「あけましておめでとうございます」
ドアを開けると、亮太君とその両親が立っていた。亮太君のお母さんはまだ若くて着物がよく似合っている。亮太君も普段よりおめかししていた。
「あけましておめでとうございます」
僕の母親が言った。僕も言う。お父さんも一緒に出迎えている。僕と亮太君は、親公認の友達ってだけじゃなくて、親同士もこんなふうに時々行き来するような関係になっていた。
ダイニングで一緒におせち料理を摘まむ。父親同士はお酒を飲んでいる。僕と亮太君はそんなお正月のイベントに、ほぼ強制参加させられていた。
「はい、亮太君、これ」
僕の母親が亮太君にお年玉を手渡す。
「わぁ、ありがとうございます」
亮太君が両手で押し戴き、ぺこりと頭を下げる。ぞわっとする。相変わらず、亮太君のこういう子供っぽい仕草というか、それを中で先生が演じているんだと思うと鳥肌が立つ。
「はい、優斗先生も」
僕も亮太君のお母さんからお年玉を頂く。
「ありがとうございます」
僕は遠慮せずに頂く。
「無駄遣いすんなよ」
亮太君だ。
「こら」
お母さんに怒られている。これも中の先生が言っているんだ。すっかり子供ぶりが板に付いている。
「ね、先生と部屋行ってもいい?」
「あとでお菓子あるわよ」
僕の母親が言う。
「あとで部屋に持って来て」
そして、僕と亮太君は僕の部屋に行った。
「ほら、お年玉だ」
亮太がさっき僕の親からもらったお年玉を僕に差し出した。
「それ、亮太がもらったやつじゃん」
「俺は子供じゃないし」
「子供じゃん」
妙に大人びた振る舞いとさっきの子供らしさ。最近はどっちが本物の亮太なのか分からなくなる。そのくせ、セックスの時は僕を責めてくれる。
「亮太」
僕は部屋で亮太を軽く抱き締め、キスをした。
「そのうちお菓子持ってくるよ」
「分かってる」
あの調子だと、まだしばらくは話をしたりお酒を飲んだりしているだろう。お菓子が届くのは当分先だ。
「まあ、お年玉ってことで」
僕はもう一度先生を抱き締めようとする。すると、亮太がそれを避ける。そして、逆に僕をがしっと抱き締めた。
「俺からのお年玉だ」
口を押し付けてくる。さっきの僕の軽いキスとは違う、もっと濃厚な大人のキスだ。お互いの舌を絡め合う。手を握り合い、抱きしめ合う。
「そういえば・・・大きくなったね」
少し離れて言った。
「そうか?」
亮太が頭を垂れて股間を見る。
「そうじゃないよ、身長の話」
初めて会った頃は、僕がひざまずかないとキスも満足に出来なかった。あれから2年。今では、亮太が少しだけ背伸びをすればキス出来る。
「お前のことだから、こっちの話かと思った」
「まぁ、そっちもだけどね」
確かにそこも大きくなってきている。たぶん、小6のわりには大きい、と思う。
「お前は・・・伸びないな」
それは時々二人のあいだで話題になる。要するに、僕はチビだということだ。
「亮太とバランス取るためにわざと大きくならないの!」
もちろんそんなわけはない。まぁ、いわば二人の間のネタだ。
「で、どうなの、受験は?」
僕の通っている学校の入学試験は2月1日だ。あとちょうど1ヶ月。
「俺を誰だと思ってるんだ?」
「身体は子供。エロさは大人の先生でしょ?」
これも僕等の間のネタだった。
「中学受験なんて楽勝だよ」
まあ、中身は元々大学生だし、僕の家庭教師だった人なんだから当たり前だ。
「じゃ、もし落ちたら、亮太に入れるからね」
これまで何度もセックスはしてきた。先生とも、亮太とも。でも、僕は先生に入れられたことはあっても、先生に、そして亮太に入れたことはない。
「お前もタチに目覚めたか?」
「その代わり、合格したら、僕に入れてもらうからね」
