その少年は、男の部屋のドアをノックした。
「来たか」
男の声がした。ドアを開く。男が全裸でベッドの上にいる。そして、少年に向かって手を広げた。
少年は笑顔になる。男に駆け寄り、ベッドに上がってその腕の中に飛び込んだ。
「Ho−Ho−Ho! 今日はお前が来ると思っていたよ」
男は片手で少年を抱き締め、もう一方の手で頭を撫でた。そのまま、少年の頭を押し下げる。男の股間では太いモノが勃起していた。
「ほら、お前の血が付いたままだ」
男はそれに少年の顔を押し付けた。
「もう、さっきは痛かったんだから」
「そうか、キュー。良かったじゃないか」
キューと呼ばれた少年がそれにしゃぶりつく。
「うう、血の味がする」
すぐに顔を上げ、またしゃぶる。
「当たり前だ、お前の血なんだからな。ケチャップの味でもすると思ったか?」
キューはそれを無視してしゃぶり続ける。男はその頭を撫でる。すると、キューは男のペニスから口を離し、生え茂っている陰毛に顔を埋めた。
「なんだか汗臭い」
埋めたままそう言う。そこを舌で舐める。
「さっき汗かいたからな。しっかりきれいにしろ」
「はい」
そこを舐め、男の足を持ち上げて陰嚢にも舌を這わせる。毛むくじゃらの男の肛門にも口を押し付け、舐め回す。
「おいしい」
つぶやくように言う。男は自ら足を抱える。キューは指で男の尻を開き、舌を差し入れる。
「んん」
舐めながら声を上げる。キューのペニスはずっと勃起している。
「さっきトイレ行ったけど、お前のためにちゃんと拭かないでおいたからな」
すると、キューはまるで男の肛門の皺一本一本に舌を這わせるように丹念に舌を使い始める。
「そうそう。ちゃんときれいにしろ」
長い時間を掛けて、キューは男の肛門を舐め回した。
「ああ、そろそろ限界」
少年は足の間から男の顔を見上げた。その目は少し焦点が合っていないように見える。
「入れて欲しいのか?」
「はい」
キューが舌を出して唇を舐める。そのまま男の腹に抱き付いた。
「淫乱だな」
男が笑った。
「Ho−Ho−Ho!」
キューが頭を上げて男を見た。少しの間見つめ合う。キューが男の顔に顔を寄せる。その唇にキスをする。
「んん」
舌を入れる。男はそれを受け入れる。
「ああ」
キスをし、舌を入れながら、勃起したペニスを男の腹に擦り付ける。男はそんなキューの背中を抱き締め、手を尻に下げる。尻を両手で揉みしだく。
「ああ」
キューが体を仰け反らせる。男は尻を揉みしだきながら双丘を広げ、キューのアナルに指を押し当てる。
「んんっ」
キューが呻く。指でそこをとんとんと刺激する。男の腹に押し付けられたキューのペニスがひくついているのを感じる。ゆっくりと指でアナルを撫で、その指をキューの口に押し当てる。
「んん」
キューがその指を咥え、舌を絡める。その指を再びキューのアナルに押し当て、今度はその中に押し込む。
「ああっ」
キューが顔を男の胸に押し当て、乳首を舐める。太ももを男の腰の両側を跨ぐように広げ、アナルに指を入れやすくする。男の指が入ってくる。
「気持ち・・・いい」
男がキューの中で指を動かす。
「んんっ」
キューのペニスから先走りが出ているのを感じる。
「指入れられて、嬉しいか?」
男が尋ねる。
「はい」
小さくキューが答える。
「じゃ、指だけで満足だな」
すると、キューが上半身を起こした。
「もう、意地悪」
そしてキスをする。そのまま乳首を舐める。体をずらして男のペニスを舐める。男はキューがしたいようにさせてやる。
その様子を他の少年達が見ていた。ドアの隙間からこっそりと、というわけでもなく、ドアを開き、そこから見ている。男とキューに見ていることを見せているかのようだ。男はもちろんそれに気付いている。キューもだ。キューはむしろ、積極的に見られたがった。わざわざドアの方から見やすいように体の位置を変え、彼等に見えるように男のペニスにしゃぶりつく。彼等に見えるように自分のペニスを扱きながら。
「入れて」
小さな声で、しかし、ドアから覗く少年達にも聞こえるように言う。
「まだだ」
男が言う。男はキューをベッドに仰向けにすると、その口にペニスを突っ込んだ。そのまま体重を掛け、キューの喉まで差し入れる。同時に下腹部でキューの顔を覆い、呼吸出来なくする。そのまま押し付ける。頭の中でカウントする。30まで数えて引く抜く。キューが咳き込む。また押し付ける。今度は40までカウントする。
(キューは最大どこまでいけたっけ?)
