俺が目を覚ましたとき、すでにケンジはベッドにはいなかった。
かすかに飯が炊ける匂いがしている。俺は全裸のまま、ベッドからダイニングに向かった。
「おはようございます」
エプロンを付けたケンジが俺を見て挨拶する。エプロン以外はなにも身につけていなかった。
(今はお手伝いなのか奴隷なのか、どっちなんだろうって思ってるんだろうな)
俺は無言でケンジに近づく。ケンジの頭を押さえて俺の股間に導いた。
(お前はもう、俺の奴隷でしかないんだよ)
俺の奴隷は当然のように俺のペニスを口に含む。頭を動かそうとするのを俺は手で押さえる。無言のまま、奴隷の口の中に放尿する。奴隷は喉を鳴らしてそれを飲み下す。膀胱いっぱいに溜まっていた小便をすべて奴隷の口の中に放出すると、奴隷は俺のペニスから口を離し、少し咳き込んだ。
「おいしかったです。ありがとうございます、ご主人様」
俺の前に跪いたまま、俺の奴隷が言う。
「服を準備しろ」
俺は奴隷に命じた。
奴隷が持ってきた服を、組み合わせが気に入らないからと2,3度やり直しさせたあげく、俺はようやく服を着た。もっとも、俺は服装のセンスというものがない。だから、気に入らないなんていうのも、奴隷をこき使う口実でしかない。
「お前は何か服を持ってきているのか?」
「下着だけです、ご主人様」
俺の奴隷は数種類の下着を持ってきていた。その中から、俺は白いケツ割れを選んで履かせる。
「さて、ちょっと力仕事をしてもらう」
俺は奴隷にクリスマスツリーを片付けさせた。ツリーそのものは業者に連絡して引き取りに来てもらった。これだけは俺がやる。あとの飾り付けの片付けはすべて奴隷にやらせる。そんな奴隷のケツを俺は眺めていた。
「そのケツ、初めて使われたのはいつだ」
床に散らばっているオーナメントを拾おうとしている奴隷に俺は尋ねた。
「わかりません、ご主人様」
「分からないくらい小さいときから使われてるってことか?」
「はい、ご主人様」
容姿と答えがまったくかみ合わない。
(こんな子がなぁ・・・そこに、レンタルに使われることを受け入れざるを得ない事情とかがあるんだろうな)
ケンジがたくさんの男達にマワされている姿を勝手に想像する。いや、おそらく、想像の中だけじゃなくて、実際それに近いこともさせられたことはあるんじゃないだろうか。
クリスマスツリーの片付けがだいたい終わったところで、俺は奴隷に命じて、別の部屋においてあった木材を持って来させる。それを組み合わせて十字架のような形にさせる。
「わかるだろ、お前の処刑台だよ」
「はい、ご主人様」
自分の処刑台を自分で作り、そして、殺される。それが分かっているというのはどういう気持ちなんだろうか・・・
「殺されるって分かってるよな?」
前に”殺すかも知れない”というニュアンスのことは言ったと思う。殺してもいいような契約も結んである。しかし、初めて”殺す”ということをことをはっきりと言ったわけだが、ケンジは別に顔色も変えずに答える。
「はい、ご主人様」
「怖くないのか?」
少し間が空いた。
「はい、ご主人様」
本当だろうか・・・そんな筈はない。これから殺されるということがはっきり分かっていて、怖くない訳がない。
「本当か? 本当に怖くないのか? 俺に嘘は言うなよ」
「はい・・・ご主人様」
それっきり、なにも答えない。
(これ以上言わせるのも酷かも知れないな)
俺にも多少の罪悪感はあるらしい。
まず、俺は奴隷に前屈させた。その姿勢のまま、右手首と左足首の間に手錠を掛ける。かなりつらい姿勢のはずだ。そしてそのまま、俺は奴隷のケツを犯した。俺のペニスにローションを塗りつけ、そのまま奴隷のケツの穴にねじ込んだ。
「ぐっ」
奴隷がうめく。さすがに痛いとは言わない。そして、その穴はほとんど抵抗なく俺のペニスを受け入れる。
「さすが、小さい頃から使われてるだけのことはあるな」