6年生になってから、亮太はずいぶん成長している。身長も、そしておちんちんも大きくなってきている。もうおちんちんというよりペニスと言った方が良いくらいだ。そのうちきっと入れてもらえる、いつも先生とする度に思っていた。でも、それは精通のときのように、僕等にとって特別なことだ。なんとなく、で済ませたくはなかった。
「俺の童貞喪失だな」
「うん。先生・・・じゃなくて亮太の童貞を僕がもらう。いいでしょ?」
「もちろん。ケツ洗って待ってろ」
もう一度、亮太が僕を抱き締めてくれる。階段を上ってくる足音が聞こえた。僕と亮太は何食わぬ顔をして、僕の母親が運んできたお菓子とお茶を口にした。
それから1ヶ月、僕は亮太とは会わなかった。
一応、試験前だし、集中させたいから。もちろん、よっぽどのことでもない限り、落ちることはない。中身は頭の良い大人なんだから。でも、それでも万全を尽くして欲しかった。何せ、亮太の童貞喪失が賭かっている。その1ヶ月間は僕もオナニーをしなかった。ただただ、亮太に入れて貰えるその日を楽しみにしていた。
そして、その日。試験が終わると亮太が僕の家に来た。
「大丈夫だと思うよ」
僕の部屋でそう言う。僕は亮太から少し離れてそれを聞いていた。近くにいたら、抱き締めて、そして押し倒してしまいそうだから。でも、僕は合格するまではしないって決めていた。そう亮太と話し合った。先生は別にそこまでしなくてもとは言ってたけど、僕のけじめだ。亮太が合格したら、僕は亮太の童貞をもらう。久しぶりに先生にアナルに入れてもらうんだ。
そして、合格発表の日。僕のスマホに電話が掛かってきた。知らない番号だ。亮太からだった。
「お尻洗ったか?」
「もちろん。待ってるよ」
それだけで僕等は通じ合う。つまり、合格したってことだ。
「おめでとう。スマホ買ったの?」
「合格したら買ってもらうって約束してたからな」
そうか。まぁ、中学生になるんだからな。別におかしくはないか。
「お前が最初の通話相手だ」
「そっか」
これで入れてもらえる。解禁だ。そう思うとワクワクする。
「いよいよだな」
「うん」
「楽しみだ」
「うん」
僕は勃起したペニスの位置を直しながら答えた。
でも、その日はなかなか来なかった。
もちろん、合格発表の日のすぐ後、亮太は両親と一緒にウチに来た。御祝いと、優斗先生へのお礼ということで、ナントカ牛の良い肉を持って来て、それでみんなで焼肉パーティーをした。みんな嬉しそうだった。僕の親にとっても、亮太は僕の弟みたいなものだからきっと嬉しいんだろう。でも、僕と亮太はちょっと違う。時々ちらちらとお互い視線を交わしながら、二人きりになれるチャンスをうかがっていた。もちろんお互いの親がいるところであれこれ出来るわけがない。それでも僕は亮太を抱き締めたかったし、亮太にキスして欲しかった。まあ、結局その日は何も出来なかったけど。
亮太と両親を見送ったすぐ後に亮太から電話が掛かってきた。もちろん帰る途中だから、親がすぐ横にいるんだろう、当たり障りのない会話だった。でも、次の土曜日に遊びに来るという約束だけは取り付けた。後は僕の親をどうするか、だ。
せっかくの亮太の童貞喪失の日、親の事を気にしながらセックスするのは嫌だった。なんとか親をどこかに行かせたい。出来れば外泊なんてしてもらえると最高だ。なんて思っていたら、亮太の両親が土曜日から日曜日にかけて、実家に帰ることになったらしいと電話が掛かってきた。思いは通ずるってことだ。もちろん、僕は土曜日に亮太の家に遊びに行くことにする。泊まりでだ。親は公認。これで、ゆっくりと時間を掛けて、亮太の童貞を奪うことが出来るんだ。期待が膨らむ。あれからずっと我慢していた射精がようやく出来る。既に心臓が高鳴っているし、勃起している。ついに、亮太と、この時が来るんだと。
