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鳴瀬君編(5)

「鳴瀬、ベッドの上に仰向けになれ」
荒木君が命令する。鳴瀬君は素直に命令に従って、ベッドの上に仰向けになる。さっき僕が思ったことを証明するかのように、ちんこが半立ちになっていた。
「手を横に広げろ」
僕はベッドと部屋の壁の間に手を差し込む。手探りで、ベッドの下からロープを取り出した。荒木君がベッドの下に手を入れて、ロープのもう一端を引っ張り出す。このロープは昨日買っておいて、ベッドの下に置いておいたものだ。僕はロープの先を、鳴瀬君の右の手首の所に結ぶ。荒木君はもう一端を引っ張って、鳴瀬君の左手首を結ぶ。これで、鳴瀬君の両手は動かせなくなった。
「な、なにするの?」
鳴瀬君が不安そうな声を出す。僕等は無視する。荒木君がスマホを持って、鳴瀬君の頭の上に座る。両方の太ももで、鳴瀬君の頭を挟み込む。
「頭動かしたら、メール送信するからな」
そして、また動画の撮影を開始した。
僕は、僕等3人の精液が入ったコップを右手に持って、鳴瀬君の胸の上に跨がった。左手で、鳴瀬君の右目のまぶたを無理矢理開く。
「な、何するの」
声が震えていた。
「動くな。メール送るぞ」
荒木君が言う。そして、太ももで鳴瀬君の頭を強く挟み込む。僕も鳴瀬君のまぶたを開く手に更に力を入れる。
「行くよ」
それは鳴瀬君に言ったのではなく、荒木君に言った言葉だ。
「や、やめて・・・」
でも、鳴瀬君が反応する。そんな鳴瀬君の開いた右目に、コップの中の精液を少し注いだ。
「うっ」
一瞬、鳴瀬君が顔を背けようとする。
「動くな」
荒木君が少し大きな声で言った。鳴瀬君が動きを止める。そのタイミングで僕はコップの中身を半分くらい、鳴瀬君の目に注いだ。
「い、痛」
鳴瀬君が目を閉じようとする。僕はまぶたを押さえてそれをさせない。鳴瀬君の右目が僕等3人の精液に覆われる。僕はゆっくりと指で摘まむようにして、鳴瀬君のまぶたを閉じる。また開く。また少し注いで、そしてまぶたを閉じる。今度はそのまま2,3回開いたり閉じたりを繰り返す。
「い、痛、痛いって」
ネットで検索してみたら、精液が目に入るとひりひりと染みるような痛みがあるって書いてあった。たぶん、それだろう。
「痛い?」
「痛い・・・です」
さすがは学級委員、この状況でも自分の立場は分かっているようだ。
「だろうね。精液が目に入ると失明するってネットに書いてあったから」
「え、い、嫌、助けて!」
鳴瀬君が体を起こそうとする。僕はコップを荒木君に渡して、鳴瀬君の両肩を押さえ付ける。
「精液が、眼球を溶かしちゃうんだってさ」
「嫌だ、やめろ!!」
かなり激しく暴れる。でも、なんとか僕等はそれを押さえ込む。
「助けて欲しい?」
僕の問いかけが耳に入ってないようだ。僕は、鳴瀬君の頬を平手で叩いた。
「助けて欲しい?」
鳴瀬君が頭を上下に振る。
「じゃ、そのまま動くな。助けてやるから」
「動くなよ」
荒木君も言った。そして、まず、荒木君がベッドから降りる。そして、僕は鳴瀬君の体の上から降りて、ティッシュを取り、それで鳴瀬君の目を拭いてやる。
「理科、好きなんだっけ?」
鳴瀬君は答えない。目の痛みでそれどころではないのかもしれない。
「精液って、アルカリ性なんだって」
「やだ・・・助けてよ」
「理科が好きなら分かるでしょ。アルカリを中和するには?」
しばらく鳴瀬君は答えなかった。僕と荒木君は何も言わず、鳴瀬君の答えを待った。しばらくして、ようやく鳴瀬君が口を開いた。
「酸性の液を混ぜる」
「正か〜い」
僕と荒木君は拍手をした。
「さすが、理科が大好きな学級委員だね」
そして、僕は床のスケッチブックを拾い上げた。そのページを探す。あった。
「じゃ、問題です。この中で酸性のものはどれでしょう」
そこには3つ選択肢が書いてある。
「1、水」
「違う、水は中性」
「お、さっすが学級委員」
僕等はゆっくりと時間をかける。
「じゃ、2、精液」
「さっきアルカリ性って言ったじゃん」
僕の質問に荒木君が突っ込む。
「でも、もっと精液を目にかけて欲しいかもしれないし、一応聞いとく。精液は酸性でしょうか?」
「アルカリ性だって言ってたでしょ」
鳴瀬君が少し焦り始めているようだ。瞑った右目から涙が出ていた。
「じゃ、最後。3番目の選択肢」
「そ、それ、3番」
僕が言う前に鳴瀬君が言った。
「そっか。これしかないのか・・・」
僕はそう言って荒木君を見た。荒木君はにやにや笑っている。
「じゃ、これで目を洗う? そしたら中和されて失明せずに済む」
そして、僕は三つ目の選択肢を読み上げた。
「3、おしっこ」
「鳴瀬君が選んだ答えだから、しかたないよね」
荒木君が鳴瀬君の体の上に馬乗りになった。僕は両手を縛っていたロープを解く。
「さあ、来い」
荒木君が鳴瀬君の髪の毛を掴んで体を引き起こす。そのまま、引きずるようにしてバスルームに引っ張っていく。僕はまだ精液が入ったままのコップを持ってついていく。
「バスタブの底に仰向けになれ」
荒木君が命令する。鳴瀬君は少し逆らうそぶりを見せたけど、すぐに従った。
「じゃ、今度は自分でまぶたを押さえて」
僕が言うと、鳴瀬君は右目の上下のまぶたを両手で開いた。僕と荒木君がバスタブの中に入る。
「ちゃんと洗い流してやるから、絶対に目を閉じるなよ」
「僕達はちゃんと助けてあげようとしてるんだから、目を閉じて失明しても、鳴瀬君が悪いんだからね」
そして、僕と荒木君は、鳴瀬君の右目めがけて放尿し始めた。