頭の中で考える。が、思い出せない。
(まあ、いいか)
次はカウントせずに押し付け続けた。そのまま動きを止める。やがて、キューの体に力が入る。
(苦しんでるか)
男はさらに体をキューに押し付ける。
「このまま死ね」
そう告げる、キューの喉が開くのを感じた。ペニスがさらに奧に入る。
「Ho−Ho−Ho!」
男は腰を使い始めた。太いペニスでキューの喉奧を犯す。キューは苦しみ、悶えている。そんなキューの頭を抱きかかえ、さらに押し付ける。
「Ho−Ho−Ho!」
そのまま押し付ける。いきそうになる。頭を離す。
「ぐほっ」
キューが苦しそうに咳き込む。すかさず再びキューの喉を犯す。押し付ける。しばらく押し付けると喉が開く。その奥に入れる。それを繰り返す。
キューの意識が朦朧としていた。それでも男は繰り返す。キューの喉が開きっぱなしになる。
「そうだ。お前の喉はオナホールだ」
腰を振り、喉奧に突き入れる。キューの体から力が抜ける。
「お前が逝く瞬間、俺もイってやるよ」
すると、急にキューが男の体を押し返した。体を起こしてそのペニスから逃れる。激しく咳き込みながら男に言った。
「イくなら僕のお尻でイってよ」
男の前で四つん這いになり、手で尻を開いた。
「また引き裂かれたいのか?」
男が指を入れながら言う。
「ちゃんと気持ち良くしてよ」
キューはドアから覗き込む少年達に向かって言った。
「誰か、ローション取ってきて」
「Ho−Ho−Ho!」
男が笑った。
四つん這いになったキューのアナルに男の太いモノが根元まで入っている。男は激しく腰を動かしていた。
「ああ・・・」
キューの口から喘ぎ声が漏れる。皆がドアから覗いている。キューは男に腰を打ち付けられる度に、体中に拡がる波を感じていた。気持ちのいい波。熱い波。
「気持ちいい・・・いいです」
頭はベッドに押し付けている。その口は半開きで涎が垂れている。そんな顔を、そんな顔で尻に入れられているのをみんなに見られている。体が熱い。気持ちいい。それが嬉しい。
男はキューの両手を握り、それを引く。股間をキューのアナルに打ち付ける。太いペニスが根元まで入る。いやらしい、気持ちのいい音がする。皆が見ている。皆、勃起させている。恐らく、皆、次は自分と考えていることだろう。彼等は全員その気持ち良さを体に叩き込まれている。その気持ち良さから逃げられない。その気持ち良さを渇望している。
「ああああ」
男が腰を打ち付けるたびにキューが喘ぐ。口の端から泡を吹いている。泡を吹きながら涎も垂らし、喘いでいる。
「そろそろいくぞっ」
キューは頭を上下に激しく振る。
「僕の中に出してください」
男はニヤリと笑う。そして、声を上げた。
「Ho−Ho・・・」
その時だった。
男の腰に電撃が走った。
「うぐっ」
男が急に動きを止めた。
しばらくは誰も動かなかった。最初に動こうとしたのはキューだった。
「どうしたの?」
男にアナルに入れられたまま、男の方を見ようとした。
「う、動くな」
男が言った。いや、呻いた。
「こ、腰が・・・」
「え?」
キューが振り向いた。
「動くなって・・・腰が・・・」
「あ〜あ」
ドアから覗いていた一人が入ってきた。そのままベッドに上がる。
「ゆ、揺らすな」
男が呻く。
「やっちゃったね、腰」
ゆっくりとキューの体を前に押しやり、そのアナルから男のペニスを引き抜く。男はキューを掘っていた姿勢のまま、動かない。いや、動けなかった。
「ちょっと待ってて」
部屋に入ってきた少年が別の少年に向かって言う。
「タオルかなにか、濡らして持って来て」
そして、キューに言う。
「ベッド揺らさないように、そっと降りて」
タオルを受け取り、男の勃起したままのペニスを拭う。亀頭をタオルが刺激する。
「うぐっ」
男が呻く。
「あ、ごめん。感じちゃった?」
「ブリッツ、お前、わざとだろ」
男が唸る。確かにブリッツと呼ばれた少年は少し楽しんでいる様子だ。
「どうなってるの?」
ドアのところで別の少年が尋ねる。
「まあ、いわゆるぎっくり腰って奴だよ」
ブリッツは答え、男に向かって言う。
「もう歳だからね、おっさん」
「俺達に歳は関係ないだろ」
男はその姿勢のまま反論した。
「動ける?」
少年達が男に群がり、手を貸し、男をベッドに横にする。
「こりゃあ、当面、動けなさそうだね」
すると、キューが不満そうな声を上げる。
「続き、どうなるのさ」
「無理、あきらめろ」
ブリッツが言った。
「ええ・・・・・せっかく気持ち良くなってきてたのに」
確かに、キューのペニスは勃起し、先走りがだらだらと垂れ続けている。
「お前・・・仕方ないな、後で掘ってやるから」
ブリッツが言うと、キューは首を横に振る。
「ブリッツ、大きくないもん」
「Ho−Ho・・・痛てっ」
男が笑いかけてまた固まる。
「じゃ、自分で野菜でも突っ込んどけ」
「じゃあ・・・プランサー、してくれない?」
キューは別の少年に声を掛けた。その少年は、男ほどではないが巨根だった。
「分かったよ」
プランサーはキューの腰に手を回し、部屋から出て行った。
「さて」
ブリッツが男の顔の近くにそっと座った。
「クリスマスまでもう日がないけど、どうするの?」
男に言った。
「無理」
男は短く答える。
「無理じゃないよ。どうするんだよ、世界中の子供達が待ってるでしょ、あんたのこと」
「この腰で、世界中回れっていうのかよ・・・お前は鬼か」
「じゃあ、どうするんだよ?」
男は目を瞑る。そして考える。
「緊急事態だ。代理を立てよう」
やがて、男はそう言った。 |