「久夫」
若頭が久夫さんを呼んだ。何かを話す。亮さんも呼んで、亮さんの鞄から何か取り出した。そして、それを持った久夫さんがぐったりと床に横たわっているイモ系の顔にしゃがみ込んだ。口を無理矢理こじ開けて、何かをかませる。口が閉じられなくなるような金属の口枷みたいな物だ。ねじのようなものを回すと、それが上下二つに分かれて、口を無理矢理開いていく。
「さ、始めるよ」
久夫さんがやさしく言った。亮さんがペンチを手渡す。久夫さんがそのペンチをイモ系の口の中に突っ込み、ぐりぐりとねじった。
「あがぁ!!」
驚くほどの大きな声があがった。
「まず1本」
口から出したペンチで摘んでいたものを床に落とす。それは白い小さな固まり・・・歯だった。
「2本目」
「んが、がぁぁ」
イモ系の顔がひきつっていた。今までにもさんざん痛い目にあわされてきた。竿と玉は引きちぎられた。それでも、こんな顔はしなかった。
「ほら、動くな」
後ろからイモ系の体を羽交い締めにしていた亮さんが言った。そして、開いたまま、閉じることができない口の中に、またペンチが入っていった。
白い固まりが、床に一列に並んでいた。さらに一つ、久夫さんはその列に追加する。イモ系は叫び、うめき、もがいていたが、亮さんと若頭に羽交い締めにされ、久夫さんから逃げることができなかった。そして、徐々に力を失っていく。
久夫さんがさらに床の列に追加する。
「こんなもんでしょう」
久夫さんが言った。イモ系の口は真っ赤になっている。前歯が全て無くなっていた。
若頭と亮さんがイモ系の体から手を離す。イモ系は床に転がり、両手で口を押さえた。でも、もう遅かった。
「お前、死なせてやれって言ったよな」
若頭がジャニ系もどきに言った。ジャニ系もどきは顔を背けて何も言わなかった。
「お前の希望通り死なせてやるさ」
そう言うと、若頭は服を脱いだ。あの太く、長い物が勃起しててらてらと光っていた。
「さあ、天国に連れていってやるよ」
イモ系は口にはめられていた器具をはずされて、今度は亮さんと久夫さんに押さえつけられている。その顔の前に若頭の物が近づけられる。若頭は、イモ系の口の中にその物をつっこんだ。
「げほっ」
イモ系がむせた。口から血が飛び散る。しかし、若頭はそのまま物をイモ系の口の中に押し込む。イモ系の後頭部に手をかけて、根本まで押し込んだ。
「ほら、俺に奉仕しながら死ね」
若頭が激しく腰を使い始めた。がぼがぼという音を立てながら、イモ系の顔を若頭の下腹部に当たるまで引き寄せる。若頭の太くて長い物がイモ系の喉をふさぐ。イモ系は体をよじろうとするが、亮さん、久夫さんに押さえつけられてそれもできない。イモ系が何かを吐いた。しかし、若頭はかまわずに続ける。
「ふごっふごぉ」
イモ系は口の端や鼻から白い泡のようなものを吹き出しながら叫んだ。若頭はそんなイモ系の喉の奥までつっこみ、そのまま股間を顔面に押しつける。
「ごぶぁ」
イモ系の口から薄い茶色の液体が飛び散り、イモ系自身の顔と、若頭の股間を汚した。それは一度だけじゃなかった。何度も何度もイモ系は何かを吐いた。口からも、鼻からもイモ系はそれを滴らせた。
「ごぼ・・・ごぼ・・・」
若頭の動きに合わせて、イモ系の喉が鳴る。その音に併せて、鼻から、口からイモ系の吐瀉物が飛び散る。イモ系は暴れていた。しばらく暴れていたが、やがて動きが止まり、その体から力が抜けていった。
若頭はその後もイモ系の口を、喉を使い続けた。
やがて、若頭がイモ系の後頭部から手を離した。同時に亮さん、久夫さんも手を離す。イモ系の体はそのまま床に崩れ落ちた。口からは真っ赤な血と、それに混ざってイモ系自身の吐瀉物が、そして若頭が喉の奥に流し込んだ精液が流れ出てきた。
「いったか?」
亮さんが確認する。
「そのようですね」
こうして、イモ系は若頭の物で窒息させられ、息絶えた。ジャニ系もどきは最後まで顔を背けてイモ系の方を見ようとしなかった。ちらりと見えたジャニ系もどきの横顔は、涙でぐちゃぐちゃに汚れていた。
「第2回戦、なかなか楽しかったな」
若頭は、血塗れの下半身をさらしたまま笑った。
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