前屈みで固定された姿勢では、体を支えることは難しい。俺は奴隷の腰のあたりをつかんで、まるでオナホールを使うかのように思い切り揺さぶる。
「うぁ・・・あ・・・」
「感じるのか? 気持ちいいのか?」
「はい、ご主人様・・・気持ちいいです」
奴隷の腰を揺さぶりながら、俺は奴隷のケツに自分の腰も打ち付ける。俺のペニスが奴隷の奥まで突き刺さる。
「悪いが、俺はなかなかいかない方でな」
そのまま10分くらい、奴隷のケツを使い続ける。もちろん、まだまだいかない。
「くっ」
少し苦痛混じりの声を上げ、奴隷の顔がゆがむ。
「辛いのはケツか? それとも腰か?」
「こ、腰です、ご主人様」
「そうか」
小さい頃から使われ続けてきたケツがこの程度で辛くなるはずはないとは思っていた。当然、ずっと前屈みの状態で先に腰が辛くなるのは想像できた。
「そうか・・・腰か」
俺は奴隷の腰から手を離した。もちろん、俺の腰は奴隷のケツに打ち付け続ける。前よりも強く。
「うわっ」
奴隷の体がよろける。
「ほら、しっかり立てよ」
不安定な姿勢で耐える奴隷。しかし、長くは持たなかった。頭から前に倒れそうになる。何とか左手を床について、頭を床に打ち付けるのは回避したようだ。しかし、右足が右手と左足首を繋ぐ手錠にひっかかり、無様に床にぶっ倒れる。
「誰が横になっていいって言った?」
俺は奴隷を見下ろしながら言った。
「しかも、ケツから抜けてるし」
奴隷は立ち上がろうと床でもがく。しかし、立ち上がることが出来ない。
「それでも奴隷か?」
俺は、床でもがいている奴隷の睾丸めがけて蹴りを入れた。
「ぐっ」
少しは手加減したつもりだったが、奴隷の動きが一瞬止まる。そして、床でのたうち回る。
「ほら、早く立てよ。また蹴られたいか?」
しかし、体が自由にならない状態では立ち上がることはできない。
「ったく」
今度は奴隷の顔の前で足をあげる。奴隷は一瞬、その立場を忘れて顔を手で覆った。
「ふん」
無防備になった睾丸に、再び蹴りを入れた。今度は手加減しなかった。奴隷は白目をむいて気を失った。
奴隷が気を失っている間に、手足の手錠をはずし、両手に掛け替えた。その手錠にロープを通し、古いがしっかりした作りのこの家の天井の梁を使って奴隷の体を吊り上げた。半田コテを用意する。両手をあげて「万歳」の恰好で吊されている奴隷の体に熱くなった半田コテを当てる。
「っつ!」
奴隷が反応する。俺はコテでその体にラクガキをする。
「とりあえず、腹にドレイって書いてやる」
半田コテを奴隷の腹に当てると、ジジジという音とわずかな煙、そして肉が焼ける匂いがする。
「あちっいぃぃ」
奴隷が体をくねらせる。それでもかまわず、俺は奴隷の体にコテを当て続けた。
「ほら、お前が体を動かすから、変な文字になったじゃないか」
少し離れて奴隷の体を見る。赤い”ドレイ”の文字が腹に浮かび上がっている。一部は水膨れになっていた。
「次はどこを焼こうか」
俺は笑顔で半田コテを奴隷の前に近づける。まず、目。次に鼻、口。そして乳首、脇、へそ。
「やっぱりここかな」
ペニスに軽く当てる。
「ぐあっ」
すぐに離したが、それでも亀頭の先端に跡が付く。
「こっちがいいかな」
奴隷の後ろに回り込み、ケツのあたりでコテを動かす。両足の間に垂れている奴隷の睾丸は、心なしか腫れて大きくなっている気がする。そんな睾丸にもコテを少し近づけてみる。そして、無言で右の太股に押しつけた。
「ぐあちぃぃ」
奴隷が足を動かすが、俺は押しつけ続ける。皮膚が焼けただれ、皮下脂肪が露出し、そこも焼ける。さっきより煙の量が多い。
「どうだ、痛いか?」
「痛いです・・・ご主人様」
少し涙目になって奴隷が答える。
「そうか・・・それでもお前はこれだもんな」
奴隷のペニスをつかんだ。それは勃起していた。
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