベルが跳ね上がっている。
僕はベッドから降り、仰向けになって眠っているエビラの横にしゃがみ込む。ちんこが勃起している。玉に着けられてた輪っかを探す。机の上に置いてあったので、それを自分で着ける。首輪もあったのでそれも着ける。部屋を見回す。鞭を取って、エビラの体の横に置く。縄、大きなディルド、良く分からない細長い棒、そういった物も持って来て、僕の周囲に並べる。そんな道具の真ん中で、僕は床に座ってエビラが目覚めるのを待った。
「んん・・・」
やがて、エビラが目を覚ます。
「おはようございます」
頭を床に擦り付けて挨拶をした。そう、僕はエビラの奴隷だ。奴隷にするって言われた訳じゃないけど、僕はどMなんだし、それが当たり前だろう。
「あ、ああ」
エビラはそれだけ言って、ベッドの横で僕を手招きする。僕がエビラににじり寄ると、エビラは何も言わずにペニスを取り出した。まだ硬くなっていないそれを奥まで咥える。すぐにエビラは放尿し始めた。もちろん飲む。前みたいな粗相をしない自信があった。今の僕なら大丈夫だ。結構な量のおしっこを飲む。もちろん、こぼさない。全部飲みきった後、エビラに僕の首輪を掴まれて、階下に引きずられる。首が苦しいけど、もちろん勃起し続けている。リビングに行き、エビラは朝食を準備する。僕は僕用の皿を準備する。エビラがハムエッグを作る。僕の分も作ってくれる。でも、僕の分は細かく刻んでぐちゃぐちゃにする。そこにフルーツを入れ、ミルクを入れ、更にかき混ぜる。
「ほら、餌」
それを床に置いてくれる。僕は四つん這いになってそれを食べる。食べている途中から僕のお尻にエビラが入ってくる。エビラが入れてくれている最中は食べるのを中断して、エビラを感じることに集中する。声が出る。先走りが垂れる。それを指ですくって舐める。掘られたことで膀胱が刺激されたのか、おしっこがしたくなる。僕の餌の皿を引き寄せる。エビラに掘られながらそこにおしっこをする。僕の餌とおしっこが混ざり合う。それを食べる。食べている最中、エビラが足の指を僕に突き出す。それを舐める。指と指の間も舐める。エビラのちんこも舐める。エビラのお尻の穴も舐める。舐めながら餌を食べる。もちろん残さず食べる。食べながらちんこを扱く。お尻の穴に指を突っ込む。体の奥のじんじんはますます強くなっている。先走りがだらだらと溢れている。玉に着けた輪っかを引っ張る。玉が痛むのが気持ちいい。右手で輪っかを引っ張りながら、左手で乳首を摘まむ。
「あぁ」
気持ちいい。そんな僕をエビラが見ている。
「気持ちいいです」
エビラの目を見て言う。少し、ほんの少し恥ずかしい。エビラが食器を洗って片付ける。僕の首輪を持って、また二階に上がる。縄で僕の体を縛り始める。天井に縄を引っ掛けて、僕を動けなくする。そして、鞭打たれる。今までよりももっと太い鞭。一発撃たれるだけで体が大きく蹌踉け、立っていられない。それを何回も振り下ろす。体に痕が浮き上がる。僕の体に気持ちいい痛みが刻まれる。鞭打ちの途中でエビラにキスされる。舌が入ってくる。僕も舌を入れる。キスしながらエビラが僕の乳首を強く摘まむ。
「んふ」
体が動く。気持ちいい。玉の輪っかを引っ張られる。玉が痛む。それも気持ちいい。お尻の穴に指を入れられる。これはそんなに気持ち良くない。もっと太い物で掘られないと気持ち良くならない。勃起しているちんこを握られる。玉の輪っかを引っ張られながら扱かれる。急にお腹を拳で殴られる。さっき食べた餌が口から出そうになるけど、それはこらえる。また腹にパンチ。それが5回ほど。エビラのちんこも勃起している。それを舐めたい。それを咥えたい。喉の奥を犯されたい。でも、僕は何も言わない。僕はエビラに好きなようにいたぶられたい。お願い出来る立場じゃないから。僕は奴隷なんだから。
僕の体に食い込んでいる縄を解かれる。体には縛られていた痕がくっきりと残っている。僕は赤いX字状の板に磔にされる。X字の四隅で手足を固定される。磔にされたまま、床に仰向けに倒される。僕の体の上に、太くて短い蝋燭が置かれていく。体の上に2,30個くらい置いた後、それらに火を点ける。蝋が溶ける。それが僕の体に流れる。熱い。気持ちいい。体の感覚がバグってるみたいだ。きっと今は、エビラに何をされても気持ちいいんだろう。お腹の上の蝋燭を取り上げ、溶けた蝋を僕の乳首に垂らす。
「あつっ」
体が跳ね上がる。でも、その乳首への刺激が気持ち良くてちんこがビクッと動く。
「気持ちいいのか?」
「はい」
エビラが蝋燭を僕のちんこに近づける。手で僕のちんこの皮を剥き下ろす。敏感な、ピンク色の亀頭が露出する。エビラが僕を見る。
呼吸が速くなっている。どきどきしている。がちがちに勃起している。エビラはずっと僕を見ている。エビラは待っているんだ、ということに気が付いた。
「ちんこ、蝋燭責めして下さい」
少し震える声で言った。エビラはにやっと笑う。
「この、ど変態が」
敏感な亀頭に蝋が垂らされた。
「うぐっ」
体が跳ねる。でも、手足が固定されているので逃げられない。
逃げる?
そんな必要はない。気持ちいいんだから。僕は変態なんだから。
エビラに改造されたんだから。
更にちんこに蝋が垂らされる。僕のちんこが蝋に覆われていく。体の蝋燭も小さくなり、あちこちに熱い蝋が流れている。それが気持ちいい。いたぶられて気持ちいい。エビラにされて気持ちいい。
エビラに改造されて、気持ちいい・・・
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