その日は雨だった。ちょっと強めの雨。でも、そんなことはどうでもよかった。亮太の家にさえ着けば、二人きりでずっと家の中でセックス出来るんだから。雨の中、傘を差しながら早足で亮太の家に向かう。ワクワクしながら亮太の家の門の前に立つ。ほとんど間を置かずに亮太がドアを開けてくれる。亮太も僕をずっと待っていてくれたんだ。家に入ってドアを閉める。その瞬間から僕等の記念すべき日が始まった。
「寒くない?」
亮太は雨に濡れた僕を見て言った。
「お風呂、入る?」
僕を気遣ってくれる。でも、僕は首を横に振る。
「早く抱かれたい」
すると、亮太は少し苦笑した。
「じゃ、部屋行こうか」
僕等は亮太の部屋に向かった。
亮太の部屋は、小学生のそれだった。アニメのポスターが貼ってあるし、本棚にはコミックスが並んでいる。その隙間にアニメのキャラのフィギュアとか、ぬいぐるみが置いてある。
部屋の隅には勉強机。その上にノートパソコンが置かれている。そのノートパソコンに、亮太のスマホが繋がっていた。
「僕のとおんなじやつだ」
それを見て、僕は自分のスマホをポケットから取り出し、亮太のスマホの横に並べて置いた。
「違うよ。お前のは一つ前のやつ、俺のは最新」
亮太が少し自慢げに言う。
「僕とおそろいにしたかったくせに」
「その方がいろいろと都合がいいんだよ」
なんとなく言い訳に聞こえる。でも、嬉しい。
「どっちで撮る?」
「そのためにずっと充電しておいた」
亮太がスマホのケーブルを外した。今日は僕等にとって特別な日。亮太の童貞喪失を撮って残したかった。手に持ったスマホを僕に向けて構える。
「じゃ、脱いで」
僕は亮太と亮太のスマホに見つめられながら服を脱ぐ。ボクブリ1枚になると、亮太がスマホを股間に近づけた。
「もう勃起してる」
「そりゃあ」
僕はボクブリの上からそこを撫でる。
「手、どけて」
手を身体の横に垂らす。亮太がじっくりとそこを撮影する。
「シミが出来てる」
僕を見上げる。僕は無言だ。
「じゃ、それも下ろして」
ボクブリに手を掛けて膝まで下ろした。僕のペニスが跳ね上がる。
「期待してる?」
「すっごいしてる」
すると、亮太がスマホを僕に差し出した。僕がそれを受け取ると、今度は亮太が服を脱ぎだした。スマホを亮太に向ける。亮太はスマホの方を向いてボクブリになり、それを下ろす。亮太も勃起していた。
「亮太、大きい・・・先生みたい」
「俺、こんなに小さくなかっただろ」
確かに、あの時の先生のペニスと比べれば亮太のは小さい。でも、形がよく似ている。長さと太さのバランスが近いのかもしれない。僕は亮太の前にしゃがみ込もうとした。でも、亮太はそんな僕を制止する。
「まだだよ」
そして、ベッドに上がった。
「ほら、おいで」
僕を呼ぶ。僕もベッドに上がる。そして、二人全裸で抱きしめ合った。
亮太の身体が温かい。その体温、その鼓動を感じる。
「落ち着く」
すると、亮太が僕の頭を撫でる。僕が頭を撫でられるのが好きって知っている。僕は亮太に身体を押し付けて、目を閉じる。ちょっと前は小さかった身体が僕とそんなに変わらなくなっている。まあ、僕はチビだから、たぶん追い抜かれるのも時間の問題だろう。
「優斗、ずっと一緒だ」
亮太が囁いた。僕はこくっと頷く。まだ少し僕より小さい身体に抱かれて、その鼓動を聞いて、僕は幸せを感じる。
(死んじゃってるのに、幸せなんて・・・)
亮太の手が、僕の背中を撫で回す。その手が下りていく。と、急に亮太がもぞもぞと動いた。
「なに?」
「いや、届かないからさ」