実は、かなり前からおしっこしたくなっていた。今日はこのために、ほとんどトイレに行っていない。荒木君も溜めていたはずだ。だから、二人ともなかなか止まらない。鳴瀬君は最初こそ、目を閉じてしまったけど、その後はしっかりとまぶたを開いておしっこを目で受け止めている。
「口も開けろ」
荒木君が命じると、鳴瀬君はそれに従う。荒木君は鳴瀬君の口の中にも放尿する。僕は、持って来ていた僕等の精液がまだ残っているコップにおしっこをほぼ一杯になるまで入れた。そして、荒木君と同じように、鳴瀬君の口めがけて放尿を続ける。
「飲め」
荒木君が命じると、鳴瀬君は口を閉じた。喉が動く。
「口開けろ」
また口を開く。そこめがけて放尿する。
「目、もっと目にかけて・・・ください」
バスタブの底でおしっこまみれになりながら鳴瀬君が言った。僕等はその願いを聞き届けて、目にかける。そろそろ終わりになりそうだ。
「どうだ、目、良くなった?」
「分からない・・・です」
顔も髪の毛も、そして体も僕等のおしっこまみれで鳴瀬君が答える。
「これで、失明はしないはずだからね」
すると、鳴瀬君が横になったまま言った。
「ありがとうございました」
全身からおしっこの臭いがする。
「これ、飲み干せ」
さっきの僕等の精液入りのおしっこが入ったコップを差し出す。鳴瀬君は体を起こしてそれを受け取る。口に近づけた時、少しだけ嫌そうな顔をしたけど、すぐにその中身を全部飲み干した。
もちろん、このバスルームでの様子は、全部荒木君のスマホで撮影していた。

