「うっ」
ディルドがゆっくりと入ってくる。お尻の中でそれを感じる。そして、ゆっくりと抜かれていき、また、入ってくる。体の中をびりびりと電気みたいなのが走る。勃起した。そして、僕は跳び箱みたいなのにしがみついた。
「いぃぃぃぃ・・・」
痛みをこらえる声がする。あの刑事の孫だ。太股くらいのディルドが同じように動いているはずだった。しかし、ジャニ系もどきの向こう側になっていて、その姿は見えなかった。ジャニ系もどきは細長いディルドで全然平気なのか、しきりと刑事の孫の方を気にしている。
イモ系の方に首をひねってみた。イモ系も僕を見ていた。目が合う。太いディルドでお尻を犯されているのを見られるのが少し恥ずかしかった。僕は顔を跳び箱みたいなのに押しつけて目を閉じた。
少しお尻の中のディルドの動きが早くなった。ゆっくりゆっくり動いていたのが、少し無理矢理っぽくなった感じだった。刑事の孫のうめき声が大きくなる。あれをこんな風に動かされたら・・・想像しただけでお尻が痛くなりそうだった。でも、僕のお尻でも太いディルドが動いている・・・無理矢理僕を犯している・・・
目を開けてイモ系の方を見た。イモ系が僕のおしりの方を見ていた。そして初めて気が付いた。跳び箱に縛り付けられてほとんど身動きができなかったけど、僕は自分でもお尻を動かしていた。ディルドが入ってくるのに合わせて、お尻を振っていた。ディルドに犯されながらお尻を振ってる姿を見られてたんだ・・・顔が真っ赤になる。
でも、イモ系のお尻も動いていた。僕ほどじゃないけど・・・それに気が付いているのかどうか、あるいは自分と同じようにお尻を振っている僕を見て安心したのかどうか・・・僕が見ているのに気がついているはずなのに、それでもずっと僕のお尻の方を見つめている。僕はジャニ系もどきの方に頭をひねった。
ジャニ系もどきはお尻を振ってはいなかった。こっちも見ていなかった。ジャニ系もどきはずっと向こうを、刑事の孫を見つめていた。あの太股みたいなディルドをこんな風につっこまれて動かされてる刑事の孫は・・・
そう思った瞬間、お尻のディルドがゆっくりと、ほとんど引き抜かれそうになって・・・そして、いきなり奥まで入ってきた。今までのようなゆっくりとしたスピードじゃなくて、一気に、ズンッって感じだった。
「んっ」
声が出ると同時にお尻の動きが止まったのを自分で感じた。
「痛っ」
ジャニ系もどきが声を上げた。ジャニ系もどきのお尻に、あの長いディルドが根本までつっこまれている。ゆっくりと引き抜かれ、また一気に根本まで。
そして、大きなうめき声。いや、悲鳴だった。
刑事の孫のあのディルドがこうやって根本までつっこまれてるとしたら・・・
(見てみたい)
正直、そう思った。あんなのでこんな風にされたら・・・怖い物見たさ・・・そう言い訳することも出来るけど、僕は純粋にそれを見てみたいと思った。
そう思っている最中も、僕のお尻からディルドがゆっくりと引き抜かれ、そして一気に奥まで、根本まで突き刺さる。軽い苦痛・・・若頭に犯されたときを思い出した。
「これからが勝負ってとこだな」
その若頭の声がした。
「ローション足してやれ」
僕等4人の機械のそばに立っていた男が、それぞれのディルドにローションを足していく。その間もディルドは動き続けている。
「ほら、もっと楽しめよ」
そして、それまでは引き抜かれるときはゆっくりだったのが、入れられるときと同じように一気に動くようになった。一気に、抜けそうになるくらいまで引き抜かれ、そして根本まで突き刺さる。4人とも、それなりに声を上げた。僕とイモ系はうめき声を、ジャニ系もどきは苦痛の声を、そして、刑事の孫は絶叫していた。
「やめて!!助けて!!」
そんな叫び声と、悲鳴と痛みを訴え続けている。
僕ももう、周りを見ている余裕はなかった。跳び箱に頭を押しつけて、お尻から力を抜いて、太いディルドを受け入れていた。若頭に犯されているところをずっと想像していた。あの太い物で、こうやって無理矢理に・・・
またディルドの動きが早まった。ローションが足される。お尻でぐちゃぐちゃと音がする。
「はああああ」
イモ系の声がした。いままでのうめき声じゃなかった。
(いったのかな・・・)
なぜか冷静にそう思った。
「いきました」
男の声がした。イモ系の機械のそばに立っていた男が、跳び箱の前にしゃがみ込んでいた。
「1着が決定したぞ」
若頭がそう言うと同時にまた早くなる。
「ううううううう」
ディルドの動きに合わせて声が出る。隣ではジャニ系のうめき声。そして、刑事の孫の悲鳴。イモ系の機械は止まっていた。イモ系は跳び箱に縛り付けられたまま、僕の方を見ていた。
僕のお尻が小刻みに動いていた。
「はっはっはっ」
見られていることは意識していた。でも、それを恥ずかしいと思う余裕はなかった。お尻の中でなにかが熱くなっている。体の中を何かが走り回る。
「あぁ」
声が出る。跳び箱にしがみつく。自分で激しくお尻を動かしていた。
「んぁ!」
そして、僕の下半身で何かが爆発した。縛り付けられたままの腰ががくがくと震えた。男が僕の腰のところにしゃがみ込んだ。
「いきました」
そして、僕のお尻のディルドの動きがゆっくりになり、やがて止まった。
「あぁ・・・」
ディルドが引き抜かれた。お尻に何か空洞が出来た気がした。
僕はその空洞を埋めてほしいと思った。
いつの間にか、刑事の孫の悲鳴が聞こえなくなっていた。
手足は固定されたままだったけど、ベルトは少しゆるめられた。腰のベルトをはずされると、僕はすぐに上半身を持ち上げて刑事の孫を見た。
刑事の孫の下半身は血だらけだった。そして、そのお尻で太股みたいなディルドが激しく動いていた。その動きに合わせて、刑事の孫の体が跳び箱の上で揺れていた。
まるで手品のようだった。太股くらいある、太くてでかいディルドが、刑事の孫の小さい体の中に消えていく。そして、それはまた出現する。
おそらくは、僕やイモ系よりもっと年下だと思われるあの小柄な奴が、あんなすごいもので犯され、そしてその体はそれを無理矢理にしても受け入れていた。すごい、と思った。いや、正直に言えば、うらやましいという気持ちがあった。
その黒い物は、ぐちゃぐちゃと音を立てながら、少年の体に出入りしている。時々、血が飛び散る。刑事の孫はぐったりとして動かなかった。むしろ、その黒い物体の方が生き物で、動かない刑事の孫の体を揺さぶっているようだった。
「いきました」
ジャニ系もどきのところで声がした。それで僕はようやく刑事の孫から視線をはがしてジャニ系もどきの方を見た。ジャニ系もどきもぐったりとしていた。あの細長いディルドが引き抜かれる。改めて長い、と思った。あんな長いのを奥までつっこまれていけるなんて・・・また少しうらやましく思った。
「3着・・・これで脱落者は決まったな」
若頭の顔を見た。笑っていた。
|