僕は身体を少し上に移動させる。すると、亮太の手が僕のお尻に届く。お尻を撫で回される。割れ目の奥を撫でられる。
「ん・・・」
思わず息が漏れる。そんな僕を亮太と亮太のスマホが見つめている。顔を僕に向ける。僕はその口にキスをする。亮太の舌が入ってくる。その舌は僕の舌と絡まり、そして僕の頬へと動いていく。それに合わせて僕は身体を動かす。亮太がまぶたにキスをし、耳を舐める。
「ああ」
僕の身体が仰け反る。亮太が身体をずらせる。またお尻を撫でられる。今度は両手でお尻を拡げて、僕の穴を指先で突く。
「ああ・・・」
僕は亮太に跨がるように足を拡げる。亮太の頭を胸に抱く。亮太の指が僕の穴に触れ、離れ、そしてまた触れる。その微妙な感触。先生に教えられた気持ち良さの一つだ。
「ああ、先生・・・亮太・・・」
「感じるか?」
「はい、先生」
先生はつんつんと僕のアナルを突く。
「亮太って呼べよ」
「はい、亮太」
亮太と呼ぶことで、年下に責められてるって感じがする。亮太が僕の手を掴んで自分の股間に導く。そして、熱いペニスを握らされる。
「これが欲しいのか?」
「はい」
いよいよ先生とのアナルセックスだ。鼓動が高まる。
「ちゃんと言えよ」
先生が、いや、亮太が僕を見る。
「亮太の、ペニスが、欲しいです」
そして、先生ならもう一度僕に言わせるだろう。
「どこになにをどうして欲しいのか、ちゃんと言え」
(ああ、やっぱり先生だ)
改めてそこに先生がいるということを感じる。
「亮太の太いペニスを、僕のアナルに入れて欲しいです」
僕は小学生に懇願している。
「亮太に犯されたいです」
理性が吹っ飛びそうになっている。
「じゃ、まずなにを」
亮太が言い終わる前に、僕は亮太のペニスを口に含もうと身体を起こした。と、ベッドの上に亮太のスマホが転がっているのに気が付いた。
「だめじゃん」
僕はそれを拾い上げ、亮太に差し出した。
「撮らなきゃダメか?」
亮太が僕に尋ねる。僕は頷く。
「二人の大切な瞬間なんだから」
そして、スマホを亮太に押し付けた。
「撮りながらじゃやりにくいんだよなぁ」
亮太は文句を言いながら、それでも亮太のペニスに顔を近づけている僕の横にスマホをかざした。
勃起した状態でも亮太のペニスは皮を被っている。僕はそれを唇で剥き下ろす。もわっと匂いがする。思わず亮太の顔を見た。
「ずっと洗わなかったからな」
亮太がにやっと笑った。口を離してそこを見る。亀頭の下の所に白いものがこびりついていた。
「恥垢、見るの初めてか?」
僕は頷きながら、亮太のペニスに顔を近づけた。匂いが強くなる。
「これ、舐めるの?」
亮太に尋ねた。
「そのままでもいいし、手で取ってもいいし、舐めて取ってもいい。お前の好きなようにしろ」
そう言いながら、スマホをペニスの横にかざす。僕はそのペニスをもう一度口に含む。舌でそこを擦るようにする。口の中にあの匂いが広がる。
「ああ」
今度は亮太が声を上げた。時々口を離してそこを見ながら、僕はそれを口できれいにする。亮太のペニスから出ている先走りも舐め取った。
「どうされたい?」
「後ろからガンガン掘られたい」
そう言いながら、僕は亮太にお尻を向けて四つん這いになる。
「やっぱり優斗だな」
亮太がベッドから下りて、スマホを机の上の本に立てかけた。ベッドの上が写るように角度を調整する。そして、引き出しの奥から隠してあったローションを取り出して、飛び乗るようにしてベッドに戻る。ローションを僕のアナルと亮太のペニスに塗り付ける。
「久しぶりだから、ゆっくり」
そう言ってくれる。でも、僕はそれじゃ嫌だ。
「激しくされたい・・・久しぶりだから」
亮太が僕の背中を叩く。
「ったく、相変わらず淫乱だな」
そして、一気に僕のアナルに入ってきた。 |