最後に鳴瀬君とバスタブにシャワーをかけて、おしっこをよく流してから僕等は部屋に戻った。もう鳴瀬君は僕等が押さえ付けなくても、僕等の言う通りに従うようになっていた。
「じゃ、仰向けになって足抱えて」
露わになった鳴瀬君のお尻の穴にローションを塗り、指でじっくりと穴を広げた。
「入れるぞ」
「い、いや・・・」
鳴瀬君が小さく拒否した。もちろん、荒木君はそれでやめたりはしない。ローションを自分のちんこに塗り付けて、鳴瀬君のお尻に添える。鳴瀬君が体を硬くする。
「力抜けって昨日も言ったろ」
鳴瀬君は目をぎゅっと瞑る。でも、体からは力を抜いたようだ。荒木君が体を寄せる。ちんこが鳴瀬君のお尻の穴を押し開く。
「いっ痛」
荒木君はそのまま少し動きを止める。鳴瀬君が目を開いて荒木君を見る。そのタイミングで、荒木君が鳴瀬君の中にちんこを入れた。
「うっ」
鳴瀬君のお尻の穴に、荒瀬君のちんこがすんなりと入った。そのままゆっくりと奧に入って行く。その様子を僕は撮影する。
「奥まで入った」
すると、鳴瀬君の表情が少し緩んだように見えた。
「動かすぞ」
荒木君が腰を動かす。初めはゆっくりと、そして少しずつ早くなる。鳴瀬君はまた目を瞑る。
「くっ」
声を出す。でも、その声は痛いからなのかどうか分からない。
「ああ、いくぞ!」
やがて、荒木君は鳴瀬君に体を押し当てて動きを止めた。
(中でいってるんだ)
なんだか複雑な気分だ。
「ほい、交代」
荒木君が僕に言う。僕はスマホを荒木君に渡してローションを手に取った。それをちんこに塗り付ける。
「やめて・・・」
「ほら、やっぱ嫌われてる」
荒木君が笑う。
「荒木君のせいだろ」
僕はちんこを鳴瀬君のお尻の穴に押し当て、そして少し力を入れた。
「あっ」
僕のちんこがすんなりと鳴瀬君の中に入った。そのまま奥まで入れる。鳴瀬君のお尻の穴は熱く、そして広がっていた。その中は荒木君の精液でぐちゃぐちゃだ。そんなところに、今、僕はちんこを入れてるんだ。荒木君の精液が僕のちんこに絡みついて、そのまま鳴瀬君の穴を掘るんだ。
僕はいきなり腰を強く鳴瀬君の体に打ち付け始めた。荒木君の精液をかき混ぜるように、腰を打ち付け、ちんこでその中をかき回す。
「ああぁ」
鳴瀬君が呻く。いや、喘いでるんだ。
「ああ、い、いくっ」
その声を聞きながら、僕は鳴瀬君の中で射精した。そんな僕を、鳴瀬君を、荒木君は撮影している。鳴瀬君のちんこが勃起していた。

「最後に・・・オナニーしたい?」
鳴瀬君のお尻の穴に入れたまま僕が尋ねると、鳴瀬君は首を縦に振った。
「ちゃんと言わないとさせないよ」
荒木君がスマホのレンズを向ける。すると、鳴瀬君は言った。
「オナニーさせて下さい」
僕は荒木君を見る。荒木君は頷いた。僕は鳴瀬君からちんこを抜いて、そして鳴瀬君に向かって頷いた。
「ありがとうございます」
そして、鳴瀬君は、僕等のクラスの学級委員は撮影されながらオナニーを始めた。

しばらくして鳴瀬君は射精した。僕等が何も言わなくても、鳴瀬君は自分の精液を指ですくって舐めとった。
「鳴瀬君も変態だね」
そう言ってやると、少しはにかんだように笑う。
「じゃ、もうこれで終わりにしてあげる。もうこういうことはしないし、鳴瀬君さえ誰にも何も言わなければ、撮影した動画も絶対に誰にも見せたり送ったりしないから」
てっきり鳴瀬君は喜ぶものだと思っていた。でも、目線を落とす。
「うん・・・分かった」
それだけぼそっと言う。
「なに、なんか不満?」
荒木君が大きい声で言った。
「不満じゃないけど・・・」
なんだか歯切れが悪い。でも、僕には想像が付いていた。
「終わりじゃなくても・・・いいかも」
最後は小さな声だった。
「失明させられそうになったのに、またやりたいって言うの?」
なんだか少し腹が立つ。鳴瀬君を追い出すために計画立ててやったのに。
「精液で失明するってのは嘘だよね、知ってるよ」
「分かってて、されてたの?」
「うん・・・」
「お前、どMだな」
荒木君が言った。更に言う。
「とにかく、これで終わりだ。だからもう、俺と三島の間に入ってくるな。いいな?」
鳴瀬君が俯く。
「二人の邪魔はしないよ。だから、たまにでいいから、今日みたいに」
「ダメだ。もう俺達はお前とは遊ばない」
こんなことになるとは思わなかった。あんなことを鳴瀬君がまたされたいなんて言うとも思わなかった。誤算だらけだ。
「僕・・・してもらえないなら、言っちゃうかもしれないよ?」
それは、鳴瀬君の切り札だ。
「言ったら、お前の動画、全部公開する」
「いいよ。僕も三島君や荒木君のこと、全部言うから」
もうどうしようもない。
「じゃあ・・・どうするか、考える。だから今日は帰れ。これは命令だ」
すると、鳴瀬君は顔を上げた。少し明るい表情になっていた。
「分かりました。でも、あんまり長い時間、僕も黙っていられないかもしれないよ」
僕は心の中で大きな溜め息を吐いた。
「いいから、今日は帰れ」
荒木君がそう言うと、鳴瀬君は服を拾い集め、着始める。
「じゃ・・・今日はありがとう・・・ございました」
最後に僕等に頭を下げて、鳴瀬君は部屋から出て行った。

今日もまた、玄関のドアが閉まる音が聞こえた。
 
      


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